Cinema 4D 2026.2 がリリース!布シミュレーションブラシの追加、ベンドデフォーマの強化など

CGソフト

2026年4月16日(現地時間)- Maxon は、同社の3Dグラフィックスと映像制作ソフトウェア製品群の最新アップデートを発表しました。

ここでは、Cinema 4Dの最新アップデート「Cinema 4D 2026.2」を紹介したいと思います。

主な新機能

このアップデートでは、直感的な布シミュレーションを可能にする「ファブリックブラシ」の追加や、プラットフォームの拡大など、モデリングからレンダリングに至るまで様々な機能強化が行われています。

Cinema 4D 🔹 2026.2

ファブリックブラシ

ビューポート上で柔らかい素材を直接、直感的に成形できるアーティスト向けの新しいモデリングツールとして布ブラシ (Fabric Brush)が追加されました。

このブラシを使用すると、複雑なリグを組むことなく、カーテンの配置、衣服のシワの調整、パッケージの成形などを行うことができます。標準的なモデリングツールの応答性とシミュレーションが組み合わさっており、ブラシでジオメトリを配置するだけで、シミュレーションによるリアルなディテールを自然に補完してくれます。

ベンドデフォーマの改善

ユーザーコミュニティから要望の多かった、ベンドデフォーマにおける対称(シンメトリー)オプションが追加されました。

従来、オブジェクトの中心を基準に対称に曲げるためには、複数のデフォーマを用意して手動でパラメータを同期させるか、複雑なリギングが必要でした。このアップデートにより、単一のデフォーマでミラーリングされたベンドのセットアップが可能となりました。

アクティブオブジェクト マテリアルフィルター

数十個以上のマテリアルが含まれる複雑なシーンでの作業を効率化する機能です。マテリアルマネージャーにおいて、現在選択しているオブジェクトに適用されているマテリアルのみを抽出して表示できるようになりました。手動でのレイヤー設定や果てしないスクロール操作を省き、現在のタスクに関連するマテリアルへ素早くアクセスできます。

ターゲットエフェクターの新しいループオプション

ターゲットエフェクターに、新しく「ループオプション」が追加されました。これにより、放射状に並んだクローンや、閉じたスプライン上に配置されたクローン同士が、最初と最後で互いをターゲットとして向き合うように設定でき、円形やループ状のモーショングラフィックスを、よりシームレスに作りやすくなります。

このオプションは、ターゲットモード(Target Mode)が「次のノード(Next Node)」または「前のノード(Previous Node)」に設定されている場合に利用できます。最後のクローンが最初のクローン(Clone 0)を向くのか、あるいは最初のクローンが最後のクローンを向くのかを選択でき、ループ構造の制御がより柔軟になりました。

接線の整列コマンドの追加

アニメーション制作において、隣接する2つのアニメーションキーの接線を素早く整列(線形補間)させるための新しい接線の整列 (Align Tangents) コマンドが追加されました。

これにより、キーフレーム間のアニメーションカーブの調整がより直感的かつスムーズになり、意図した動きを正確に制御しやすくなります。

Redshift 関連のアップデート

このリリースのC4Dには「Redshift 2026.5.0」が含まれています。古いバージョンとも互換性はありますが、Redshiftの新機能やパフォーマンス向上を利用するには最新版の適用が必要です。

2026.5では、RedshiftのSun & Skyシステムに、新しい「Night Sky(夜空)」オプションが追加されました。世界中の任意の場所、任意の時間帯における夜空の背景システムを素早く生成できます。月明かりに照らされた都市から、天の川が広がる砂漠まで、シーンの条件に合わせたリアルな夜空のライティングと背景を構築可能です。

その他、以下のRedshift機能拡張が行われています。

  • Redshift Live: 従来のRedshift RTに代わり、新たに「Redshift Live」が導入されました。
  • テクスチャディスプレイスメントの拡張: Cinema 4Dのテクスチャタグの投影モードとポリゴン選択をサポートするようになりました。
  • マテリアル変換: Redshift標準マテリアルからOpenPBRマテリアルへの変換機能が実装されました。

より詳しい新機能は以下の記事をご覧ください。

Redshift 2026.5 がリリース!新しい夜空シミュレーションシステム、ディスプレイスメントの強化など
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プラットフォームの拡大:Windows on Arm (WoA) および iPad への対応

Cinema 4D 2026.2は、最新のmacOSに加え、Windows on Arm (WoA) デバイスに対応しました。

これにより、電力効率に優れたタブレットやノートパソコンでも本格的なプロフェッショナル向け3Dツールの利用が可能になります。

さらに、2026年後半にはタッチ操作に最適化されたインターフェースを持つ「Cinema 4D iPad版」のリリースも予定されています。

現在、ベータ版の早期アクセスを希望するユーザーに向けたサインアップが開始されています。専用ページのフォームから登録しておくことで、ベータ版に関する最新の通知を受け取ることができます。

その他の新機能・改善点

  • Xpresso コマンドライン引数ノード: コマンドラインレンダリングの実行時に、Xpressoセットアップに対して文字列の引数を渡すことが可能になりました。
  • シーンノードの強化 (Subdivideノード): サブディバイドノードに、スムーズ・サブディビジョン(Smooth subdivisions)の新しいオプションが追加されました。
  • HUD レンダリングの向上: ビューポート上のHUD(ヘッドアップディスプレイ)の描画品質が改善されました。
  • アイソライン編集のサポート強化: アイソライン編集時において、シンメトリー(対称)およびSDS(サブディビジョンサーフェス)がサポートされるようになりました。

システムに関する注意事項:

  • ARMデバイスでダウンロード・利用する場合、GPUドライバを最新バージョンに更新する必要があります(Qualcomm社の最新ドライバを推奨)。

価格とシステム要件

Cinema 4D は以下のシステムで利用できます。

  • Windows 10 バージョン 20H2 以上、Windows 11、
  • macOS 13.6+ (Ventura)、14.5+ (Sonoma)、または 15.0 (Sequoia) 、
  • glibc 2.28 以降を搭載した 64 ビット Linux ディストリビューション

より詳しいシステム要件はこちらから

価格は、サブスクリプションで148280円(839ドル)/年または21120円(109ドル)/月です。

また、Cinema 4D 、Redshift 、RedGiant はMaxonの製品が全て利用できるサブスクリプション『MAXON ONE』の一部としても利用できます。

最新の価格の確認はこちらから


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