Blender Procedural によるBlenderアドオン『Easy Parallax』の紹介です。
Easy Parallax とは
『Easy Parallax』は、ワンクリックで既存マテリアルをリアルタイムの視差オクルージョンマッピングシェーダに変換することができる Blender アドオンです。
たった1つの面でリアルタイムの変位エフェクトを実現し、パフォーマンスを損なうことなく3Dシーンに奥行きとディテールを追加することができます。
変位(Displacement)とは異なり、この方法では1つの面しか必要としないため、非常に高速でリソース効率に優れていて、ゲームエンジンやビューポートレンダリングのようなリアルタイムアプリケーションに最適です。
このアドオンは、既存のテクスチャマップ(法線(Normal)、アルベド(Albedo)、変位(Displacement)、粗さ(Roughness))から複雑なジオメトリやノードのセットアップを必要とせずに、リアルタイムの変位エフェクトを生成することができます。主な特長は以下の通りです。
■主な特長
- ワンクリックで視差オクルージョン(Parallax Occlusion)マッピングをセットアップ。
- 最小限のジオメトリでリアルタイムの変位エフェクト適用。
- 既存のマテリアルとシームレスに連携。
- 視差の強さをカスタマイズして、結果を微調整可能。
- 超軽量で大規模シーン向けに最適化されたパフォーマンス。
使用手順
- マテリアルを準備:
- マテリアルに必要なテクスチャマップがあることを確認: 法線(Normal)、アルベド(Albedo)、変位(Displacement)、粗さ(Roughness)。
- 視差オクルージョンマッピングを追加:
- Easy Parallaxパネルで、入力スロットにそれぞれのテクスチャをロードします。
- Add Parallax Occlusion Mappingボタンをクリック。
- Parallax 設定を調整:
- 視差強度(Parallax Strength)スライダを使用して、変位エフェクトの強度を制御することができます。
- テクスチャが境界を処理する方法について、拡張タイプを選択(Repeat か Clip)。
- オプション – 手動変位マップ選択:
- [Scan Texture Maps(テクスチャマップをスキャン)]をクリックして、利用可能なすべての変位マップを検出。
- ドロップダウンを使って手動でHeight Mapを選択し、Apply Height Mapをクリック。
最良の結果を得るためのヒント
●より品質を高めるには、高解像度のテクスチャマップを使用してください。
●過度な変位を避けるために、オブジェクトのスケールに基づいて視差の強さを調整してみてください。
●Blenderのライティングと組み合わせて深度エフェクトを強化してみてください。
価格とシステム要件
『Easy Parallax』は、Blender 4.1 以降で利用できます。
価格は7ドルです。
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