ベンチマークソフト Cinebench 2024 がリリース！GPUの性能評価が復活

2023年9月5日(現地時間) – Maxonは、ベンチマークソフト Cinebench 2024 のリリースを発表しました。

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20年にわたりコンピュータのパフォーマンス評価に広く利用されてきた業界標準ベンチマーク・ソフトウェアの最新版は、アーティスト、デザイナー、クリエイターのハードウェア能力をより正確かつ適切に表現するために最先端技術を採用し、パフォーマンス評価の新たな基準を打ち立てています。

過去10年間CPUの性能評価で利用されてきた Cinebench ですが、このリリースではRedshiftレンダリングエンジンの統合により、GPUの性能評価が復活しました。その他にも幅広いプラットフォームとの互換性、ユーザーインターフェイスの刷新も行われています。(ちなみにCinebench 2024のシーンはOly Stingel氏（おそらくこちらの方）によって作成されました)

Redshiftレンダリングエンジンの統合

Cinebench 2024は、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを取り入れています。Cinema 4Dの標準レンダラーを利用していた前作とは異なり、Cinebench 2024はCPUとGPUの両方の実装で同じレンダリングアルゴリズムを利用しています。このRedshiftエンジンへの飛躍は、パフォーマンステストが最新のクリエイティブワークフローの要求とシームレスに整合し、正確で一貫した結果を提供することを保証します。

デュアルパフォーマンス評価： CPU&GPU

Cinebench 2024は、過去10年間CinebenchになかったGPUベンチマーク機能を復活させました。最新バージョンはCPUパフォーマンスを評価するだけでなく、クリエイティブソフトウェアとワークフローの進化する技術的状況を反映し、GPUの能力に関するインサイトも提供します。

より広いプラットフォーム互換性

Cinebench 2024は、より幅広いハードウェア構成に対応するように設計されています。WindowsとmacOSのx86/64アーキテクチャ（Intel/AMD）だけでなく、Arm64アーキテクチャもシームレスにサポート、さらにmacOSのAppleシリコンとWindowsのSnapdragon® Computeシリコンにもその範囲を広げ、ハードウェア技術の最新の進歩との互換性を保証します。

Redshift GPUの性能は、互換性のあるNvidia、AMD、Appleのグラフィックスプロセッサを搭載したシステムで評価することができます。

統一されたベンチマークシーン

Cinebench 2024は、CPUとGPU両方のテストに一貫したシーンファイルを利用することにより、ベンチマークプロセスを合理化します。この革新的な技術により、ユーザーはRedshift GPUを活用する利点を見極めることができ、レンダリングタスクに最先端のグラフィックスハードウェアを活用する利点を実際に体験することができます。

刷新されたユーザインタフェース

Cinebench 2024は、ユーザ体験を向上させ、Cinema 4DのRedshiftレンダリングエンジンで達成された素晴らしいアーティスティックな作品を紹介する、刷新されたユーザインタフェースを導入しています。このダイナミックなインターフェイスは、Redshiftエンジンの可能性を示すと同時に、より直感的で視覚的に魅力的な体験をユーザーに提供します。

アンダーザフッド（見えない部分）の強化

Cinebench 2024は、表面的な機能だけでなく、パフォーマンスを向上させる多くの機能を備えています。Cinebench R23と比較してメモリフットプリントが3倍に増加したことで、このソフトウェアは最新のプロジェクトのメモリ集約的な要求に対応しています。さらに、計算量が6倍に増加し、より新しい命令セットを利用することで、現代のクリエイティブなプロジェクトの複雑さと高度さに対応するベンチマークを保証します。

優れた性能評価

なるレンダリングエンジンであるRedshift、より大きなメモリフットプリント、より複雑なシーンを組み込んだCinebench 2024は、最新のハードウェアの能力を明確に強化し、正確に評価することができます。Cinebench 2024のスコアは、その前身であるCinebench R23のスコアと直接比較できないことに注意してください。