2023年4月13日 – Adobe は、動画編集ソフトウェアの最新アップデート Adobe Premiere Pro 23.3(2023年4月アップデート)をリリースしました。ちなみにAfterEffects 23.3 は3月にリリースされており、バグ修正のみのリリースとなっています。
新機能ハイライト
このリリースには、重要な修正、最適化およびバックグラウンドでの自動保存などのユーザーからのリクエストによる改善が含まれています。また、新しいベータ版には新しいテキストベース編集機能が追加されました。
Adobe Media Encoder への直接書き出し
新規メニューコマンド(ファイル/書き出し/Adobe Media Encoder に送信)またはキーボードショートカット(Opt+Shift+M(macOS)または Alt+Shift+M(Windows)を使用して、シーケンスを Adobe Media Encoder に直接書き出すことができるようになりました。
Media Encoder を使用して書き出した場合、書き出しがバックグラウンドで実行されるので、Premiere Pro での作業を続けることができます。

GPUアクセラレーションによる高速化
■センタースプリットトランジション(Center Split transition)

センタースプリットは、画像が4つに分割され、それらが画面の角に消える(または逆に現れる)スタイリッシュで古風なトランジションです。
GPUアクセラレーションを使用すると、このトランジションの再生が改善され、エクスポートが高速化されます。
■型抜きトランジション(Non-Additive Dissolve transition )

型抜きトランジションは、最初のクリップの輝度を2番目のクリップにマッピングすることでトランジションを作成します。標準的なクロスディゾルブとは異なり、トランジション中に両方のクリップがより明確に表示されますが、ディゾルブの場合のようにパッと明るくなることはありません。
GPUアクセラレーションにより型抜きトランジションの再生パフォーマンスが向上し、より高速なエクスポートが可能となりました。
■スプリットトランジション(Split transition)

スプリットトランジションは、前のクリップが分割され、2つの半分が画面外に移動して新しいクリップが現れるシーンのオープニングなどに適したスタイリッシュなエフェクトを提供します。
GPUアクセラレーションにより、このエフェクトのパフォーマンスが向上し、より高速なエクスポートやエフェクトスタックでのパフォーマンスが実現されています。
書き出しモードで最近使用したプリセットに簡単にアクセス
書き出しモードのプリセットメニューに、書き出しに最近使用した 3 つのプリセットが表示されるようになりました。
これにより、他のシーケンス、クリップ、プロジェクトで最近使用したプリセットをすばやく簡単に適用できます。

プロダクション内のプロジェクトアイテムのドラッグ&ドロップ
同じプロダクション内のプロジェクト間でのアセットの移動が容易になりました。ドラッグ&ドロップで任意のプロジェクトアイテムを別のプロジェクトに移動すると、アセットがルートフォルダーに保存されます。また、Cmd(macOS)キーまたは Ctrl(Windows)キーを押しながらドラッグ&ドロップするとコピーすることが可能です。

テキストベース編集(ベータ)
テキストベース編集は、テキストをコピー&ペーストするだけで簡単にラフカットが作れる、まったく新しい編集方法で、何時間もかけてソース映像を見直し、必要なサウンドバイトを探すことなく、簡単にビデオを編集することができます。
Premiere Proテキストベース編集ワークフローは、まずソース映像を書き起こすことから始まります。その後、トランスクリプト上でテキストを選択し、タイムラインにビデオクリップを追加し、シーケンスを構築します。次に、ラフカットを行うために、シーケンストランスクリプトに切り替えます。ここでは、テキストをコピーして貼り付けて、クリップを移動したり、一時停止を削除したり、反復を取り除いたりすることができます。
ラフカットが完成したら、ビデオ編集ツールに切り替えて、カットやテンポを調整したり、カラーグレーディング、オーディオの補正、タイトルやグラフィックの追加を行います。編集プロセス中に、シーケンストランスクリプトは便利なナビゲーションツールとして機能し、いつでもシーケンスに編集を加えることができます。
Premiere Proのテキストベース編集についてのFAQページへ
カラーマネージャー(ベータ)
Premiere Pro の新しいカラーマネージャーにより、Premiere Pro のすべてのカラー設定が Lumetri カラーパネルの新しいタブに統合されます。
入力カラースペース:カラーワークスペース設定で適切なカラースペースを持つログメディアを自動的に認識できるようになりました。以前は修正クリップ設定の下にのみ利用可能でした。Lumetri Color UIには、Premiere Pro全体で入力カラースペース、作業カラースペース、および表示カラースペースを統合する設定が表示されます。
作業カラースペース:ワークフローを簡素化するために、プロジェクト、シーケンス、およびクリップ設定を作業カラースペースの下に含まれるようになりました。
表示カラースペース:以前は一般設定の下にあった表示カラースペースは、カラーワークスペースまたはPreferences>Colorの新しいタブで簡単にアクセスできるようになりました。

リカバリモードでプロジェクトを復元(ベータ)
クラッシュしたPremiere Proのプロジェクトを簡単に復旧し、作業を継続することができるようになりました。
クラッシュ後にPremiere Proを開くと、”プロジェクトが開いている間にPremiere Proが予期せず終了しました。(Premiere Pro quit unexpectedly while a project was open.)”という内容の復元ポップアップが表示されます。再開を選択すると、Premiere Proはアプリケーションが予期せず終了する前に利用可能だった状態で、すべてのプロジェクトを開くことができます。
Premiere Proでプロジェクトを復元する方法について、詳しくはこちら
その他
- バックグラウンドでの自動保存:Premiere Pro の自動保存が改善されました。自動保存はバックグラウンドで実行され、1 分ごとに保存するように設定することが可能です。
- 新しい学習パネル:ウィンドウ/ワークスペース/学習から新しい学習パネルにアクセスすることで、カスタマイズされたチュートリアルに簡単に移動できるようになりました。コンテンツの高度なパーソナライゼーションにより、新しい再生リストをすばやく検索し、学習曲線に基づいておススメ( Recommendations )を取得できます。「マイラーニング」を選択すると、ウォッチリストを作成、ダウンロード、アクセスし、いつでもチュートリアルを確認できます。
- Mogrt の読み込みワークフローの改善:モーショングラフィックステンプレートを読み込む場合、テンプレートがエッセンシャルグラフィックスパネルの「参照」タブに保存されることを説明するダイアログが表示されます。
- RED R3D フッテージのパフォーマンスが向上:Apple M1 および M2 チップ搭載 Mac コンピューターでの RED R3D フッテージのパフォーマンスが大幅に向上しました。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Premiere Pro 23.3は、Windows 10(64 ビット)V20H2 以降、macOS 11.0(Big Sur)以降で利用できます。より詳しいシステム要件はこちらから
Premiere Proの単体プランは
- 年間プラン, (月々払い) — 2,728 円/月(税込)
- 年間プラン, (一括払い) — 28,776 円/年(税込)
- 月々プラン — 3,828 円/月(税込)
となります。
また、6,480 円/月 (税込)Creative Cloudコンプリートプランの一部としても利用できます。
詳しい価格はこちらから
























コメント