RBDLab、VDBLab、FluidLabなどのBlender用シミュレーションアドオンを開発するB3FX Studiosによる新ツール「MatPLUS」の紹介です。
MatPlus とは
MatPlusは、Blenderのマテリアルエディターを、強力なレイヤーベースのペイントツールへと進化させるアドオンです。
Substance PainterやArmorPaint、Mariといったプロフェッショナルツールのワークフローから着想を得ており、外部ソフトウェアを介さずにBlenderシーン内で全ての作業を完結させることができます。
コントロール、柔軟性、そして精度を求めるアーティストのために設計されたMatPlusは、マスク、リアルタイムエフェクト(ブラー、レベル補正、ハイパスなど)、ブレンディングモード、2D対称ペイントに対応した、完全な非破壊ペイントレイヤーシステムが特徴です。また、アダプティブケージを備えた高度なベイクシステムも搭載。
これらの機能により、3Dモデルへの直接ペイント、複数UDIMにまたがる作業、そしてUnreal EngineやUnityのようなゲームエンジン向けのテクスチャマップ書き出しまで、Blenderを離れることなく行うことができます。
主な機能
非破壊ペイントレイヤーシステム
- Photoshop 風のブレンドモードに対応
- レイヤーごとのマスクで細部まで自在にコントロール
- Blur / Highpass / Levels などのリアルタイムエフェクトを適用可能
2Dシンメトリーペイント
- Substance Painter や Mari のように、フラットなマテリアルビュー上で全レイヤーを確認しながらペイント
- UV レイアウトを意識した正確な作業が可能
ゲームエンジン向けエクスポート
- Unreal Engine や Unity にそのまま持ち込めるテクスチャセットを出力
3Dモデルへ直接ペイント
- タブレット対応
- モデル上にそのまま描き込み、結果を即時プレビュー
UDIM 対応
- 複数 UDIM タイルを跨いだペイントワークフローをサポート
最適化されたベイクシステム
- Normal / Roughness / AO / Curvature / Edge / Bevel など多彩なマップをベイク
- 自動アダプティブケージにより、歪みの少ない高品質なベイクを実現
同梱アセット+α
- マスク用テクスチャ
- カスタムブラシ
- 高品質ハードサーフェステクスチャ(ZenShaders)
- 360種類以上のカテゴリ別 PBR マテリアル(AmbientCG)
- 無料アップデート
- メール & Discord サポート
2Dペイントワークフロー
インテリジェントマスク

- Edge Wear
- Edge Details
マスクフィルター

- Blur
- Distort
- Link Mask
(Substanceのアンカーに相当)
ジェネレーター

PBRマテリアル
マスクテクスチャ
ペイントブラシ
更新情報
V1.2.X

主な新機能
- Eevee キャッシュに対応し、エフェクトやレイヤー/グループキャッシュ、マテリアル書き出し(※ノーマルマップ除く)が高速化されました。
- Blur、Slope Blur、Bevel、Highpass、Sharpen などのエフェクトが再実装され、処理速度の向上と UI の簡素化が行われました。
- 新しいテキストエフェクトを追加。
- Fill エフェクトやレイヤーチャンネルでリンクが使用可能に。
- Alt + クリックでエフェクトのマスクプレビューを表示できるようになりました。
- UDIM の初期計算が高速化。
- UDIM 使用時のキャッシュ処理も高速化。
- スマートマテリアルのサムネイル読み込みが高速化。
- Layer Settings に Thickness を追加。
- マテリアル書き出し時、ノーマルマップのテクスチャ名に OPENGL / DIRECTX のサフィックスが付与されるようになりました。
- UDIM 対応の新しいデモシーン「Matball」を追加。
- UI の細かな改善。
- Blender 5.1 をサポート。
修正点をみる
- Blur を有効にしたインテリジェントマスクを含むスマートマテリアルをインポートした際、更新されない問題を修正。
- 破損したノードグループを修復し、マスク割り当て時の KeyError を解消。
- 最大化ビューでの Split/Merge 操作に関する問題を修正。
- 不要な UDIM 計算が走らないよう改善。
- マテリアル書き出し時、Principled BSDF ノードの設定をコピーし Thickness を追加するよう修正。
- 削除または View Layer から非表示にされたマテリアルオブジェクトがある場合の書き出しエラーを修正。
- グループ要素ポップアップが空になる問題を修正。
- Fill レイヤーで最近使用したテクスチャを使うとエラーになる問題を修正。
- スマートマテリアルのインポート時のいくつかの不具合を修正。
- マテリアル書き出し時、チャンネルのパススルーベイクをサポート。
- 最大化エリアで 2D/3D ビューポートを分割・統合するとエラーが発生する問題を修正。
- Mask_Preview 中にフォーカス対象が削除された場合の処理を改善。
- Mac で AmbientCG などを読み込む際、AppleDouble の隠しファイルを無視するように変更。
- UDIM と EEVEE ベイクに関するキャッシュ問題を修正(再び正常動作)。
- マテリアルモードでの 2D スプリットビューの不具合を修正。
V1.1
コアシステムと拡張機能
- Blender 5.0 サポート: 最新環境への完全対応。
- スマートマテリアル機能: 形状認識型プリセットの導入。
- レイヤー上の直接編集: マスク不要でテクスチャ、ジェネレーター、フィルターを直接使用可能に。
- デカール(Decals)機能: スタンプ/ステッカー配置機能の実装。
- 平面投影(Planar Projection): テクスチャ投影モードに追加。
- インテリジェントマスクのリセット: 調整内容の初期化オプション。
- リンク画像の追加: マテリアルチャンネルへの画像リンク対応。
新規フィルター・エフェクト・ジェネレーター
- 新規フィルター: HSV、RGBカーブ、マップ範囲(Map Range)、ヒストグラムシフト。
- 新規エフェクト: ベベル(Bevel)効果。
- 新規ジェネレーター: スクラッチ(擦り傷)、ホワイトノイズ。
- 機能向上: Slope Blur(スロープブラー)の改善、Dotジェネレーターへの回転・スケール項目の追加。
UX・操作性の向上
- パラメータの露出(Exposed): チャンネルやエフェクトの係数(Factor)やブレンドモードを直接編集可能。
- マスクの許容値(Tolerance): カラーピッカー使用時の調整に対応。
- ベースマスクの色変更: 最初からやり直さずに色を修正できる機能。
- ショートカットキー: レイヤー/グループの複製、上下移動への対応。
- ブラシ統合カラー表示: ペイントレイヤーでの色表示サポート。
- カスタムアイコン: アイコンの追加および更新。
- ベイク高速化: 単一マップ選択時のベイク処理スピード向上。
より詳しいアップデート情報は以下の記事をご覧ください。
価格とシステム要件
MatPlusは、Blender 4.5 以降で利用できます。
価格は75ドルです。
他にも、複数シートのあるIndie&Studioライセンスも用意されています。

























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