11月13日(現地時間)、Maxonは、GPUレンダラーの最新アップデートである Redshift v3.0.33 をリリースしました。
このリリースには、7月に紹介していたBlender版プラグインのパブリックベータが含まれており、あわせて Redshift for Metal の最初のオープンベータ版もリリースされています。
https://cginterest.com/2020/07/24/%e9%ab%98%e9%80%9fgpu%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%a9%e3%83%bc-redshift-3-0-%e3%81%a8%e4%bb%8a%e5%be%8c%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%81ble
Redshift for Metal
Redshift for Metal は開発中のプレリリースベータ版であり、安定性やパフォーマンスが期待通りにならない可能性があるため、本番環境での使用は推奨されていません。
以下のような注意事項があります。
- Redshift for MetalはmacOS Big Surが必要で、古いバージョンのmacOSでは動作しません。
- 現時点では、VegaとNavi GPUのみがサポートされています。将来的にPolarisベースのGPUがサポートされるかどうかについては、AppleとAMDと協力して検討しています。
- このリリースは、新しくリリースされたバージョン3.0.33に基づいています。
- すべてのバグは、新しいRedshift/Metal Betaフォーラムのセクションで報告してください。
Redshift/Metalインストーラのダウンロードはこちらから
Blenderプラグイン
Redshift 3.0.33ではBlender 2.90用の最初のベータ版プラグインが導入されました。この最初のベータ版はRedshiftの多くの機能をサポートしていますが、まだサポートされていない機能もあります。
【現在サポートされていない機能のリスト】
- Redshift RenderView (postFX、スナップショットなどはありません)
- RedshiftのFeedbackDisplay。エラーを見るためには、システムオプションでRedshiftのログファイルを有効にしてください。または、C:RedsshiftのhtmlログファイルをC:Redshift/log/log.latest.0 (Windows上) か ~/redshift/log/log.latest.0 (Linux上) から開いてください。
- プロキシサポート (インポートもエクスポートも不可)
- Point clouds
- Light-linking
- デノイザー(OptiX/Altusなし)
- モーションブラー
- Thick strands(Redshiftのネイティブヘア/ストランドプリミティブのみ使用)
- 遠近法と直交カメラのみ(他のRedshiftカメラの種類はまだありません)
- Baking
Redshift for Blender プラグインのインストールは、他のプラグインの同じです。インストール用のZipファイルは通常以下のディレクトリにあります。
C:\ProgramData\Redshift\Plugins\Blender\2.90.0\redshift4blender.zip (for Windows)
/usr/redshift/redshift4blender/2.90.0/redshift4blender.zip (for Linux)
その他の注意点としては、最新のNVidiaドライバがインストールされていることを確認してください。プラグインに問題が発生した場合は、こちらのバグフォーラムに投稿することができます。
Redshift for Blender を含むRedshift v3.0.33のダウンロードはこちらから
価格とシステム要件
Redshiftは現在、64ビットWindows 7以降、Linux: 64-bit distribution with glibc 2.12 or higher、MacOS: Sierra (10.12) と High Sierra (10.13)の Maya、3ds Max、Softimage、Cinema 4D、Houdini、Katanaのプラグインとして使用することができます。
すべての統合プラグインと1年間のメンテナンスを含む永久ライセンスの価格は、ノードロックライセンスが500ドル、フローディングライセンスが600ドルです。
メンテナンスには、テクニカルサポートとすべてのアップデートが含まれます。1年後、更新とサポートを受け続けるには、ノードロックの場合は250ドル、フローティングの場合は300ドルのメンテナンス契約をさらに1年延長する必要があります。
(注意:猶予期間を過ぎてメンテナンスが期限切れになる場合は、Redshiftの新しいライセンスを正規価格で購入する必要があります。既存のメンテナンスを更新するための猶予期間は1年です。)
コメント