Substance 3D Modeler V1.12 & V1.12.50 パブリック ベータがリリース!アセットパネルが追加!

CGソフト

2024年7月19日(現地時間)- Adobe は、デスクトップ&VRモデリングソフトウェアの最新アップデート Substance 3D Modeler V1.12 と V1.12.50 パブリック ベータをリリースしました。

V1.12 新機能ハイライト

この最新のアップデートにはアセットパネルが追加されました。また、パフォーマンスの改善も行われ、複雑なシーンに必要な VRAM の量が大幅に削減されました。

アセットパネル(Assets Panel)

アセット パネルを使用すると、Modeler 内から直接 Substance 3D アセット ライブラリにアクセスできます。アセット パネルでは、キーワードやカテゴリを使用してアセットを検索できるだけでなく、シーン内のオブジェクトの形状に基づいてアセットを検索することもできます。

アセットパネルからインポートされたアセットは、クレイレイヤーとしてシーンに取り込まれるため、Modelerのツールを使って直接修正したり、シーンに統合したりすることができます。

アセットの検索について

アセットパネルで検索するには、主に2つの方法があります:

  • キーワード検索では、単語やフレーズを使ってオブジェクトを検索できます。
  • シェイプマッチは、シーン内で選択されたオブジェクトと形状が似ているオブジェクトを検索します。

キーワード検索とシェイプマッチングを一緒に使うと、検索結果をさらに絞り込むことが可能です。

シェイプマッチングとキーワード検索のどちらを使用しても、アセットパネルは、検索結果をさらに絞り込むために使用できるカテゴリを自動的に提案します。カテゴリーを含めると、アセットパネルはそのカテゴリーに当てはまるオブジェクトを優先的に表示し、カテゴリを除外すると、アセットパネルはそのカテゴリに一致する結果を削除します。

シーンにアセットを追加

使いたいアセットが見つかったら、それを選択してシーンにインポートできます。

シェイプマッチングで検索すると、アセットは選択したオブジェクトのスケールに合わせて自動的にリサイズされます。インポートされたアセットも、選択したオブジェクトと同じ位置に表示されます。キーワードのみで検索した場合、インポートされたアセットはシーンを参照せず、アセットのスケールでインポートされます。

その他アセットパネルの詳細はこちらから

その他

  • エクスポート時に、選択したエクスポート設定と追加のエクスポート情報を含むログファイルもエクスポートするオプションが追加。
  • ツールチップの見た目が改善されました。
  • メッシュをインポートする際、インポートしたメッシュを細分化するオプションが追加され ました。これにより、メッシュを粘土に変換する際に面を減らすことができます。
  • 解像度を上げるアルゴリズムを選択するオプションが追加されました。アクション(Actions)メニューまたはボトムバーの解像度を上げる(Increase resolution)ボタンを右クリックして、スムース(Smooth)またはリニアアップ(Linear Up-res)を選択できます。
  • 特に負荷の高いシーンでは、GPU メモリ使用量が最大 50% 削減されました。これにより、安定性とパフォーマンスが全体的に向上しました。
  • 一部のコントローラーとヘッドセットのサポートが改善された新しい OpenXR バージョンにアップグレードされました。
注意:現在、保存ダイアログの文字列が不正確となっています。「unsaved work(未保存の作業)」のように適切なものではなく、「discard recovered work(回復した作業を破棄する)」と表示されます。このボタンは、保存せずに現在のシーンを閉じるだけで、最後の保存以降に行われた作業のみが破棄されます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

V1.12.50 パブリック ベータ

無料のパブリック ベータ プログラムでは、Substance 3D Modeler の実験的な機能とビルドを、完全リリース前に試用することができます。パブリック ベータ ビルドは、Modeler の現在の非ベータ ビルドよりも一般的に安定性が低いため、時間的に重要な作業にはパブリック ベータを使用しないようにしてください。無料のパブリック ベータ版への参加はCreative Cloud サブスクリプションが必要です。

V1.12.50 パブリック ベータ では、V1.11.50から引き続きベータ版となっている非破壊プリミティブとUIの改善に加えて、ホームページの「最近のプロジェクト(Recent projects)」タブ、対称軸と反復軸の変更機能、一連のビジュアルの改善など、クオリティオブライフの機能が追加されました。

新機能リスト

  • ウェルカムメニューに最近のシーンを見るためのタブが追加されました。ウェルカムメニューの一番上にある「最近のプロジェクト(Recent Projects)」のリストは、最初の起動時にはリストは空ですが、Modeler でシーンを保存すると、データが追加されます。
  • 対称性と繰り返しに使用する軸を変更できるようになりました。
  • 環境設定(Preferences)メニューに、クラッシュレポートを管理するためのトラブルシューティング(Troubleshooting)セクションが追加されました。
  • 次のビジュアルの改善が行われました。
    • 新しいライトテーマ追加。
    • 現在選択されているテーマに基づいたデフォルトの背景色を環境パネルに追加。
    • 多くの UI 要素の外観が更新され、読みやすく。
  • プリミティブ コンテナ内で解像度を変更したり、マテリアルを適用したりできるようになりました。
  • インポート後、インポートされたメッシュや クレイにフォーカスが当たるようになりました。
  • プリミティブの結合オプションの名前が、Union、Subtract、Intersect から、Add、Carve、Intersect に変更されました。
  • パススルーが改善され、対応するヘッドセットのエアリンクで動作するようになりました。

V1.12.50のその他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Substance 3D Modelerは、Windows 10 (64bit)以降で利用できます。

サポートされるヘッドセットのリストはこちら(Modeler を使用するためにVRデバイスは必須ではありません)

Adobe Substance 3D Modelerは、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

  • Adobe Substance 3Dテクスチャリングプランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、毎月30点の3Dアセット100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。 
  • Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stager、Modelerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。 
  • グループ版Adobe Substance 3D Collectionプランには、5つのアプリ、毎月ユーザー1人あたり100点の3Dアセット(グループ内プール可能)、1TBのストレージ、とライセンス管理や高度なサポートが含まれています。

価格は次のようになっています。
※2024年3月5日から価格が変更されました。Adobeアプリの変更の詳細はこちらから

Adobe Substance 3D
テクスチャリング
月々プラン月々払い2,680円
年間プラン月々払い29,980円
Adobe Substance 3D
Collection
月々プラン月々払い6,680円
年間プラン月々払い6,480円
年間プラン一括払い74,380円
グループ版
Adobe Substance 3D
Collection
年間プラン月々払い13,380円
年間プラン一括払い160,564円

価格ページへ学生・教員向けライセンス

Substance 3Dは、大学・高等教育機関向けCreative Cloudコンプリートプラン(小中高校は対象外)に含まれており、追加料金なしで利用できます。高等教育機関向けプランにアセットは含まれていません。

Substance 3D Collection アプリは、高等教育機関の学生と教師が無料で利用できます。(非営利、教育目的での使用のみ)

■Steam版ライセンス

Adobe Substance 3D ModelerはSteamでも購入可能です。価格は16500円。2023を購入していた方は、今年も無料のアップデートを受け取ることができます。

Adobe Substance 3D Modeler Steam ページへ


Substance 3D Modeler ウェブサイトへ

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