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Chaos Phoenix 5, update 2 がリリース、コントロールやユーザーインターフェイスの強化、パフォーマンスの向上など

プラグイン

2023年7月11日(現地時間)- Chaosは、流体力学(fluid dynamics)ソフトウェアの最新アップデート Chaos Phoenix 5.2(update 2)をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、ユーザーインターフェイスの強化や大幅なスピードアップも行われ、より速く効率的に作業が行えるようになりました。また、Autodesk 3ds MaxとMaya 2024がサポートされています。

■強化されたパフォーマンス

このアップデートのパフォーマンス強化により、作業をより速く完了できるようになりました。液体、パーティクルのテクスチャとプレビュー、キャッシュ生成などが高速化され、PhoenixシミュレーションはPhoenix 5.10と比べて最大20%高速化しています。

■ユーザーインターフェイスの強化[3ds Max]

シミュレーション、レンダリング、プレビュー、シーン インタラクション、入力ロールアウトで、より迅速でカスタマイズ可能なフローティング ユーザー インターフェイスが追加されました。さらに、Phoenix Simulatorのロールアウトをドッキングして自由に配置できる新しいフローティングウィンドウも追加されました。

■ソース(Sources)

Phoenix Sourcesに新しく追加されたDirected Velocityオプションにより、希望する方向の速度を簡単に生成したり、テクスチャマップの力を利用して速度に影響を与えたりすることができます。

■強化された海

Adaptive Gridによる海のレンダリングがサポートされたため、セットアップ時間が短縮され、リアルな結果がより早く得られるようになりました。Adaptive Gridは、海洋シーンで垂直方向*に拡張できるようになり、手動で調整する必要がなくなります。

■アクティブボディの細かいコントロール

アクティブボディのクローンオブジェクトの回転を元のオブジェクトに固定できるようになったので、ボートが旋回しながら傾くといったよりリアルな水上バイクのアニメーションを作成できるようになりました。

■シミュレーション速度ロールアウト

新しいシミュレーション速度ロールアウトを使ってシミュレーションを最適化できます。シミュレーションの最も時間のかかる部分に関する情報を得ることができ、シミュレーションを高速化するためのヒントが得られます。

■V-Ray CPU IPR サポートの向上 [Maya]

V-Ray CPU のインタラクティブ プロダクション レンダリングのサポートが強化され、シミュレーションを微調整したり、さまざまなルックを探したりするためのフィードバックを即座に受け取ることができるようになりました。

■TexUVW Isosurfaceのサポート [Maya]

シミュレーション中に流体に沿ってテクスチャ座標を転送し、Isosurfaceレンダリングモードと組み合わせて使用することで、高度なレンダリングタイムエフェクトを作成できるようになりました。

■プリセット作成の効率化

オブジェクトが選択されていなくても、ツールバーのプリセットを作成できます。オブジェクトが選択されていない場合、球体が自動的に作成され、シミュレーションのエミッタとして使用されます。

■Deadlineシミュレーション送信

Phoenix Standalone Previewerにより、AWS Thinkbox Deadlineでシミュレーションを実行する際にシミュレーションをプレビューできるようになりました。さらに、.maxシーンを送信する際にシミュレーションの進行状況を確認できます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから( Phoenix for 3ds Max / Phoenix for Maya

価格とシステム要件

Phoenix for 3ds Maxは、Windows 7, 8.1,10 で動作する 3dsMax2018 以降で利用することができます。Phoenix for Mayaは、Windows 7, 8.1, 10、Linuxで動作するMaya 2018以降、MacOS 10.11.x – 12.x で動作するMaya 2019以降で利用することができます。

それぞれのより詳しいシステム要件はこちらから(Maya 3dsMax

昨年、Chaos Phoenix for 3ds MaxとChaos Phoenix for Mayaが1つの製品に統合されました。Chaos Phoenix のライセンス価格は、9,800円/月、54,600円/年または、140,400円/3年となります。

最新の価格の確認はこちらから

また、Chaosのすべての製品が含まれたV-Ray Collectionの一部としても利用できます。

最新アップデートのダウンロードはこちらから(Maya 3dsMax


Chaos Phoenix ウェブサイトへ

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