Ubisoftは、3Dリアルタイムコラボレーション用のBlenderアドオン「Mixer」をオープンソース化しました。
3Dリアルタイムコラボレーション Mixer
Mixerは、Ubisoft Animation Studioで開発された3D版リアルタイムコラボレーション用のBlenderアドオンで、複数のBlenderユーザーが同じシーンで同時に作業することを可能にします。Blenderとは独立したブロードキャストサーバーなので、他の3D編集ソフトとの接続を実装することも可能です。
Ubisoft Animation Studio は、Ubisoft Film and Televisionの一部門であり、2019年7月22日にBlender Development Fundに参加することを発表しています。発表の中で Ubisoft Animation Studioは、Blender をサポートするだけでなく制作に使用し、資金を利用して開発者をBlenderのオープンソースプロジェクトへの貢献に割り当てるとしているので、今回の「Mixer」のオープンソース化もこのあたりの流れを汲んでいるものと思われます。
使用方法
- Gitlabのリリースページ(https://gitlab.com/ubisoft-animation-studio/mixer/-/releases)からアドオンをダウンロードし、Blenderにインストールすることができます。Assets/Other part of last release の下にあるアーカイブを選択してください。
- 3Dビューポートの Mixer パネルからは、IPアドレス、ポート、サーバーへの接続を入力することができます。localhostを入力して、コンピュータ上で既に Mixer サーバが起動していない場合は、Connect をクリックすると、アドオンがバックグラウンドで起動します。
- その後、2つのBlenderインスタンス間でローカルにテストすることもできますし、ルーターのポートを開いて外部IPアドレスを他の人に与えてセッションに参加できるようにすることもできます。
- 全ての参加者が同じネットワーク内にいれば、全てが直接動作するはずです。そうでない場合は、サーバをホストしているユーザがポート転送のためにルータを設定し、パブリックIPを共有する必要があります。
- Mixer サーバはユーザによって作成されたルームをホストします。デフォルトでは部屋はありませんので、サーバーに接続している人はパネルから部屋を作成する必要があります。ルームの作成者は現在のblenderデータをサーバーにアップロードし、このデータはルームに接続している人に転送されます。
- 全てのユーザーが退室すると、その内容は破棄されるので、誰かが退室する前にファイルを保存しておく必要があります。オプションで “keep open “チェックボックスにチェックを入れることで、ユーザーがいなくてもルームは開いたままになります。
ユーザーインターフェースについては、まだ進行中の作業であり、頻繁に変更される可能性があるため、大規模なドキュメントは作成されていないということです。Ubisoftは、UIが安定してきたら、スクリーンショットを含むチュートリアルを書いたり、動画を作ったりする予定であるとしています。
現在はまだアルファ版
このプロジェクトはアルファ版であり、バックアップなしでプロダクションアセットを編集しないように注意がされています。コードの中で、VRtistやShot Managerへの参照が見られるかもしれませんが、これはUbisoft のスタジオで開発されている他の技術/アドオンなので気にしないで良いということです。
リポジトリとバグ報告
将来的には公開リポジトリのいずれかに完全に移行する可能性がありますが、現在このアドオンは以下の、2つのリポジトリでオープンソース化されています。
バグはGithubやGitlabのissueを通して報告することができます。そのissueで使用しているバージョンとバグの再現方法を含めて報告することで開発に貢献することができます。
Mixerは、GPL v2ライセンスの下でBlenderの現在のリリースで利用できます。
Mixerのダウンロードはこちらから



























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