3DCoatの開発で知られる Pilgway は、ロシアの侵攻とウクライナ情勢に関する声明をユーザー向けに送信しました。またこの状況での業界でのいくつかの動向について紹介したいと思います。
ロシアの侵攻とウクライナ情勢に関するPilgwayの声明
以下、Pilgway の声明の日本語訳となります。
私たち Pilgway チームはウクライナにいますが、今、私たちの国と私たち全員が非常に困難な試練を迎えています。ロシアが我々に対して全面戦争を始めたのです。私たちのチームのほとんどは、戦争が始まる前にキエフにいました。今、キエフは夜間にロケット弾で爆撃され、人口のかなりの部分が街を離れています。現在、チームの一部はキエフを離れ、一部はかなり安全な場所に留まっています。私たちは3DCoatの開発を続けており、近々3DCoat 2022のリリースビデオを発表する予定です。
真理は私たちと共にあり、神は私たちと共におられるからです！私たちは勝利を確信しています。もし私たちの痛みを分かち合えるなら、ウクライナ軍を助けることができます。 – ウクライナ国立銀行が軍隊を支援するために開設した詳細情報は以下から
Glory to Ukraine !
Pilgway Team
とりあえず、キエフにいたPilgway開発チームは無事なようですね。状況は刻一刻と変化しているのでこのまま無事であることを願いたいと思います。
このような状況にも関わらず、近々3DCoat 2022のリリースビデオが発表されるようです。また発表されたら紹介したいと思います。
その他の関連する動き
ロシアの侵攻とウクライナ情勢に関していくつかの企業がアクションを起こしています。すべてを把握はしていませんが、目についたものを紹介したいと思います。
■SideFX
Houdiniを開発するSideFXは、ウクライナの人道的救済活動を支援するために寄付をしていることを発表しました。
We are devastated by the crisis in Ukraine. We are donating to @redcrosscanada in support of humanitarian relief efforts in Ukraine. Our thoughts are with all of those facing the unfathomable challenges today and ahead.
— SideFX (@sidefx) March 1, 2022
■3D Scanstore
3D Scanstoreでは、今後2週間、ストアの製品がすべて50％オフになるセールが開催されています。利益の100％は British Red Cross Ukraine Crisis Appealに寄付され、緊急に支援を必要としているウクライナの人々の支援および保護することに使用されます。
■Blender
個人的なものかと思いますが、Blender foundation のCEO Ton Roosendaal氏はウクライナについてのツイートをしています。
Kiev under attack. To everyone in #Ukraine, especially our Blender friends; I wish you all the luck in the world to end this madness. My heart is with you. 🇺🇦
— Ton Roosendaal (@tonroosendaal) March 1, 2022
BlenderのコミュニティウェブサイトのひとつBlenderArtistsでも支援の声明が投稿されています。
Blender Artists Supports our friends in Ukraine – https://t.co/AsVl3Js7CS pic.twitter.com/57IcusoKvK
— Blender Artists (@BlenderArtists) February 27, 2022
以上ですが、今後もこう言った動きがでてくるかもしれません。
また、国際的にはロシア人を排除するような動きもあります。ロシアを本拠地にし（ジョブ情報から）、ロシアの名を冠するRussian3DScanner のようなソフトウェアにも波及するのかは注視する必要があります。
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