2026年3月末ごろ、Adobeは、画像編集ソフトPhotoshopの2026年3月アップデート(バージョン27.5)を公開しました。
新機能ハイライト
2026年3月アップデートでは、生成AI機能を活用した新しいワークフローが各プラットフォーム(デスクトップ、ウェブ、モバイル)で導入されています。すでに紹介している新機能も多いのですが、改めてまとめています。
PhotoshopからFirefly Boardsのクラウドドキュメントを開く
Adobe Firefly の「Firefly Boards」で作成・整理した画像バリエーションを、そのまま Photoshop に引き継いで編集できるようになりました。
生成 AI による初期アイデアの展開から、Photoshop の高度な編集ツールを使った最終的な仕上げまで、一連の作業を途切れさせることなく進められるため、よりシームレスで効率的なワークフローが実現します。
PhotoshopからFirefly Boardsを利用する手順を見る
デスクトップ版Photoshopで画像を開き、Firefly Boardsでアイデアを探求してから、再びPhotoshopに戻って編集を続けるまでの流れです。
- デスクトップ版Photoshopのホーム画面から あなたのファイル(Your files) を選択します。
- 「あなたのファイル」パネルで、使用したいクラウドドキュメント(PSDC)の横にある3点ドットアイコンを選択します。
- Boardsで開く(Open in Boards) を選択します。
- ボードを作成(Create board) を選択するか、既存のボードを選択して、Boardsで開く を選択します。
- クラウドドキュメントをボード上に配置し、編集や調整を行って画像のバリエーションを作成・整理します。
- 仕上げを行いたいバリエーションの横にある3点ドットアイコンから、Photoshopで開く(Open in Photoshop) を選択して編集を続行します。
ChatGPT連携による画像の編集と変形
ウェブ版とモバイル版では、ChatGPTのインターフェース内でテキストプロンプト(指示)を入力するだけで、Photoshopの生成AI、エフェクト、および調整ツールを呼び出し、画像を編集・変形させることが可能になりました。対話型AIを活用することで、PCブラウザはもちろん、外出先のモバイル端末からでも直感的で柔軟な画像処理が行えます。

ChatGPT アカウントを持っていれば、無料ユーザーでも Photoshop for ChatGPT を使えます。毎日付与される無料の AI 編集枠で、さまざまな機能を気軽に試せます。なお、現時点では、Android版には対応していないようです。
ChatGPTでの使用手順を見る
- ChatGPTを開き、サイドバーから Apps(アプリ) を選択します。
- Adobe Photoshop を検索して選択し、Connect(接続) をクリックします。
ヒント:生成AI機能がChatGPTに表示されない場合は、ChatGPTディレクトリからAdobe Photoshopコネクタを一度切断し、再接続してから再度お試しください。
- 写真をアップロードし、テキストプロンプトを使用して変更したい内容を記述します。プロンプトに基づき、編集された画像が生成されます。一般的な使用例は以下の通りです:
- 画像内の要素の追加、削除、または置換
- 背景の置換と生成
- 写真内の特定のオブジェクトや人物の編集
- 照明やカラーの調整 など
- 追加の生成編集や調整を行う場合は、続けてプロンプトを入力します。
- 画像をダウンロードするか、ウェブ版またはiOS版のPhotoshopで開いてさらに編集を続行します。
AI Assistant(ベータ版)とAIマークアップ(ベータ版)
ウェブ版とモバイル版に「AI Assistant」(ベータ版)が追加され、さらにモバイル版には「AI マークアップ」(ベータ版)も新しく搭載されました。
AI Assistant では、仕上げたい内容をテキストで指示するだけで、エフェクトの追加やディテールの強調、写真補正などを AI が自動で行ってくれます。自動処理のあとに自分で微調整もできるため、シンプルなプロンプトで画像調整をスムーズに進められます。
AI マークアップ(ベータ版)は、画像の上に直接テキストを書き込んだり、図形を描いたりして、変更したい部分をそのまま AI に伝えられる機能です。直感的なマークアップ操作で、意図した通りの調整を効率よく行えます。
より詳しい情報は以下の記事をご覧ください。
テクノロジープレビュー
Photoshop デスクトップのベータ版には、注目の2D画像を3D空間で回転可能にする「オブジェクトの回転」する機能の他にも、反射の削除や不要なオブジェクトの削除、Firefly image 5 プレビューなど多数のテクノロジープレビュー機能が追加されています。
詳細は以下の記事をご覧ください
その他のアップデートとバグ修正(デスクトップ版)
LTS(長期サポート)アップデート
現在の Photoshop 2025 の LTS バージョンは 26.11.4 となります。
修正された問題(バグフィックス)
- 「従来の『書き出し形式』を使用」が有効な場合、「不明なエラーが発生しました」というメッセージが表示され、書き出しができない問題が修正されました。
- ガイドメニューから、組み込みの構図ガイドプリセット(「三分割法」や「黄金比」のオーバーレイなど)をワンクリックのオプションとして利用できない問題が修正されました。
- 「明瞭度」および「かすみの除去」の調整エフェクトに対する変更が、保存後にPhotoshopのカンバス上に反映されない問題が修正されました。
- Photoshopバージョン27.2および27.3において、「リニアライト」に設定されたパターンオーバーレイのレイヤースタイルが、以前のバージョンのPhotoshopや現在のベータ版アプリで開くと「通常」に戻ってしまう問題が修正されました。
- 「イメージ」>「変数」>「定義」または「データセット」内のテキスト入力フィールドで、アルファベットの「P」または「p」を入力すると、文字が入力されずに「プレビュー」のチェックボックスが意図せず切り替わってしまう問題が修正されました。
- 【Windows版】16ビット画像においてバンディング(トーンジャンプ・縞模様)が発生する問題が修正されました。
価格とシステム要件
さらに、「オブジェクトの回転」などの高度なAI機能を使用すると、上記の追加の生成クレジットが必要となります。
デスクトップ版Photoshopのシステム要件はこちらから確認できます。
Photoshop は、Creative Cloud Standard および Creative Cloud Proプランとフォトプランの一部として、または単体プランとして購入することができます。Photoshopユーザーはベータ版にアクセスすることができます。Creative Cloud ProプランとCreative Cloud Standard プランの詳細はこちらをご覧ください。
Photoshopを利用するための主なプランと価格は以下の通りです。(※記載の価格は税込です)
| プラン名 | 年間プラン(月々払い) | 年間プラン(一括払い) | 月々プラン |
|---|---|---|---|
| 単体プラン | 3,280 円/月 | 34,680 円/年 | 4,980 円/月 |
| フォトプラン 1TB | 2,380 円/月 | 28,480 円/年 | – |
| Creative Cloud Standard | 6,480 円/月 | 72,336 円/年 | 10,280 円/月 |
| Creative Cloud Pro | 9,080 円/月 | 102,960 円/年 | 14,480 円/月 |
デスクトップ版PhotoShopにはiPad版のライセンスも付属し、Photoshop web 版もすべての Photoshop プランに含まれています。また、単体プランではAdobeFrescoプレミアム版も利用できます。
\4/9まで初年度最大80%OFF新生活応援セールが開催中/



























コメント