2025年11月17日 – CLO Virtual Fashion は、3D衣装作成ソフトウェア Marvelous Designer 2025.2 をリリースしました。
新機能ハイライト
このアップデートでは、アセット制作の柔軟性向上、外部ツールとの連携強化、そしてアニメーションやリギング機能の拡張など、ユーザーの制作ワークフローをよりシームレスかつ直感的にするための多くの新機能と改善が含まれています。
キー設定可能なプロパティの拡張
キーフレームアニメーション機能が拡張され、パターン、副資材、タック(縫い目)のより多くのプロパティ(例:活性化/非活性化、物理プロパティなど)をアニメーション制御できるようになりました。
たとえば、以下のようなことが可能になりました。
- Shrinkage (伸縮): 生地の伸縮率をキーフレームで制御し、アニメーション中に生地を締め付けたり緩めたりできます。
- Pressure (圧力): 正圧・負圧のキーフレームを設定し、衣装を膨らませたり縮ませたりするアニメーションが可能です。
- Solidify (硬化): アニメーション中に生地の硬さ(柔軟性)を変更できます。
- Tack (タック): タックの強度をキーフレームで変更し、アニメーション中にオブジェクトを切り離すといった表現が可能です。
- Trim Weight (副資材の重さ): 副資材(Trim)として扱われるオブジェクトの重さをキーフレームで制御できます。
パターンを副資材・アクセサリーに変換
作成したパターンを、ボタンやバックルなどの「副資材」、または「アバターアクセサリー」として変換・登録できる機能が追加されました。
これにより、金属やプラスチックなどの硬質パーツの表現が可能になり、衣装制作の自由度が向上しました。また、布としての物理シミュレーションを省略することで処理負荷を軽減できます。
[EveryWear] FBXエクスポートの改善
FBX形式でのエクスポートが、Connect経由ではなくローカル環境で直接可能になりました。ガーメントの最適化、アバターのリギング、UVのパッキング、テクスチャのベイクを行った後、すぐにFBXファイルとして保存できます。

MetaHuman DNAインポートに対応
Unreal EngineのMetaHumanアセット(DNA形式)をMarvelous Designerに直接インポートし、アバターとして使用できるようになりました。これにより、高品質なキャラクターモデルへの衣装フィッティングがよりスムーズに行えるようになりました。
インポートには、MetaHuman EditorからエクスポートしたHeadファイルとBodyファイルを使用し、メインメニューの「ファイル → インポート/追加インポート → DNA」から読み込みます。インポート時には、スケール設定や軸変換、ヒューマノイドアバター向けの配置点やフィッティングスーツの自動生成など、細かなオプションも調整可能です。
インポート後は、アバターのジョイント表示を有効にしてポーズを調整したり、キーフレームを設定してアニメーションを作成することもできます。ただし、モーションファイル(*.mtn)の適用には対応していない点に注意が必要です。
プリーツ機能の改善
従来のプリーツ機能が改善され、専用のプリーツツールを使用して、パターン上に希望する形状のプリーツ(ボックスプリーツ、ナイフプリーツなど)をより簡単かつ直感的に作成できるようになりました。
その他の新機能
今回のアップデートには以下の機能改善も含まれています。
- UVエディターの機能向上:UVエディターにおいて、「同一プロパティを全選択」機能が追加されました。粒子間隔、レイヤー、ファブリックなど、同じプロパティを持つUVシェルを一度に選択でき、UV編集作業の効率が向上します。
- パターンドラフターにパンツ&スカート追加:(Beta機能であった)パターンドラフター機能が拡張され、トップスに加え、パンツやスカートの基本パターンも効率的に作成できるようになりました。
- アクセサリー登録に「帽子」タイプが追加:アバターのサイズ変更に自動的に適応するアクセサリータイプとして、「帽子」が新たに追加されました。
- [EveryWear] リギング機能の強化:衣装のリギング作業を効率化するため、以下の機能が追加・改善されました。
- ターゲットジョイント編集モード: リギング時に不要なジョイントを選択的に除外できます。
- 対称ウェイトのコピー: 対称パターンの片側に適用したリギングウェイトを、もう一方へ簡単にコピーできます。
- バインドポーズへの切り替え改善: より正確なウェイトペインティングのため、アバターのポーズをバインドポーズへ戻す機能が改善されました。
- GPUによるソフトボディシミュレーション:従来のCPU演算に加え、NVIDIA GPUを使用したソフトボディシミュレーションに対応しました。これにより、アバターの身体と衣装がよりリアルに相互作用するシミュレーションを高速に処理できる可能性があります。
- ファスナー機能の全体的な改善:ファスナーオブジェクトに関する複数の機能が改善されました。ファスナーの隙間調整、パターンのアクティブ化同期、対称パターンへの複製などがより扱いやすくなりました。また、ファスナーの長さを編集するための専用ツールも追加されています。
- シミュレーションの即時停止:シミュレーション中にパフォーマンスが過負荷になった場合でも、プロセスを即座に停止できるよう改善されました。
- UIのカラーカスタマイズ:オブジェクトの視覚化に使用されるUIカラー(例:選択色、ピンの色など)を、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズできるようになりました。
価格とシステム要件
Marvelous Designerは、Windows 10 64 ビット (1903 以降)以降、でMac OS Monterey 12以降で利用できます。
価格とプランは以下の通りです。
個人
年間プランで40%割引
企業
スタンドアローン
年間プランで20%割引
企業
ネットワーク オンライン
他にも学生教育機関向けのプランも用意されています。
より詳しい情報、最新の価格は価格ページをご覧ください。



























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