Sapphire 2026.5 リリース!再設計されたGlare、リアルなDefocus、Builderツールの強化など

プラグイン

2026年5月21日(現地時間)- Boris FX は、映像制作や3DCGのコンポジットにおいて広く利用されているプラグイン集「Sapphire」のバージョン2026.5をリリースしました。

新機能ハイライト

今回のアップデートでは、カメラレンズのリアルな光学的振る舞いを精密に再現するツールや、プロシージャルなテクスチャ生成機能、定番エフェクトの刷新など、表現の幅を広げる実用的なツール群が追加されています。

Advanced Defocus
Advanced Defocus

実在するレンズ特有の収差や、光学ガラスならではの微細な特性をシミュレートし、説得力のあるボケ味を再現します。

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Texture Ridges
Texture Ridges

プロシージャルノイズを元に、流れるような起伏(尾根)や有機的なフラクタルテクスチャを生成します。

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Reimagined Glare
Reimagined Glare

光のブルームやストリークを生成する定番のエフェクトが再設計され、より美しく直感的な光の表現が可能になりました。

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Builderのアップデート
Builderのアップデート

エフェクトやトランジションを構築するツールが洗練され、新しいノードの追加によりワークフローが効率化されています。

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Pro Lens Flares
Pro Lens Flares

現代の映像プロダクションの要求に応えるため、プロのVFXアーティストによって設計された5種類のシネマティックレンズフレアが追加されました。

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新しいプリセット

迅速に洗練された結果を得るためのスタートポイントとして、100種類以上のエフェクトおよびトランジションのプリセットが新たに追加されています。

主な新機能

Sapphire Advanced Defocus

「Advanced Defocus」は、現実のレンズが持つ特性や歪み、そして映画のような深い被写界深度(デフォーカス)を再現するための新しいエフェクトです。既存のRack Defocusのシステムを基盤にしつつ、より強力で詳細なコントロール機能が実装されています。

コンポジターは、ボケの形状、キャッツアイ効果(画面周辺部でのボケの歪み)、レンズ表面のテクスチャ、色収差、さらにはマットボックスによる周辺への影響などを深く制御することができます。最新のクリアなレンズ表現から、汚れや収差の目立つヴィンテージレンズの表現まで、物理レンズ特有の質感を構築できます。

公開されているChristoph Zapletal氏による解説動画では、現実世界のボケやレンズカーネルの探求に加え、コンポジット、モーショングラフィックス、そしてエディトリアルなトランジションという3つの実践的な使用例が紹介されており、実際のワークフローにおける活用方法を確認できます。

Focus is Overrated

主な制御要素

Cat's Eye Bokeh

Cat’s Eye Bokeh

絞りを開放して撮影した際に見られる、画面周辺部におけるハイライトの伸びと光学的歪みを再現します。

Matte Box Artifacts

Matte Box Artifacts

実際の撮影現場で使用されるマットボックスが引き起こす、微妙なハイライトの欠けや周辺部の暗落ちをシミュレートします。

Custom Lens Kernels

Custom Lens Kernels

カスタムカーネルや絞りの形状コントロールを使用し、独自のボケ形状を詳細にデザインできます。

Organic Lens Texture

Organic Lens Texture

レンズ表面の汚れやノイズなど、有機的なテクスチャを要素として追加します。

Sapphire Texture Ridges

S_TextureRidges は、古典的なマルチフラクタルレンダリング手法に着想を得た機能で、鋭いノイズを、有機的な表面ディテールをまとった滑らかな起伏(リッジ)へと変換します。

プロシージャルノイズのパターンを反転・再構成することで、数学的でありながら自然界に存在するような流体的なうねり、アニメーションする地層、豊かな質感表現を生み出します。オクターブのスケールや速度、周波数、コントラストなどを細かく調整することで、微細な表面の質感から、大胆で抽象的なデザインまで幅広く活用できます。

Sapphire Texture Ridgesの生成例

Reimagined Sapphire Glare定番のグレアエフェクトを再設計

Sapphireを代表するエフェクトの一つである「S_Glare」が再設計され、シネマティックなライトブルーム、ストリーク(光の筋)、虹色のヘイロー(光輪)などをより高品質に作成できるようになりました。

新しいアルゴリズムにより、レンダリングがより滑らかになり、スペクトルカラーの表現力や操作性が向上しています。ハイライトの抽出精度が高まり、光線のノイズ低減、より自然な光の減衰(フォールオフ)を実現しました。これにより、柔らかな空気感のあるグローから、SF作品に見られるような鋭いグレアまで柔軟に対応します。

Ben Brownlee氏による解説動画では、この強化されたS_Glareを用いて美しく魅力的な輝き(Glints)を実現するためのシークレットや、プリセットのナビゲーション、そして重要なコントロール機能の使い方について詳しく解説されています。

Cinematic Sparkle with Sapphire S_Glare [Boris FX]

Effect and Transition Builderの強化

複数のエフェクトを組み合わせて独自の効果を作り出せる「Builder」ツールがアップデートされ、より直感的で整理されたインターフェースになりました。これにより、複雑な階層構造を持つエフェクトやトランジションも、これまでよりスムーズに構築できるようになっています。

John Dickinson氏による解説動画では、新たに追加された「Dots(ドット)」と「Noise(ノイズ)」ツールが、新機能の「S_TextureRidges」と組み合わさることで、アニメ調やSFスタイルを含む印象的なプリセットがどのように生み出されるかが紹介されています。

Make Magic in Sapphire Builder

Pro Lens Flares

Sapphire の強力なレンズフレア機能に、プロの VFX アーティストが設計した 5 つの新しいプリセットが追加され、さらにそれらを細かく調整できるコントロールも強化されました。

アップデートされたフレアコレクションは、映画のワンシーンのような空気の霞み(ヘイズ)から、強い光源に対して生まれる大胆なアナモルフィックストリークまで、現代のプロダクションですぐに活用できる光学効果となっています。

フレア機能に精通したBen Brownlee氏のチュートリアルでは、単なるプリセットの適用にとどまらず、「S_FlareDesigner」のコンポーネントを使用して独自のカスタムフレアやリファレンス要素を構築する手法が紹介されています。要素の配置やピボットポイントの制御、色収差のシミュレーションに加え、2026.5の新しい「Position Follow」モードを活用した、動きのある高速なアナモルフィックストリークの作成方法を学ぶことができます。

Realistic Lens Flares with Advanced S_LensFlare Tips [Boris FX]

価格とシステム要件

Sapphire 2026は、Adobe After Effects & Premiere Pro、Avid Media Composer、Autodesk Flame、Blackmagic Resolve、Foundry Nuke、VEGAS Proのプラグインとして利用可能です。

より詳しいシステム要件の確認はこちらから

Sapphire は、年間/月間サブスクリプション、アップグレードおよびサポート プラン、永久ライセンスを備えたプラグインのコレクションとして利用できます。

価格は以下の通りです。

サブスクリプション永久ライセンス
Adobe and OFX Hosts80ドル/月または545ドル/年1,865.00ドル
Avid Media Composer80ドル/月または545ドル/年1,865.00ドル
All Supported Hosts144ドル/月または958ドル/年3,075.00ドル

有効なサブスクリプション、またはアップグレード&サポートプランにご加入のユーザーは無料でアップデート可能です。Boris FX Suiteのサブスクリプションにも含まれており、Boris FX Hubから最新のインストーラーをダウンロードできます。

Sapphire 2025は、アクティブなサブスクリプションまたはアップグレードとサポートプランをご利用の場合、無料でアップデートすることができます。

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