Redshift 2026.5 がリリース!新しい夜空シミュレーションシステム、ディスプレイスメントの強化など

プラグイン

2026年4月16日(現地時間)- Maxon は、同社の3Dグラフィックスと映像制作ソフトウェア製品群の最新アップデートを発表しました。

ここでは、3Dレンダリングエンジン Redshift 2026.5 の新機能を紹介したいと思います。

主な新機能

今回のアップデートでは、Cinema 4D との連携強化をはじめ、物理ベースマテリアルのデフォルト化や新しい夜空シミュレーションなど、表現力と制作効率の両面を底上げする改善が盛り込まれています。

What's New In Redshift | Spring Release 2026

Night Sky(夜空システム)

RedshiftのSun and Skyシステムに、正確な月や星を含む「夜空(Night Sky)」が追加されました。すべてのDCCアプリケーションで利用可能です。

夜のシーン背景を素早く設定したり、数日間にわたるタイムラプスアニメーションを作成したりするのに最適です。月明かりに照らされた都市や、天の川が広がる砂漠など、様々な条件の夜空を容易に再現できます。

テクスチャディスプレイスメントの強化

テクスチャディスプレイスメント(Texture Displacement )が、Cinema 4Dのテクスチャタグの投影タイプを直接サポートするようになりました。これにより、インタラクティブプレビュー(IPR)での確認がスムーズにできるようになります。

また、頂点密度ではなく テクセル密度 に基づいてサブディビジョンが最適化されるようになり、ポリゴン選択範囲(Per-Polygon)や UDIM/UVTile、さらに 0〜1 の範囲外にある UV にも対応しました。これまでより柔軟で一貫性のあるディスプレイスメント表現が可能になります。

OpenPBRがCinema 4Dのデフォルトに

Redshiftのモダナイズに向けた第一歩として、Cinema 4Dにおけるデフォルトマテリアルが「OpenPBR」に変更されました(環境設定で変更可能)。

OpenPBR as default in Cinema 4D

古いオプションを整理してマテリアルメニューがすっきりし、従来のRS StandardマテリアルからOpenPBRへの変換ツールも実装されています。

新しいリアルタイムレンダリングモード「Redshift Live」

従来の「Redshift RT」を廃止し、新しいリアルタイムレンダリングモードである「Redshift Live」が初期リリースとして実装されました。

Redshift RTの時と同様にまだ開発中のようです。今後実装予定の機能は以下の通りです。

  • Multiple GPU Support
  • AOVs
  • Single Scatter SSS
  • Multi-Scatter SSS
  • Volume Fog
  • Trace Sets
  • Motion Blur
  • AMD FSR
  • Displacement
  • ReSTIR DL
  • Bokeh
  • Depth of Field
  • Hair / Fur Strands
  • Light Spread Controls

Windows ARM デバイスサポート

Cinema 4D、ZBrush、およびコマンドラインレンダラーにおいて、Windows ARM64アーキテクチャでのRedshift CPUレンダリングがネイティブサポートされました。対応ハードウェアでのパフォーマンスが向上します。

AMD HIP RT サポート

AMD 9xxxシリーズ以降のGPU向けに、ハードウェアレイトレーシング(HIP RT)の実験的サポートが追加されました。対応するAMDグラフィックボードでのレンダリング速度の向上が期待できます。

Renderview モニタープロファイルのサポート

Renderviewウィンドウが現在配置されているモニターのディスプレイプロファイル(OCIOカラースペース)を自動的に検出して適用するようになりました。

これにより、複数のモニター環境でも正確な色確認が可能になります。

Renderview Monitor Profile

ドームライトのプロシージャルシェーディング

RS Dome Lightマテリアルにシェーダー入力が追加されました。テクスチャだけでなく、プロシージャルなシェーダーネットワークを用いてドームライトを制御できるようになり、より柔軟なライティング環境の構築が可能になりました。

Vectorworksプラグインの機能強化

Redshift for Vectorworksプラグインのアップデートが行われました。

アセットの配置、マテリアルの同期、サーフェススキャッターの挙動など、多数のバグ修正と機能改善が含まれており、建築・設計ビジュアライゼーションのワークフローが向上します。

今後の機能追加情報

Hex Tiling

次期リリースにて、テクスチャの新しいタイリング手法「Hex Tiling」の導入が予定されています。

この機能を使用すると、広くて平らなサーフェスにテクスチャを適用する際、不自然な繰り返しを素早く簡単に分散させることができます。マスキングは不要で、オーガニックなマテリアルの表現に最適です。

