2025年6月26日(現地時間)- Boris FX は、映像編集者向けの AIを活用した音声修復・補正ツール CrumplePop の新バージョン「CrumplePop 2025.5」を発表しました。
新機能ハイライト
今回のアップデートの最大の目玉は、専門知識がなくても誰でも簡単にプロ品質の音声を実現できるスタンドアロンアプリケーション「SoundApp」の全面リニューアルです。
新しい SoundApp
SoundApp は、オーディオをクリーンアップし、明瞭度を向上させ、レベルを修正し、ノイズとエコーを除去する、Mac および Windows 用の AI ベースのスタンドアロン アプリです。
このアプリがゼロから再構築され、最新のAIモデルを使用して、NLEやDAWの外で素早く簡単に音声を改善できるようになりました。
ユーザーが行う操作は、音声ファイル(クリップ)をアプリにドラッグ&ドロップし、「背景ノイズ除去」「エコー除去」といったシナリオを選んで、効果の強さを調整するだけ。これだけで、AIが自動的に不要なノイズを消し去り、聞き取りやすいクリアな音声へと変換してくれます。
従来のように、DAW(音楽制作用ソフト)やNLE(映像編集ソフト)上で複雑なプラグインをいくつも操作する必要はなく、処理はすべてユーザー自身のPC内で完結するため、機密性の高い音声データをクラウドにアップロードするセキュリティ上の心配も不要です。
新しいAIモデル
CrumplePop 2025.5では、特に屋外での収録時にクリエイターを悩ませる2つの大きな問題に対応する、強力なAIモデルが新たに追加されました。
屋外 – 風音除去モデル(Outdoor – Wind)
ロケ中に突然吹き付ける強い風の音(吹かれ)は、マイクが拾うと「ゴゴゴ」という不快なノイズとなり、せっかくの収録を台無しにします。この新モデルは、そんな風の音だけを的確に識別して除去し、埋もれてしまった人の声を復元します。
屋外 – 交通騒音除去モデル(Outdoor – Traffic)
街中での撮影では、車の走行音やクラクション、ブレーキ音などが音声に混入しがちです。このモデルを使えば、そうした都市特有の騒音を大幅に低減させ、騒がしい環境下でも話者の声がはっきりと聞き取れるようになります。
SoundApp モデルマネージャー
SoundApp内に「AI Model Manager」が新たに搭載されました。
この機能を使えば、最新のAIオーディオモデルを常に最新の状態に保つことができます。外部ウェブサイトにアクセスしたり、複雑なファイルシステムを操作したりする必要はありません。アプリ内で最新のモデルを閲覧、ダウンロードし、すぐに使い始めることができます。
新しいモデルマネージャーでは次のことが可能です。
- 新しいモデルをダウンロード
- 新しいバージョンが利用可能になったら、現在のモデルを更新します
- 以前のバージョンを削除するか保存するか
価格とシステム要件
CrumplePopは、Adobe Premiere ProとAudition、Avid Media ComposerとPro Tools、Final Cut Pro、DaVinci Resolve、GarageBand、Logicなど、業界標準のオーディオおよびビデオアプリケーションと互換性があります。
CrumplePopは月額18ドルからのサブスクリプションで利用可能で、SoundAppはそのプランに含まれています。すでに有効なプランに加入しているユーザーは、今回の「2025.5」へ無料でアップデートが可能です。
価格は以下の通りです。
- シングルホスト(Creator)
- マルチホスト(Pro)
| 月額サブスクリプション | 18ドル/月 |
| 年間サブスクリプション | 180ドル/年 |
| 月額サブスクリプション | 29ドル/月 |
| 年間サブスクリプション | 276ドル/年 |
| 永久ライセンス | 599ドル |
| アップグレード & サポート更新 | 195ドル |
CrumplePopは、Boris FX のすべてのツールが含まれているBoris FX Suiteの一部としても利用可能です。
無料版を含むすべての最新バージョンはBorisFX Hubからインストールすることができます。



























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