3Dスカルプティングアプリ「Forger」の開発が終了へ!

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2025年7月4日(現地時間) – 3Dソフトウェア大手のMaxonは、iPad向け3Dスカルプティングアプリ「Forger」を「限定メンテナンスモード」に移行し、実質的な開発を終了することを発表しました。

Forgerとは

Forgerは、VFX業界のプロフェッショナルであった Javier Edo氏が「デスクトップクラスの機能をモバイルで」というビジョンを掲げ、2011年に個人開発アプリとしてリリースされた3Dスカルプティングアプリです。当時、プロのクリエイターを明確にターゲットにしたモバイルスカルプトアプリは珍しく、買い切り価格のForgerは、市場でも人気アプリのひとつとして評価されていました。

2021年3月、3Dソフトウェア企業であるMaxonが買収。ビジネスモデルは従来の買い切り制(9.99ドル)から、機能制限付きの無料版と、月額1.99ドルまたは年額14.99ドルのサブスクリプション制へと移行します。

その後、MaxonによってCinema 4Dのポリゴンモデリングエンジンや、ZBrushの強力なリメッシュ機能「ZRemesher」が統合されるなど、2023年7月のアップデートまで新機能が追加されていましたが、それ以来バグ修正のみの更新となっていました。

年月イベント詳細
2011年10月/11月初期リリースJavier Edo氏により、プロ向けiPadスカルプティングアプリとしてリリース 。
2021年3月Maxonによる買収MaxonがForgerを買収。開発者のJavier Edo氏もMaxonに入社 。
2021年10月/11月ビジネスモデル変更フリーミアムモデルへ移行。無料版と、機能制限を解除するサブスクリプション版を提供開始 。
2022年9月Forger 2023.0 リリースCinema 4Dベースのポリゴンモデリングツールセットを統合 。
2023年7月Forger 2023.4 リリーススイープ、旋盤などのモデリングツールを追加。これが最後のメジャー機能アップデートとなる 。
2024年9月ZBrush for iPad ローンチMaxonが新たな旗艦モバイルアプリとしてZBrush for iPadをリリース 。
2025年7月開発終了の発表MaxonがForgerの開発を終了し、「限定メンテナンスモード」に移行することを発表 。
2025年9月10日提供終了App Storeでのダウンロードおよびサブスクリプション更新が終了 。

Forgerの開発が終了へ

以上の背景の中、Maxonは、iPad向け3Dスカルプティングアプリ「Forger」を「限定メンテナンスモード」に移行し、実質的な開発を終了することを発表しました。

Maxonは今回の決定について、社内で慎重に検討を重ねた結果だと説明しています。目的は、開発チームとリソースを統合し、Forgerで培われた経験と、業界標準の3DスカルプティングソフトウェアであるZBrushの技術を融合させることにあります。これにより、Apple PencilとiPadの性能を最大限に活かした、より強力で革新的な新機能の開発を「ZBrush for iPad」で目指すとしています。

Forgerの代替アプリとしてMaxonは、後継として業界で高い評価を得ている「ZBrush for iPad」の利用を推奨しています。ZBrushは映画、ゲーム、プロダクトデザインなど、プロの現場で広く使われている高機能なソフトウェアです。iPad版には無料版とサブスクリプション版の2つのオプションが用意されています。

詳細は以下の記事をご覧ください。

メンテナンスモード移行に伴う変更点

2025年9月10日以降、Forgerには以下の変更が適用されます。

  • 新規提供の終了: App Storeでの新規購入およびダウンロードができなくなります。
  • アップデートの停止: 機能改善、バグ修正、その他の変更を含むアップデートは今後リリースされません。
  • 既存ユーザーの利用: 現在のサブスクリプション契約者は、契約期間が終了するまでアプリを引き続き利用し、再ダウンロードすることも可能です。
  • サブスクリプション更新: 月額サブスクリプションの更新は、2025年9月10日が最終期限となります。
  • テクニカルサポート: Forgerに関する一般的なテクニカルサポートも、同日をもって提供を終了します。

Forgerの限定メンテナンスモード開始の

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