Fireflyの新モデルを搭載したデスクトップ版 Photoshop Beta が利用可能に!生成結果の改善、新しい背景を生成など

CGソフト

2024年4月23日(現地時間)- Adobe は、画像編集ソフトウェア Photoshop の2024年4月アップデートとFireflyの新モデルを搭載したデスクトップ版 Photoshop Beta 版をリリースしました。ここでは、デスクトップ版Photoshop Beta 版の新機能を紹介したいと思います。

Photoshop デスクトップ版(Beta)

2024年4月リリースの Photoshop(Beta)デスクトップ版 バージョン 25.9 にはFirefly の新しい生成AIモデルが搭載されており、多くの機能が強化されています。

一貫した安定性や機能改善を期待する場合、または商業目的のコンテンツを作成する必要がある場合はPhotoshop を使用し、いち早く最新機能にアクセスしたい場合はPhotoshop(Beta)を使用してください。生成 AI ベータ機能の出力はベータ版である間は補償の対象になりません。「Beta」ラベルのない生成 AI 機能からの出力のみ、商用目的で使用することができます。

拡張塗りつぶしと生成拡張による結果の改善

Adobe Firefly Image 3 モデルによって Photoshop の生成 AI 機能が強化されたため、よりリアルで高品質なコンテンツを作成できるようになりました。

生成塗りつぶしと生成拡張は、Adobe Firefly Image 3 モデルを利用するようになったことにより、コンテンツの品質の向上、人物生成や写真品質の向上、カラーおよびダイナミックレンジの改善が実現しました。さらに、プロンプトをより正確に理解して従い、ネガティブプロンプトをサポートして、結果をより詳細に制御できるようになりました。

画像全体の生成

新しい「画像を生成(Generate image)」機能を使用すると、説明テキストプロンプトと追加のクリエイティブコントロールを使用して、画像全体を白紙から生成できます。カスタムの画像や合成画像を作成するか、複数の生成を組み合わせて、コンセプトを素早くアイデア化して調整することができます。

Firefly を活用したユーザー作成コンテンツの厳選されたインスピレーションギャラリー、および対応するプロンプトも、画像を生成ウィンドウに表示されるようになりました。このギャラリーを使用して、新しいアイデアを生み出したり、例をリミックスしたり、自分のアートワークの出発点として使用したりすることができます。

参照画像を使用したバリエーションの生成

生成塗りつぶし、生成拡張、画像を生成の使用時に、参照画像をアップロードしてバリエーションのスタイルやコンテンツに影響を与えることで、生成される出力をさらに細かく制御できるようになります。この機能は、新たな美的感覚を見出したい場合や、特定のスタイルやディテールが表現しにくい場合に役に立ちます。

好みのバリエーションに類似したバリエーションを生成

新しい「類似を生成(Generate similar)」機能では、生成されたバリエーションを参照画像として使用して、類似したコンテンツやスタイルのバリエーションを作成できます。これにより、生成される出力の精度と関連性が向上し、好みの出力が見つかるまで、類似したバリエーションを生成することが可能となります。

新しい背景を生成

新しい「背景を生成」機能を使用し、背景をシームレスに削除し、被写体の照明、シャドウ、遠近感に合わせて生成されたコンテンツで画像の新しい背景を作成することができます。

さらに、デバイスから別の画像を読み込んで背景として挿入したり、カラー塗りつぶしを選択して背景を目的のカラーに変更したりすることも可能です。コンテキストタスクバーの合理化されたエクスペリエンスにより、ワークフローを簡素化して時間を短縮することができます。

ディテールの強化

新しい「ディテールを強調 」を使用すると、「生成塗りつぶし」で生成されるバリエーションをシャープにすることができます。この機能を使用すると、バリエーションのディテールがより明瞭になり、既存の画像とよりシームレスに調和させることができます。

ブラシツールパネルの補正ブラシ(非生成 AI 機能)

1 ステップで画像の特定部分に非破壊的な調整を適用できる補正ブラシツール(Adjustment Brush Tool)が利用可能になりました。補正ブラシツールは、ツールパネルのブラシツールの下にあり、画像に調整を簡単かつ直感的に直接ペイントできます。

補正ブラシツールを使用して行うすべての調整は、適用時にレイヤーマスク付きの新しい調整レイヤーが生成されるので、調整の選択、マスク、適用を行う従来のワークフローが 1 ステップにまとめられ、部分補正を行う方法が簡素化されます。被写体の顔を明るくしたり、空を暗くしたりというような特定の調整を効率的に行うのに役立ちます。

■使用方法

  1. 目的の調整タイプを選択し、コンテキストタスクバーまたはオプションバーのいずれかからブラシサイズと硬さを設定します。「被写体を選択」を使用し、調整を画像に適用することもできます。または、「オブジェクトに適用」ボタンを選択し、画像内の特定のオブジェクトに一度に調整を適用できます。
  2. コンテキストタスクバーでは、調整の加算か減算、オーバーレイ表示、選択範囲の反転、新しい調整の追加を行うことができます。
  3. 調整をデフォルト値で適用してから、プロパティパネルで値をさらに微調整できます。
  4. 「新しい調整を追加」ボタンを選択すると、レイヤーマスク付きの新しい調整レイヤーを作成して、画像に新しい調整タイプを追加できます。

価格とシステム要件

デスクトップ版Photoshopのシステム要件こちらから確認できます。

Photoshop は、Adobe Creative Cloud コンプリートプランとフォトプランの一部または単体プランとして購入することができます。価格は以下のようになっています。

単体プラン

  • 年間プラン(月々払い) —3,280 /月
  • 年間プラン(一括払い) — 34,680 円/年
  • 月々プラン — 4,980 円/月

creativecloudコンプリートプラン

  • 年間プラン(月々払い) — 7,780 /月
  • 年間プラン(一括払い) — 86,880 /年
  • 月々プラン — 12,380円/月

フォトプラン

フォトプラン 20GB

  • 年間プラン(月々払い) — 1,180 /月
  • 年間プラン(一括払い) — 14,080 /年

フォトプラン 1TB

  • 年間プラン(月々払い) — 2,380 /月
  • 年間プラン(一括払い) — 28,480 /年

デスクトップ版PhotoShopにはiPad版のライセンスも付属し、Photoshop web 版もすべての Photoshop プランに含まれています。さらに、単体プランにはAdobeFrescoプレミアム版も含まれています。

その他詳しい情報・価格の確認はこちらから


Photoshop ウェブサイトへ

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました