2025年8月15日 – Adobe は、、動画編集ソフトウェア Premiere Pro の最新アップデート(バージョン25.4)のリリースを発表しました。
このリリースには、マルチトランジションによる編集の高速化、グラフィックの新しい環境設定、ライブ波形編集などのワークフローを大幅に改善する機能が含まれています。
新機能ハイライト
ライブ波形編集
新しいライブ波形編集により、オーディオ波形を編集する際に、リアルタイムで視覚的なフィードバックが得られるようになりました。
クリップをドラッグしたり、リップル編集・ロール編集・レート伸縮などの一般的な編集操作を行うと、オーディオ波形が表示されるため、編集による音声への影響や、ビートに合わせたカットの可否を簡単に確認できます。
また、クリップをドラッグしている間は、キーフレームやマーカーが波形の横に表示されるので、位置の把握や調整がしやすくなります。

マルチトランジションによる編集の高速化
複数のオーディオやビデオクリップに対して、トランジションを同時に適用・編集・管理できるようになりました。
これにより、ワークフローが高速化され、一貫性を維持した編集を行えます。
- 複数のトランジションを一度に作成および編集:多多数のクリップにまとめてトランジションを適用・変更することで、作業時間を短縮し、全体で統一感のある仕上がりを実現できるようになりました。
- トリミングツールまたは複数のクリップ間のトランジションハンドルを使用して編集:複数のオーディオクリップまたはビデオトランジション間でフェードイン/フェードアウトハンドルを同時に調整できるようになったので、編集プロセスが効率化し、時間の節約につながります。
- 複数のトランジションを一度に削除:複数のクリップから不要なトランジションを 1 回の操作で削除することが可能になりました。
- タイムラインのカットにクロスフェードを適用:タイムライン上で完全に整列したクリップ間にスムーズなオーディオトランジションを作成できるようになりました。
- 柔軟なフェードイン/アウト適用を適用:タイムライン上の配置に関係なく、オーディオとビデオの両方にシームレスなトランジションを適用可能に。
- リンク/グループ化クリップへの一括適用:リンクまたはグループ化されたオーディオクリップとビデオクリップにトランジションを 1 回のアクションで適用。
- 個別トランジションの調整:OptionキーまたはAltキーを使うことで、クリップがリンクされている状態でも個別のトランジションを微調整し、より精密なコントロールが可能になりました。。
タイムラインのパフォーマンスが向上
タイムラインのパフォーマンスが向上し、サムネイル表示がより安定しました。これにより、カットの微調整や複雑なタイムライン操作がスムーズになります。ズームやサムネイルモードの切り替えなど、日常的な操作もこれまで以上に快適となっています。
また、サムネイルの表示モードは、ビデオの最初と最後のサムネイル、ビデオの最初のサムネイル、連続ビデオのサムネイルから選択でき、編集スタイルに応じて表示を細かく制御できるようになりました。

ハードウェアアクセラレーションとフォーマットサポートの強化
- NVIDIA Blackwell GPU の新しいハードウェアアクセラレーション:NVIDIAの最新GPUアーキテクチャ「Blackwell」に対応し、H.264およびHEVCコーデックにおける10bit 4:2:2メディアのハードウェアアクセラレーションが新たにサポートされました。これにより、ファイルサイズを抑えつつ高画質を実現するフォーマットで、優れたパフォーマンスを発揮します。
- ARRIRAW HDE デコードのサポート:たにARRIRAW HDE(High Density Encoding)がサポートされ、元のファイルサイズの約60%でありながら、ARRIRAW品質での再生が可能になりました。
グラフィックの新しい環境設定
「環境設定」の「グラフィック」パネルに新しい設定が追加され、テキスト、字幕、クローズドキャプションのデフォルトフォントをあらかじめ設定できるようになりました。また、ワイドアスペクト比のCEA-708キャプションを正しく読み込むためのオプションも追加されています。
- デフォルトのテキストと字幕のフォント:新しいテキストレイヤーや字幕トラックを作成する際に、選択したフォントが自動的に適用されます。
- デフォルトのクローズドキャプションフォント:クローズドキャプショントラック作成時に、指定したフォントが使用されるようになります。
- CEA-708 クローズドキャプションのワイド縦横比:この設定を有効にすると、形式が不適切なCEAキャプションがワイドアスペクト比で正しく表示されるように自動調整されます。

その他のアップデート
- エフェクトコントロールパネルの改善により、キーフレームの予見性が向上。
- フレームレートサポートの拡張を含む、生成延長モデルの機能強化。
- ファイルメニューから Adobe Stock メディアの検索のターゲティングに基づいてトラックのミュートとソロを切り替える新しいキーボードコマンド。
- 高ビット深度のメディアを必要とする新しい HDR 仕上げワークフローをサポートする 16 ビット PNG 画像の新しいサポート。 DNxHR、DNxHD、PNG のデータ範囲とカラーメタデータの処理が改善されました。
ベータ版の機能
新しいベータ版の機能は追加されていません。
引き続き、オーディオカテゴリのタグ付け機能のIntel NPU 対応がベータ機能となっています。
- Intel NPU 対応 Audio Category Tagger:Intel および Microsoft との共同作業により、Audio Category Tagger はオプションで DirectML を使用して Intel の NPU を利用できるようになりました。 これにより、コア編集タスク用に GPU が解放され、パフォーマンスが向上し、複雑な AI ワークフローのラグが軽減されます。 NPU-GPU 並列化により、オーディオカテゴリのタグ付けプロセスが高速化され、より速い結果が得られます。
価格とシステム要件
Premiere Pro は、Windows 10(64 ビット)V20H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降で利用できます。
より詳しいシステム要件はこちらから
単体プランの価格は以下の通りです。
- 年間プラン, (月々払い) — 3,280 円/月(税込)
- 年間プラン, (一括払い) — 34,680 円/年(税込)
- 月々プラン — 4,980円 /月(税込)

























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