その他のアップデート

Version 2026.5.0
  • C4D UVコンテキストのトランスフォームが、マテリアルタグのタイリングトランスフォームを上書きできない不具合を修正。
  • C4D テクスチャサンプラーノードのプレビューが反転する不具合を修正。
  • C4D マテリアルタグのUVタイリングとUVコンテキストの非互換性の問題を修正するため、新しいデフォルトの「ネイティブ」投影モードを追加。
  • C4D RS Live Viewport IPRの接続の高速化と、よりスムーズなナビゲーションを実装(Cinema 4D 2026.2以降のみ対応)。
  • C4D 環境設定の「デフォルトマテリアル」リストを更新。
  • C4D TeamRender使用時にUDIMが正しくレンダリングされない不具合を修正。
  • C4D マテリアルスタックが各マテリアルのUVコンテキストを尊重しない不具合を修正。
  • C4D マテリアルプリセットリストの順序を整理し、標準ボリュームプリセットがPyroでそのまま機能するように変更。
  • C4D Redshift Sun & Skyライトを更新し、「Use Non-Physical Intensity(非物理的強度を使用)」パラメータを反映するように変更。
  • C4D 変形ブラーを有効にしてポリゴン数の多いメッシュをレンダリングする際、ランダムに黒い画像が出力される不具合を修正。
  • C4D 重要:2026プラグインの必須最低バージョンが Cinema 4D 2026.2 に引き上げられました。
  • Maya ProductionモードとLiveモードの切り替え時にデバイス選択UIが正しく動作しない不具合を修正。
  • Maya MacおよびLinux環境で、シェルフの「Display Log」ボタンが機能しない不具合を修正。
  • Max バージョン2026.0.0で発生していた、トレースセットやライト除外リスト内のRS ProxyおよびRS Volume Gridの参照が無視される不具合を修正。
  • Houdini Hydra LUTファイルが存在しない場合に表示される不要な警告メッセージを修正。
  • Hydra {AOV} を使用した場合に、メインのマルチレイヤーEXRファイル名に影響を与える不具合を修正。
  • Hydra Edit Material LOP内のStoreToAOVノードの入力接続に影響を与える可能性のある不具合を修正。
  • Vectorworks AECアセットをVectorworksから移動した際のAEC配置ツールのギズモ更新に関する問題を修正。
  • Vectorworks 複数のアセットトランスフォームの取り消し(Undo)時、および複数のスキャッターブラシストロークの取り消し時に発生するクラッシュを修正。
  • Vectorworks Vectorworks内でアセットを移動できなくなる問題、およびスキャッターオブジェクトが強制的に可視化される問題を修正。
  • Vectorworks エミッシブ(発光)マテリアルの明るさが不十分だった問題、および移動/追加ツール配置時のオブジェクトの向きが誤っていた問題を修正。
  • Vectorworks 計算に時間がかかるスキャッターオブジェクトに対するポップアップメッセージのブロックを追加。スキャッターツールのUIを簡素化し、「Coverage」と「Spacing」パラメータを削除。
  • Vectorworks スキャッターオブジェクトで行われたストロークの削除が「リセット」ボタンを押してもリセットされない不具合、およびRedshiftビューアー内に配置されたアセットとVectorworks側のプロキシ表現が一致しない不具合を修正。
  • Vectorworks サーフェススキャッターのターゲットが利用できない場合(Vectorworksで非表示になっている等)の情報を追加。一部のマテリアルで色補正ができない問題を修正。
  • Vectorworks オブジェクト選択時、マテリアルタブにそのオブジェクトのマテリアル割り当てリストを追加。
  • Vectorworks タスクマネージャーの自動開閉と自動高さ調整を追加。レンダリング設定とピクチャービューアーの間の区切り線が欠落していた問題を修正。
  • Vectorworks Vectorworksアセットが予期せず座標を表示する問題、および保存されたビュー(Stored Views)のUI要素がリサイズ時に遅れて反応する不具合を修正。
  • Vectorworks Stored Viewsのコンテキストメニューにビューのレンダリング項目を追加。ストーリーボードのスライドにコピー、ペースト、削除、レンダリングが可能なコンテキストメニューを追加。
  • Vectorworks 遠距離からギズモ軸をドラッグした際にアセットが移動しない不具合、およびマテリアルアセットがC4Dに正しくエクスポートされない不具合を修正。
  • Vectorworks Stored Viewsのマテリアルペーストが適用済みのすべてのマテリアルを尊重しない問題、ストーリーボードでの再生サイクルアイコンのオプションが反転している問題を修正。
  • Vectorworks サーフェススキャッター内のアセットのマテリアルを置き換えると、スキャッター外のアセットのマテリアルまで置き換えられてしまう問題、およびスキャッター内に配置されたアセットのマテリアルリストが空になる問題を修正。
  • HIP AMD 9xxxシリーズ以降向けに HIP ハードウェアレイトレーシング (HIP RT) の実験的サポートを追加。
  • All UV投影によって駆動されるディスプレイスメントの品質を向上。
  • All テクスチャベースのディスプレイスメントに対する、試験的なUDIM / UVTILEのサポートを追加。
  • All ディスプレイスメントノードと併用した場合のバンプマッピングの品質を向上させる、拡張オートバンプマッピングをサポート。
  • All Redshift Sun&Skyにおいて、正確な時間/場所の設定に基づく夜空(星、月、天の川)の表現をサポート。
  • All ハードウェアレイトレーシングを使用している際、ポリゴン数が多いシーンでのレンダリング起動パフォーマンスを向上。
  • All バケットモードのIPRにおいて、テクスチャディスプレイスメントが消えたりアーティファクトが表示されたりする複数の問題を修正。
  • All スマートベイクが有効な場合、テクスチャディスプレイスメントのミラーリピートモードをサポート。
  • All ファイルのオープンフラグに起因し、Linuxシステム上でファイル読み込みエラーが発生する不具合を修正。
  • All カスタムAOVをシーケンスでレンダリングする際の問題を修正。
  • All IPRレンダリング中にテクスチャディスプレイスメントを使用しているオブジェクトの名前を変更するとクラッシュする不具合を修正。
  • All Physical Sun&Skyライトで天の川が反転した座標でレンダリングされる不具合を修正。
  • All 2026.4で発生していた、3ds Maxにて雲が誤った向きでレンダリングされる不具合を修正。
