2025年8月14日(現地時間)- Zibra AI は、同社が開発するリアルタイム・ボリュメトリックVFXツール「ZibraVDB」を、Unreal EngineまたはHoudiniを使用するすべてのインディー開発者およびVFX愛好家向けに無償で提供すると発表しました。
ZibraVDB について
これまで、ボリュメトリック(体積)を持つビジュアルエフェクトは、データサイズが非常に大きく、リアルタイムでのレンダリング性能が低いという課題がありました。
そのため、主にハイエンドなオフラインのVFXワークフローでのみ利用が現実的であり、多くの制作チームはボリュメトリックの採用自体を避けてきました。
ZibraVDBは、高度なデータ圧縮技術とGPUによるリアルタイム伸長技術(real-time, GPU-driven decompression)により、この問題を解決します。これにより、誰でもCGIクラスのビジュアルエフェクトをUnreal Engineに導入することが可能になります。
■ 制作者にもたらされるメリット
- ワークフローの簡略化:Houdiniで作成したVFXをUnreal Engineにドラッグ&ドロップするだけで簡単に統合でき、シーンの変更ごとにエフェクトを再作成したり、フリップブックに変換したりする時間のかかる作業が不要になります。
- アセットサイズの大幅な削減:例えば、2GBのOpenVDBファイルを50MBのZibraVDBファイルに圧縮できます。これは、コンテンツの配布やダウンロード速度の面で大きな利点となります。多くのケースで、圧縮フォーマットは品質を損なうことなく効率的なワークフローを実現します。
- ハードウェアに縛られない自由な制作: Windows、macOS、Linuxのほか、主要なGPUベンダーやCPUにも対応。特定のハードウェアに縛られることなく、自由に制作活動が行えます。
無償化の背景と今後の展望
ZibraVDBは、すでに大手VFXスタジオでその価値が証明されており、教育機関からの問い合わせも増加していました。こうした業界と教育分野の両方からの高い関心に応えるため、今回のインディー開発者向け無償化が決定されました。
これにより、個人プロジェクトでの利用、OpenVDBファイルの圧縮と配布、コミュニティとのコンテンツ共有が、制限なく自由に行えるようになります。
Zibra AIは、「ユーザーが何を作り出すのかを楽しみにしている。皆さんからのフィードバックやデモが、ZibraVDBの未来、ひいては現代のコンテンツパイプラインにおけるボリュメトリックの未来を形作る助けとなる」と述べています。
ライセンスと価格プラン
収益または資金が10万ドル未満であれば、Personalライセンスが利用可能です。
ライセンスの種類と統合は以下の通りです。
Personal
UE & Houdini用プラグイン
.zibravdbファイルのインポート
VDBシーケンスの.zibravdbへの圧縮
リアルタイム解凍
UEでのリアルタイムボリューメトリックレンダー
フローティングライセンス、2デバイス
Studio
UE & Houdini用プラグイン
.zibravdbファイルのインポート
VDBシーケンスの.zibravdbへの圧縮
リアルタイム解凍
UEでのリアルタイムボリューメトリックレンダー
フローティングライセンス
ローカルライセンスサーバー
SDKへのアクセス
カスタム機能開発
カスタム統合
オンセットサポート
ZibraVDB for UE
ゲームやバーチャルプロダクションにVDBをリアルタイムで導入
VDBシーケンスを圧縮し、サイズを最大100倍節約
GPUによる圧縮と解凍
カスタムボリューメトリックリアルタイムレンダラー
Heterogeneous Volumeレンダラーとパストレーサーをサポート
簡単なドラッグ&ドロップ設定
ZibraVDB for Houdini
ストレージとネットワーク帯域幅を節約し、インフラを最適化
VDBシーケンスを圧縮し、サイズを最大100倍節約
GPU/CPUによる圧縮と解凍
ディスクからの高速読み込みとネットワーク転送
レンダーファームのサポート
ZibraVDB SDK
ZibraVDBをサードパーティのエンジンやソフトウェアに統合
VDBシーケンスを圧縮し、サイズを最大99%節約
CPU/GPUによる圧縮と解凍
カスタム機能開発
ディスクからの高速読み込みとネットワーク転送
柔軟なライセンスオプション
A New Standard for Volumetric Data: ZibraVDB Is Now Free for Indies




























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