動画からPBRマップ変換と再照明のための次世代モデル SwitchLight 2.0 が公開!

CGソフト

2025年7月1日(現地時間)- beeble は、再撮影なしで映像を再照明することができるウェブベースのリライトツール SwitchLight 2.0 を発表しました。

SwitchLightとは

SwitchLightは、ウェブベースのVFXプラットフォーム「Beeble Studio」で利用できる、ビデオ映像を解析し、物体の質感や光の反射率などをデータ化した「PBRマップ」を生成するAIモデルを活用したリライト(再照明)ツールです。

SwitchLightは、物体の凹凸を示す「法線(Normal)」、本来の色を示す「ベースカラー(BaseColor)」など複数のマップを映像から直接抽出することができ、従来は3D CGでしか実現できなかった、光源の位置や色、強さをポストプロダクションで変更する「リライティング」を、実写映像に対して可能にします。

生成されたPBRマップは、Blender、Unreal Engine、Nuke、After Effectsといった主要な映像制作・3Dソフトウェアにエクスポートして利用できます。特にBlenderとUnreal Engineには専用のプラグインが用意されており、映像素材をリライティング可能なアセットとして簡単に取り込めるため、既存の制作ワークフローを大きく変えることなく、この革新的な技術の恩恵を受けることができます。

前バージョンからの進化

SwitchLight 2.0は、あらゆる映像の高忠実度なリライティングのために専用設計された、全く新しいアーキテクチャを特徴としています。

13倍多くのデータを学習しており、その範囲はより広範なオブジェクトや環境に及びます。モデルサイズが10倍になったことと相まって、SwitchLight 2.0はよりシャープなディテールを提供し、複雑な環境のような極端なシナリオもカバーできるようになりました。

これにより、SwitchLight 2.0は前モデルと比較して、精度が大幅に向上し、背景要素と一般的なオブジェクトの両方を含むシーン全体を理解します。あらゆるレベルのクリエイターが、完全なリライティングと合成機能を使えるように作られています。

Introducing SwitchLight 2.0 | Beeble

超高精細なPBRマップ

SwitchLight 2.0は、肌の質感、布地、顔やシーンのディテールを驚くべき精度で捉えることができます。

強い影やハイライトのある屋外など、困難な実世界のシナリオにおいても、SwitchLight 1.0から大幅に改善され、「もはやプラスチックのような肌には見えない」と開発者が語るように、不自然なテカリを抑え、リアルな質感を復元することができます。

人間を超える、シーン全体の理解

SwitchLight 1.0では、孤立した人間に対してのみにしかPBRパスを生成できず、前景の被写体を特定するためにアルファマスクが必要でした。

SwitchLight 2.0はアルファ入力を必要とせず、シーン全体の正確なPBRマップを生成することができるようになりました。人間だけでなく、多様なオブジェクトのデータセットで学習したことにより、あらゆる設定で高品質なリライティングとシームレスな合成を可能にします。

実写映像で「イメージベースドライティング(IBL)」を実現

イメージベースドライティング(IBL)は、3Dレンダリングのゴールドスタンダードです。HDRIを使用して、正確な反射、影、環境光のトーンを持つ、リアルで環境に基づいたライティングを作成します。IBLは、実写映像には必要なPBRデータがなかったので、これまでCGIに限定されていました。

SwitchLight 2.0が映像からPBRマップを生成することで、このIBL技術を実写に適用できるようになりました。BlenderやUnrealのように、実写シーンにHDRIを適用し、物理的に正確なリライティングを得ることができます。3D再構築は不要で、リアルタイムWebエディタやあらゆる3Dパイプラインで、自然なライティングが可能です。

利用について

現在、オープンベータプログラムの一環としてユーザーに無料で提供されており、正式な商用ローンチ後は、サブスクリプションベースに移行するようです。

SwitchLight 2.0は、Webサービス「Beeble Studio」で試してみることができます。

また、最新のモデルが利用されているかは不明ですが、スタンドアロンのローカル版SwitchLight Studioも引き続き利用可能です。


SwitchLight 2.0 is here

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