  • All カメラの被写界深度(Depth of Field)が各DCCツールで異なる挙動を示す問題を修正。
  • All ポリゴン角度が極端に大きいオブジェクトにテクスチャディスプレイスメントを使用すると、セルフシャドウのアーティファクトが発生する問題を修正。
  • All Cinema 4D、ZBrush、コマンドラインレンダラーにおいて、Redshift CPUによるネイティブWindows Arm64環境をサポート。
  • All シーンにRS Sun&Skyが存在する場合、ドームライトの有効化/無効化を切り替えるとランダムにクラッシュする不具合を修正。
Version 2026.4.0
  • Vectorworks Vectorworks (2026 Update 4) のサポートを追加。
  • C4D Redshift Physical Skyで星、天の川、月のレンダリングが可能に。
  • C4D RS RenderView と C4D Picture Viewer を切り替えた後にディスプレイスメントが消える可能性がある不具合を修正。
  • C4D オブジェクトタグを持たないディスプレイスメント適用メッシュに対して、法線のスムージングが強制されてしまう長年の不具合を修正。
  • C4D RS StandardマテリアルからOpenPBRマテリアルへの変換機能を実装。
  • C4D RenderViewが、配置されているモニターのディスプレイプロファイル(OCIO)を自動的に検出する機能を実装。
  • C4D RS Object Tag でスナップショットを使用するとクラッシュする不具合、ライトシェーダーのプレビューをレンダリングする際のクラッシュを修正。
  • C4D RenderviewからPicture Viewerに画像を送信する際、誤って別のカラー変換が適用されてしまう不具合を修正。
  • C4D マテリアルを削除するために3回元に戻す(Undo)操作が必要だった修正を元の状態にロールバック。
  • C4D プリセットを持つマテリアルに対して「XPressoをノードに変換」が失敗する不具合を修正。
  • Maya RVでカラースペースを変更するとIPRの再起動がトリガーされる不具合を修正。RS Feedbackディスプレイがログファイル/フォルダを開けない不具合を修正。
  • Maya バッチレンダリングでフレーム2〜3をレンダリングする際に時折発生するクラッシュを修正。
  • Max バージョン2026.3.0で発生していた、シーケンスの最初のフレームをレンダリングした後、カメラがデフォルトの光学パラメーターを使用する不具合を修正。
  • Max バージョン2026.2.0で発生していた、プログレッシブモードにおいてOIDNまたはOptiXでデノイズすると出力が黒くなる不具合を修正。
  • Max ファイル出力が無効になっているシーンからプロキシを保存すると、出力ファイル名が存在しないためにRedshiftCmdLineがクラッシュする不具合を修正。
  • Max 3ds Maxのデフォルトのカラー管理が「Native Gamma」に設定されている場合、起動時にクラッシュする不具合を修正。
  • Max ディスプレイスメントが、シェルマテリアルやマテリアルスイッチャーなどの一部のマテリアルを通過しない不具合を修正。空のメッシュに遭遇した際にクラッシュする可能性がある不具合を修正。
  • Houdini Hydra Houdini 21.0.631 / Solaris 21.0.631 のサポートを追加し、21.0.512 のサポートを終了。
  • Houdini RS ROPに、ロックされたHDA内のプラグイン側GUIの更新を無効にする新しいオプションを追加。
  • Hydra Katana 9.0 のサポートを追加(実験的)。
  • Hydra 逆再生中にCOP2参照のライブ更新に影響を与える可能性のある不具合、および縦横比が垂直のクロップレンダリングのFOVに影響を与える不具合を修正。
  • Katana Katana 8.5v1 および 9.0v1 のサポートを追加し、Katana 5.0 のサポートを終了。
  • Metal MetalRTを使用してレンダリング開始前にIPRを再起動するとクラッシュする問題を修正。
  • All シェーダーノードでHSVベースのカラー変換を行うとバンディングのアーティファクトが発生する問題を修正。
  • All テクスチャディスプレイスメント使用時、ポリゴンごとのマテリアル適用(Per-polygon materials)をサポート。
  • All バケットモードでのマットシャドウキャッチャーの反射を使用する際にアーティファクトが発生する問題を修正。
  • All 低密度のメッシュに対する高解像度のテクスチャディスプレイスメントでアーティファクトが表示される問題を修正。
  • All 再レンダリング時にテクスチャディスプレイスメントが消えることがある不具合を修正。テクスチャディスプレイスメントにおける0-1範囲外のUVをサポート。
  • All バンプマッピングをサポートしていないノードとシェーダースイッチやレイスイッチノードを併用すると誤ったバンプマッピングが計算される不具合(2026.0.0で発生)を修正。
  • All Wrapが無効な場合にUDIM/UVTILEテクスチャが壊れる最近発生した不具合を修正。
  • All インスタンス化されたネストプロキシを使用する際のIPRのインタラクティブ性の問題を修正。
  • All CPUデバイスで空のボクセルグリッドをレンダリングするとクラッシュする不具合を修正。
  • All Cryptomatte AOVが存在する場合にボリュームのレンダリング中にレンダーバケットが停止する不具合を修正。
  • All 太陽/月のライティングとカメラの貢献度を正規化できるライト正規化モードをPhysical Sun&Skyライトに追加。
  • All Dome Light または Physical Sun&Sky のボリューム貢献が、非ボリューメトリックな雲に影響を与えない不具合を修正。
  • All シェーダーカーネルにOSLノードが見つからずマテリアルが無効になる問題を修正。
  • All ディスプレイスメントに使用した場合に、トリプラナー投影が不一致を起こす可能性がある不具合を修正。
  • All RS Dome Light マテリアルにシェーダー入力を追加。
  • All 新たな Redshift Live レンダーモードを追加(これに伴い従来の Redshift RT は終了)。
  • All ハードウェアレイトレーシング使用時にテクスチャディスプレイスメントを使用するとメッシュに穴が開く問題を修正。
  • All OptixRTにおける複数のメモリリークを修正。
  • All インスタンス化されたメッシュのテクスチャディスプレイスメントが消える可能性のある不具合を修正。
  • All UVコンテキストとDisplacement Blenderノードを使用した場合にアサートが発生する可能性のある不具合を修正。
  • All メッシュの可視性フラグによってテクスチャディスプレイスメントが影響を受ける不具合を修正。

