2022年4月14日 – Trimble は、3Dモデリングツール SketchUp の iPad版 SketchUp for iPad を正式リリースしました。
SketchUp for iPad が正式リリース
昨年9月にベータプログラムとしてリリースされた SketchUp の iPad版 が正式リリースとなりました。
SketchUp for iPadにより、現場でも、外出先でも、オフィスでも、3Dモデルを作成、編集、表示することができるようになります。Apple Pencil、マルチタッチ・ジェスチャー、マウスとキーボードをサポートし、素早く描き、スワイプ、クリックし、クリエイティブなビジョンを形にすることができます。
SketchUpのアクティブなサブスクライバーは、SketchUp for iPad をすぐに利用できます。また、そうでない方も無料で試すことができます。
主な機能
SketchUp for iPad では次のようなことが可能となります。
- 高速インターネットに接続していても、オフラインで作業していても、外出先で作業することができます。
- Apple Pencilを使用することで、精度を犠牲にすることなく、手描きのように簡単に3Dで作成することができます。
- iPad固有のモビリティを活かして、どこにいてもプロジェクトにアクセスできます。
- AirDrop、テキスト、Eメール、お気に入りのストレージアプリケーションへのファイルの同期を介して作業内容を共有することができます。
これらに加えて、エンティティ情報、シャドウ、スタイル、マテリアル、ロケーションの追加、タグ、シーン、イメージのエクスポート、アニメーションのエクスポート、3D Warehouseへのアクセスなど、SketchUpコアとなるモデリングの基礎はすべてカバーされています。
さらに、全く新しいインターフェースには、以下のようなiPadのために開発された堅牢で直感的なモデリング機能が搭載されています。
■オートシェイプ(Autoshape)
この機能は機械学習を利用しており、落書きを即座に3D形状に変換することができます。さらに、リアルタイムで再描画されるパラメトリックオブジェクトであるライブコンポーネントを取り込むことが可能です。
■マークアップモード
マークアップモードを使用すると、3Dモデル上に手書きの注釈を作成することができます。Apple Pencilを使用して、さまざまなスタイル、色、ストロークで3Dモデルの上にマークアップしたり、スケッチしたりすることができます。
■拡張現実(AR)表示機能
iPadのAR(拡張現実)表示機能を使えば、現実世界と同じような感覚でプロジェクトを体験できます。あらかじめ保存しておいたシーンを1/1のスケールで確認することが可能です。
■思いのままに描く
Apple Pencil、マウスとキーボード、マルチタッチジェスチャー、様々な方法を使用して3Dを作成することができます。
■写真のテクスチャを追加
iPadの内蔵カメラを使って、写真をプロジェクトに取り入れることができます。写真を撮ったら、それをテクスチャとしてモデルのあらゆる面に適用できます。
■Trimble Connect
Trimbleのクラウドベースのプロジェクト管理ソリューションであるTrimble Connectが利用できます。Trimble Connectを使用すると、無制限のクラウドストレージを使用することで、デバイス間でファイルをシームレスに同期することができ、SketchUp for iPad、SketchUp for Web、SketchUp Proデスクトップアプリを使用して作業することができます。
■他のアプリとの連携
SketchUp for iPadは、他のアプリケーションともうまく連動しています。USDzエクスポート機能により、SketchUp for iPadで3Dを作成した後、ProcreateやMorpholio Traceなど、他の様々なアプリケーションで絵を描いたり、ペイントしたりすることが可能です。
価格とシステム要件
SketchUp for iPadを使用するには、iOSが15以降である必要があり、RAMが1024MB以上である必要があります。(Retina iPad以降、iPhone 5以降)ARモデル表示機能ではARKitを使用しており、iPhone 6s以降、iPad Pro、2017 iPad以降と互換性があります。
SketchUp for iPadは、Go、Pro、Studio、高等教育、非営利団体のすべてのSketchUpライセンスに含まれており、有料のサブスクリプションをお持ちの方であれば、だれでも利用できます。
Goライセンスは、SketchUp for iPad とウェブ版の SketchUp が利用できる新しいライセンスです。価格は14,400円(119ドル)/年となっています。より詳しい情報は価格ページへ
また、サブスクリプションをお持ちでない方は、7日間の無料トライアルが利用できます。
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