2024年8月5日(現地時間) – Golaem は、Autodesk が Golaem の主要な知的財産(IP)とチームを買収したことを発表しました。
Golaemについて
は、アーティストフレンドリーな群集、レイアウト、プリビジュアライゼーションツールを開発している7人の小さな独立した会社です。
Golaemのツールを使えば、3Dシーンに演出可能なキャラクターやオブジェクトを数人から数千人まで簡単に配置することができます。
これらのツールはMaya に統合されており、主要なレンダラーと互換性があります。USDをサポートしているため、その他のワークフローや未サポートのDCCでも使用可能でした。
過去15年間、Golaemは、コマーシャル、エピソード作品、長編映画、ゲームなど数々のプロダクションに使用されており、高い評価を受けてエンジニアリングエミー賞も受賞しています。
2024年5月には、同社のツールの最新アップデートGolaem 9がリリースされ、定評のあるユーザーフレンドリーなインターフェースと効率性はそのままに、群集のキャラクターに品質向上が行われています。
買収の影響とGolaemの今後
Autodesk が Golaem の主要 IP を買収したため、ライセンスの提供方法が変更され、オンラインストアも閉鎖されました。
プロジェクトライセンスやアカデミックライセンスの詳細やヘルプについては、直接お問い合わせが必要です。
Autodeskによる公式の発表は今のところありませんが、Golaemによると、今後 Autodesk はGolaem の買収チームと共に、Golaem の主要な知的財産(IP)を Autodesk の現在の製品に統合するための作業を行う予定だとされています。おそらくMayaに統合されることになるのではないかと思います。
Golaemは、7人の小さな独立した会社で、すべてのアイデアを開発する手段を常に持っていたわけではありません。なので、GolaemのチームをAutodesk製品に直接、より生産的でユーザーフレンドリーなツールを提供するために、Autodeskチームに参加することを強く望んでいたようです。
Golaemは今後について次のように述べています。
「Autodesk は、Golaem の主要 IP を Autodesk の現在の製品に直接統合する予定であり、群衆シミュレーションのトップスタンダードとし、VFX/アニメーション業界やそれ以外の業界において、3D シーンに生命を与える Golaem ツールのパワーの恩恵をより多くのユーザーが受けられるようにする計画であると理解しています。
さらに、GolaemチームのプロシージャルアニメーションとAIの経験は、オートデスクのチームにとって重要な付加価値となり、アニメーションツールにおけるオートデスクの主導的地位を強化し、よりユーザーフレンドリーで生産性の高いワークフローを顧客に提供できると確信しています。」
Autodesk acquires key intellectual property (IP) and the team from Golaem
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