2026年5月14日(現地時間)- – PlayCanvas CEO Will Eastcott氏は、3D Gaussian Splatting編集・共有プラットフォーム「SuperSplat.at」の最新アップデートを発表しました。
今回のアップデートでは、スプラットのタグ付けと発見、ウォークスルー可能な領域の設定、そして編集機能の3つの領域にわたる、SuperSplat全体の体験を向上させる新しいアップデートが発表されました。
使用ソフトウェアのタグ付け
3D ガウシアンスプラッティングの制作フローはクリエイターごとに大きく異なり、キャプチャ機材、再構築パイプライン、ポストプロセスツールなど、進化し続けるエコシステムの中で多様な組み合わせが生まれています。
今回追加された 「Software Attribution」 機能により、シーンの制作に使用したツールをスプラットにタグ付けできるようになりました。これにより、他のクリエイターのワークフローを参考にしたり、この分野で活用されているツールを発見したりすることができるようになります。
設定は簡単です。自分ののスプラットの「Manage」ページを開き、新しく追加された「Software Used」カードにアクセスします。カタログから主要なツールを検索し、最大6つまで登録・並べ替えをすることができます。使用しているツールが見つからない場合は、検索画面から直接リクエストを送るか、公式Discordで要望を伝えることができます。
カタログからは、以下のような主要ツールを検索して登録できます:
- Postshot
- COLMAP
- Nerfstudio
- Polycam
- Scaniverse
- Agisoft Metashape
- RealityScan
- KIRI Engine
- LichtFeld Studio
タグ付けされたソフトウェアは、シーンページにロゴチップとして表示されます。このチップをクリックすると、同じツールで作成された他のスプラットを閲覧することができ、新しいクリエイターの発見や、ツールごとの特性を学ぶのに役立ちます。
コリジョン(衝突判定)の自動生成
先月リリースされた Walk Mode は、SplatTransform 2.0 が生成するボクセルコリジョンデータを前提としていました。これまでは、このコリジョンデータを作るためにローカル環境で SplatTransform を実行する必要があり、やや手間のかかる工程でした。
今回、SplatTransform 2.0 のパイプラインが SuperSplat Studio のバックエンドに直接統合されたことで、コマンドライン操作なしに、ワンクリックでコリジョンを生成できるようになりました。
SuperSplat Studio でスプラットを開き、「Assets」パネル → 「Collision」セクション → 「Generate」 をクリックするだけで生成が始まります。
シーンの種類に応じて、以下の 3 種類のプリセットから選択できます:
- Indoor(屋内)
- Outdoor(屋外)
- Object(オブジェクト)
アルゴリズムが歩行可能な領域を判断するための起点(シードポジション)は、初期カメラ位置から自動取得されます。そのため、歩かせたいエリアにカメラを置いておくだけで設定が完了します。
コミュニティが作成した様々なウォークスルー可能なシーンは、Walkableギャラリーで見ることができます。
GPU駆動による高速なヒストグラム機能
SuperSplat EditorのDataパネルも大幅にアップグレードされました。ヒストグラムがGPU駆動となり、標準的なスペックのPC環境であっても、何百万ものガウシアンのプロパティごとの統計をミリ秒単位で計算できるようになりました。
さらに、ヒストグラム上で範囲を直接ドラッグしてスプラットを選択する機能も追加されました。Shiftキーを押しながらドラッグで選択範囲の追加、Ctrlキーで除外が可能です。ロックされたスプラットや削除されたスプラットは自動的に保護されます。
分析や選択に使用できるプロパティの項目も拡充されており、以下の要素でデータを細かく切り分けることができます。
- Position(位置):ワールド座標、原点からの距離
- Depth(深度):アクティブカメラからの距離
- Color(色):RGBおよびHSV(HDRシーンにおける値の範囲外エラーの修正を含む)
- Geometry(ジオメトリ):スケール、体積、表面積
- Orientation(向き):クォータニオン成分
- Raw values(生データ):f_dc および係数ごとの f_rest 球面調和関数
新しく追加された「Visible Splats Only(表示中のスプラットのみ)」、「Log Scale(対数スケール)」、「All Properties(全プロパティ)」の各トグルを使用することで、必要な情報のみをヒストグラムに表示させることができます。
このアップデートにより、大規模なシーンの編集速度が劇的に向上します。スライダーを細かく調整する代わりに、ドラッグ操作一つで目的のスプラットを直感的に分離することが可能になりました。
リソース
SuperSplat、SplatTransform、そして基盤となるPlayCanvas Engineはすべて、Web上の3Dツールは、誰にでも開かれたものであるべきだという理念に基づき、MITライセンスのもとで無料でオープンソース化されています。
GitHubのリポジトリは以下の通りです。
New in SuperSplat: Software Attribution, Collision Generation and GPU-Powered Histogram























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