PhotoshopとFireflyで最新モデル「Gemini 3 (Nano Banana Pro)」が利用可能に

CGソフト

2025年11月20日(現地時間)- Adobe は、同社のクリエイティブツールにおける生成AIモデルのラインナップ拡張を発表しました。

PhotoshopとFireflyにNano Banana Pro が統合

PhotoshopとFireflyにおけるGoogleの最新画像生成モデル「Gemini 3(コードネーム:Nano Banana Pro)」の統合を発表しました。

先月末に発表された自社最新モデル「Firefly Image Model 5」に続き、今回はGoogleの最新画像生成モデル「Gemini 3(コードネーム:Nano Banana Pro)」が統合されます。これにより、ユーザーはAdobeアプリ内で最適なモデルを自由に選択し、クリエイティブなビジョンを実現できるようになります。

Nano Banana Pro in Adobe Firefly | Adobe Firefly

Nano Banana Pro とは

今回統合された「Gemini 3 (Nano Banana Pro)」は、従来の「Gemini 2.5 Flash Image (Nano Banana)」がカジュアルな生成向けであったのに対し、プロフェッショナルなデザインワークに特化した上位モデルです。

具体的には、従来のモデル以上に編集品質が向上しており、インフォグラフィックやダイアグラムの作成、複数の参照画像を使用した被写体の一貫性の保持、アングルの異なるショットへの対応などが可能です。プロフェッショナルな現場で求められる高いコントロール性と、Google検索を活用した「事実に基づいた画像生成」能力を兼ね備えています。

自然なテキスト生成
画像内の看板やラベルなどの文字を、違和感なく生成・合成できます。翻訳されたテキストを使ってビジュアル全体をローカライズ(現地化)する際にも威力を発揮します。

正確なインフォグラフィック
Google検索のナレッジベースを活用し、事実に基づいた図、地図、ダイアグラムなどのインフォグラフィックを正確に生成できます。

精密なコントロール
アスペクト比、解像度、カメラアングル、照明調整など、プロが求める微細なパラメーター調整に対応します。

編集品質の向上
テキストプロンプトで画像の一部だけを修正する際の一貫性が大幅に向上しています。

詳細は以下の記事をご覧ください。

PhotoshopとFireflyでの活用シーン

Photoshopでの「生成塗りつぶし」

Photoshopユーザーにとって最大の恩恵は、「生成塗りつぶし」機能の強化です。コンテキストタスクバーからモデルを選択することで、例えば「昼の風景を夜に変える」といった照明の変更や、より高解像度でリアルなコンテンツの生成が、プロンプトだけで瞬時に行えるようになります。レイヤーやマスクといったPhotoshop本来の機能と組み合わせることで、生成から仕上げまでがシームレスに完結します。

Fireflyでのコンセプトワーク

Web版のAdobe Fireflyでは、最大6枚の参照画像をアップロードし、テキストプロンプトで指示することで、それらの要素を「一貫性のある一枚の画像」として統合・調整できます。 また、共有ムードボード作成ツール「Adobe Firefly ボード」でも利用可能になり、例えば「ニューヨークのビルボードにキャンペーン広告を出したイメージ」といった具体的なコンセプトを、チームでブレインストーミングしながら可視化するのに役立ちます。

利用方法:5つのステップ

Adobe Firefly上で実際に「Gemini 3 (Nano Banana Pro)」を使用する手順は非常にシンプルです。

  1. Adobe Fireflyを開く「画像生成」を選択して開始します。既存の画像を編集する場合は「生成塗りつぶし(編集)」からスタートします。
  2. モデルを選択モデルのドロップダウンメニューから「Gemini 3 (with Nano Banana Pro)」を選択します。
  3. 画像の準備手持ちの画像をアップロードするか、プロンプトを入力して新規に画像を生成します。
  4. プロンプトで編集・調整プロンプトバーに指示を入力します。画像に追加したい要素、削除したい部分、変更したい内容を具体的に記述します。
  5. バリエーションの確認とダウンロード生成されたバリエーションから最適なものを選び、ダウンロードします。

複数モデルの必要性について

AIモデルの世界は急速に拡大しており、それぞれが独自の強みと個性を持っています。アドビが実施した16,000人以上のクリエイターを対象としたグローバル調査によると、60%以上が「適切なタスクに適切なツールを合わせるため」に複数のAIモデルを使い分けていると回答しています。

しかし、その都度新しいモデルのリリースを追いかけたり、バラバラなツールを行き来したり、複数のサブスクリプション契約を管理するのは大きな負担でした。 今回のアドビの動きは、PhotoshopやFireflyを「AIモデルのハブ」にするという戦略です。ユーザーはAdobeアプリ内にいながら、その時々で最適な「脳」を選べるようになります。

今回の統合により、NanobananaProは、black Forest Labs、ElevenLabs、Google、Ideogram、Luma AI、Moonvalley、OpenAI、Pika、Runway、Topaz Labs のパートナー企業の成長するラインナップに加わることになります。画像だけでなく、動画・音声分野も含めた多種多様なモデルがAdobeアプリ内で選択可能です。

利用について

■ 利用可能なアプリと機能

この新機能は、Adobe Fireflyの「画像生成」および「Firefly ボード」、そしてAdobe Photoshopの「生成塗りつぶし」内で利用可能です。

■ アクセス方法

  • Firefly: 画像生成またはボードのモデルメニューから「Gemini 3 (with Nano Banana Pro)」を選択します。
  • Photoshop: 選択範囲を作成し、コンテキストタスクバーで「生成塗りつぶし」を開き、モデルピッカーボタンから選択します。

■ キャンペーン情報

現在、Creative Cloud ProおよびAdobe Fireflyプランを契約中のユーザーは、12月1日までこの新モデルを含むパートナーモデルを無制限で利用できるキャンペーンが実施されています。


Create with unlimited generations using Google Gemini 3 (Nano Banana Pro) in Adobe Firefly

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