2021年7月22日(現地時間)INSYDIUMは、同社のすべての製品が含まれたINSYDIUM Fused Collection を発表しました。また、INSYDIUM Fused Collectionの一部となったCinema4D用プラグインの最新アップデート X-Particlesビルド1030 もリリースされています。
INSYDIUM Fused Collection
INSYDIUM Fused Collectionは、INSYDIUMのすべてのプラグイン、3Dリソース、トレーニング含む新しい製品です。Fusedのメンテナンス契約とサブスクリプションの価格は変わらず、より多くのプラグイン、製品、特典を得ることができます。 INSYDIUM Fused に含まれる製品は以下の通りです。
- X-Particles
- TerraformFX
- MeshTools
- Cycles4D
- すべての3Dリソースパック
- プレミアム・トレーニング
- メンテナンス・トレーニング
- テクニカルサポート
- 専用コンテンツリポジトリファイル
- 過去のビルド
以前は、X-ParticlesやCycles 4Dは別々に販売されていましたが、INSYDIUM Fused Collectionの発表伴い、これらの製品は個別に販売されなくなりました。
INSYDIUM Fusedは、メンテナンス期間中またはアクティブなサブスクリプションを持っている方がアクセス可能です。メンテナンス期間外のINSYDIUMFused永久ライセンスを所有している場合は、Fusedの導入前に購入したX-Particlesとアイテムにのみアクセス可能です。
X-Particlesライセンスの変換方法
メンテナンスを所有しているユーザーが、Fused CollectionやX-Particles build 1030を入手するにはアカウントにログインし、X-Particlesのライセンスを変更する必要があります。手順は次のようになります
■ステップ1
カスタマーアカウントにアクセス:ライセンスが登録されているメールアドレスを使用してログインします。
■ステップ2
ログインした後、「Convert Now」ボタンをクリックして、新しいFusedライセンスをアクティベートしてください。
- X-Particlesライセンスが変換されると、カスタマーアカウント内に「IFL」で始まる新しいライセンスが表示されます。
- IFLで始まるこのライセンスは、以前のX-Particlesライセンスに代わるものです。
■ステップ3
- このライセンスを使用して、INSYDIUM FusedCollectionを1つのインストールパッケージでダウンロードできます。
- インストールすると、INSYDIUMドロップダウンメニューからTerraformFX、MeshTools、およびCycles4Dにアクセスできます。
- また、カスタマーアカウントから個別にダウンロードする3Dリソースを選択することもできます。
TerraformFXについて
以前の記事では、買収したTerraform4DがTerraformFXとしてX-Particlesの一部となると説明していましたが、少し違ったようです。正確には、X-ParticlesとともにINSYDIUM Fusedの一部となるでした。Terraform4Dについての詳細は下記の記事をご覧ください。
TerraformFXを使用すると、感的な非破壊的ワークフローにより、非常に詳細な山脈、峡谷、砂漠などの地形の作成とカスタマイズが簡単に行えます。
ノイズ、スプライン、グラデーション、シェーダーを使用して景観を形成することができ、X-Particlesによる3D Particle Hydraulic Erosionで、ディティールを追加し、より複雑な地形をリアルに表現することも可能です。
また、傾斜(Slope)、高度(altitude)、浸食( erosion)、堆積(deposit )の各マップは、Terrain Operator Shaderを介して選択したレンダラーで直接アクセスしたり、高品質のビットマップをエクスポートすることができます。
MeshToolsについて
MeshToolsは、あらゆるシーンオブジェクトから複雑なジオメトリやスプラインを作成し、アニメーションさせることができるツールです。
サブディビジョン、インセットポリゴン、オフセットなどを迅速かつ非破壊的に追加でき、シェーダ、マテリアル、選択範囲、頂点マップ、フィールド、キーフレームを使ってイメージをアニメーション化することができます。
また、アウトライン、交差、曲率などの複数のモードを使って、オブジェクトのエッジからスプラインを瞬時に作成しアニメーション化することや、アニメーション化されたオブジェクトマテリアルからスプラインを作成することもできます。
X-Particles Build 1030 新機能
この最新リリースでは、UIの多くが更新され、よりすっきりとしたワークフローを実現していいます。また、業界標準の物理エンジンであるBulletをX-Particlesに導入、xpOpenVDBとxpShatterの追加と改良にも力が入れられています。
xpBullet
xpBulletは、パーティクル、ジェネレーター、スプライン、シーンオブジェクトに使用できる新しいコリジョンシステムで、リアルでダイナミックなシミュレーションを簡単に作成できます。
X-Particlesシステムに完全に統合されており、クエスチョンやアクション、ジェネレーター、モディファイア、ダイナミックソルバーと組み合わせてコントロールすることができます。
xpOpenVDBMesher
メッシュが形状を変えたり、アニメーションしたりすると、テクスチャはその表面上を正確に移流します。メッシュにUVを正しくマッピングするためには、シーン・オブジェクトを使用するか、ユニークリファレンスを作成します。
■Transfer Foam
xpOpenVDBMesherの新機能であるTransfer Foamを使用すると、ダイナミックなフォームマップを作成することができます。
xpFoamモディファイアによって生成された物理的に正確なデータがxpOpenVDB-Mesherに転送され、アニメーション化された頂点マップを介して表示されます。
フェード、マルチプライ、マッピングなど、アーティストが使いやすいコントロールでフォームマップの特性を調整できます。
xpOpenVDBImporter
xpOpenVDBImporterを使用すると、Cinema 4DでOpenVDBファイルやファイルシーケンスを使用し、アニメーションを作成できます。
X-ParticleまたはMograph Matrixオブジェクトを使用してボリュームの複数のコピーを作成し、モディファイアとエフェクタを使用してアニメーションを実行したり、効率的なボリュームインスタンスを作成し、Cycles 4Dを使って直接レンダリングすることができます。
また、カスタマイズされた表示モードは、ビューポートのパフォーマンスを最適化します。
X-Particles Build 1030 のすべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
INSYDIUM Fusedは、Cinema 4D R20 +で動作するTerraformFXを除いて、Cinema 4DR19以降と互換性があります。
システムには、AVX(Advanced Vector Extensions)を備えたプロセッサが必要です。
X-ParticlesでのxpExplosiaFXOpenGLビューポート表示には、OpenGLと、最新のドライバーを備えたサポートされているGPUが必要であることに注意してください。MaxonがCinema4DからOpenGLを削除したため、この機能はS22以降ではサポートされていません。
価格は、メンテナンス1年間を含む永久ライセンスは992.8ドル(約11万円)メンテナンスの更新は262.8ドル(約29,000円)です。
サブスクリプション価格は、188.34ドル(約20,800円)/3か月、306.6ドル(約33,800円)/6か月、508.08ドル(約56,000円)/年です。
Insydium ウェブサイトへX-Particles Build 1030 is out now –and it’s part of our new INSYDIUM Fused Collection
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