2021年10月26日（現地時間）Chaosは、同社の 3ds Max用レンダリングソフトウェアの最新アップデート V-Ray 5 for 3ds Max update 2 をリリースしました。
V-Ray 5 for 3ds Max update 2
この最新リリースには、V-Ray Decalのサポート、Sharpen & Blur VFBレイヤー、バッチ画像処理、Chaos Cosmosマテリアル、ライティングコントロールなど、、レンダリング体験を向上させる新機能が導入されています。
新機能ハイライト
■V-Ray Decal
V-Ray Decalを任意の角度で表面に投影することで、余分なUVW作業や下地のマテリアルに手を加えることなく、インディカーやコンテナのラベルからクラック、シミ、スクラッチまで、あらゆるものをすばやく作成することができます。
■V-Rayフレームバッファ（VFB）にSharpen/Blurレイヤーが追加
V-Ray 5のポストプロセス機能に、バッチ画像処理と新しいSharpen/Blurレイヤによって強化されました。
■Chaos Cosmosマテリアル
Chaos Cosmosには、200種類以上の高品質なフリーマテリアルが追加されました。サーフェスにドラッグ＆ドロップするだけですぐに使用できます。
今回のアセットは、世界で最も信頼されているコンテンツクリエーターの一人である CGAxisが提供しています。今回の200種類のアセットは，より大きなコラボレーションの始まりに過ぎないと言われています。
更新されたCosmosライブラリは、まずV-Ray 5 for 3ds Max, update 2のユーザーに提供されます。V-Ray 5 for SketchUp、Rhino、Revit、Cinema 4Dのユーザーは、それぞれの製品のアップデート2がリリースされた時点で、新しいマテリアルを利用することができるようになる予定です。
■V-Ray Instancerによるライトの分配
シーン内でのライトの分散方法がより多彩になりました。あらゆる種類のパーティクルシステムに基づいてライトをインスタンス化します。
■大気光のコントリビューションコントロール
ライティングのセットアップをスピードアップするためのコントロールが強化されました。個々のライトが周囲の環境フォグをどれだけ照らすかを簡単に調整できます。
■拡張マテリアルオーバーライド
Update 1のグローバルオーバーライド機能に加えて、シーンのマテリアルのオリジナルの反射、コート、光沢、変位を保持できるようになりました。
■拡張されたV-Ray Dirt
VRayDirtの新しい高度なオプションにより、ウェザリング効果を正確かつすばやくコントロールできるようになりました。
■Chaos Cloud アップデート
クラウド・レンダリング・エクスペリエンスの改良により、プロジェクトの提供が迅速になりました。ディスプレイスメントは3ds MaxのV-Rayと統一され、SiNiスキャッターとAnima 4Dの初期サポートも追加されています。
■GPUアップデート
新しいV-Ray Material translucencyとNvidiaのNanoVDBライブラリを使用したSparse VolumesのサポートがV-Ray GPUで可能になりました。
■Pixar社のUSDフォーマット形式を初期サポート
USDを使用することで、DCCツール間で大量のデータをスムーズに交換することができます。また、V-Ray for 3ds MaxでUSDファイルを参照・レンダリングできます。
■UIの描画時間の短縮
一般的に使用されるマテリアルの UI 描画時間が短縮されました。
■Vantageでアニメーションをレンダリング
Chaos Vantageで3ds Maxのアニメーションをライブリンクでレンダリングできます。
この他、すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
V-Ray 5 for 3ds Max update 2は、Windows 8.1またはWindows 10で動作する、3ds Maxの® 2016、2017、2018、2019、2020、2021および2022（64ビット）で利用できます。詳しいシステム要件はこちらから
価格は、サブスクリプションライセンスが10340円/月、60940円/年または155630円/3年、永久ライセンスが153160円となります。
また、V-Ray 5 for 3ds Max update 2は、Chaosのすべての製品が含まれたV-Ray Collectionの一部としても利用できます。
価格の確認はこちらから
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