価格とシステム要件

Redshift 2026は、次のシステムで利用できます。

オペレーティングシステム
  • Microsoft Windows: 64 ビット Windows 10 および Windows 11
  • Linux: glibc 2.28 以降を搭載した 64 ビット ディストリビューション
  • Apple macOS 13.3+ (Ventura) および 14.1+ (Sonoma)。
サポートされている3Dアプリケーション
  • Autodesk Maya (Windows、macOS): 64 ビット版。2018 以降
  • Autodesk Maya (Linux): 64 ビット版。2022 以降
  • Autodesk 3ds Max (Windows): 64 ビット版。2018 以降
  • Maxon Cinema 4D (Windows、macOS、Linux CommandLine): 64 ビット版。R25 以降
  • SideFX Houdini (Windows、macOS、Linux): 64 ビット版。18.5 以降
  • Foundry Katana (Windows、Linux): 64 ビット版。4.5v1 以降
  • Blender (Windows、Linux): 64 ビット版。3.1.0LTS 以降

より詳しいシステム要件はこちらから

価格はサブスクリプションで9680円(49ドル)/月または 56100円(289ドル)/年です。

また、Redshiftは、Cinema 4DのライセンスとCinema 4D 、Redshift 、RedGiant はMaxonの製品が全て利用できるサブスクリプション『MAXON ONE』の一部としても利用できます。

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