Topaz Labs Gigapixel v7.3 がリリース!Pro版が登場!

CGソフト

2024年7月17日(現地時間)-  Topaz labs は、AIを使用したアップスケーリングソフトウェアの最新アップデート Gigapixel AI 7.3 をリリースしました。

新機能ハイライト

Gigapixel バージョン7.3では、Topaz Video AI に続いてにプロ版がリリースされています。加えて、6月にリリースされたバージョン7.2の新機能も合わせて紹介したいと思います。

バージョン7.2

バージョン7.2は、Recovery モデルのマルチプレビューやFastモード、比較ツールの拡張やCMYKサポートなど大きなアップデートとなっています。

Recovery モデルのマルチプレビュー

ワークスペース内に新しいボーダーレスプレビューが追加され、リカバリーモデルのプレビュー生成方法が大幅に改善されました。

新しいパッチを生成することで、画像の複数の異なる領域をプレビューできます。各パッチは同じ 「ディテール(詳細)」スライダにリンクされるので、ディテールの変更が画像の重要な部分にどのように適用されるかを把握することができます。

10 倍速い Recovery モード

Recoveryモデルの新しい 「Speed 」モードが追加されました。

「Speed 」モードは、「Quality」モードでアクセスできる以前のバージョンのRecoveryよりも大幅に高速化されています。

  • 「Quality 」は、以前のバージョンで見られたRecoveryからの優れた出力結果を維持します。パワフルなGPUがある限り、このモードが最良の選択肢であることに変わりはありません。
  • 「Speed」は、Recoveryモデルの新しい高速バージョンで、品質を少し犠牲にする代わりに、より速い生成を可能にします。このモードは、Qualityモードよりもアーティファクトの発生が少なくなっています。

Fastモードの要件ははるかに低く、私たちの他のGANモデルを実行できるのであれば、ほとんどのマシンで実行できるはずです。それでも他のモデルよりは遅いですが、内部ベンチマークでは、現在のRecoveryモデルよりも大幅にスピードが向上(平均20倍高速)しています。

また、少し大きな画像サイズでは、QualityモデルよりもRecovery Fastの方が良い結果が得られる場合があります。

比較ツールの拡張

比較ツールが改良され、これまで以上に素早く最適なアップスケール結果を探せるようになりました。比較ビューからモデルを削除できるようになり、最大4つのモデルから1つに絞り込むことができます。

新しいモデルを選択するために比較モードを終了する必要はなくなりました。比較ビューの中では、各ペインで新しいモデルを選択し、結果とモデルの選択に納得がいくまでモデルを入れ替えることができます。

CMYK 入力.CMYK出力.

書き出し設定の新しいカラースペースのドロップダウンメニューから選択することで、印刷用のCMYKカラースペースで画像の読み込みと書き出しの両方ができるようになりました。

また、このリリースの一環として、Gigapixelのカラー精度とカラーマネジメントがさらに改善されています。

注:PS AutomateなどのプラグインワークフローからのCMYK入力は、現在サポートされていません。
また、PNGファイルはGigapixelではsRGB色空間しかサポートしていませんのでご注意ください。

出力としてTIFFを選択した場合、他のカラースペースの中に、U.S. Web Coated (SWOP) v2で書き出すオプションが表示されます。

保存オプションは入力カラースペースも保存することに留意してください。

Low Resolution v2モデルのアップデート

Low Res v2モデルを使用すると、全体的にさらに良い結果が得られるようになりました。

Low Res v2 モデルは、パフォーマンスが向上し、特定のタイプの写真(特にノイズやグレインの多い写真)で発生していたアーチファクトの問題が修正されました。この更新の結果、Low Res v2モデルはベータ版ではなくなり、自動モデル選択モードに含まれるようになりました。

まだ旧モデルを使用したい方は¥、モデルドロップダウンでLow Res v1モデルにアクセスできます。

バージョン7.3

バージョン7.3では、既存の機能のアップデートに加えてProライセンスが登場しています。

プロ版が登場

Gigapixel AI のProライセンスでは、CLI サポートやシート管理コントロールなどの追加機能がロック解除され、商用利用*も許可されます。

コマンドラインインターフェイスを使用すると、多くの画像をより高速にアップスケールをすることができます。

スタンダードv2モデルとオートモードを使用し、100枚の画像を@4倍にアップスケーリング。並列CLIテストは4スレッドで実行。

機能GigapixelGigapixel Pro
自動モード
バッチ処理
CMYK サポート
RAW サポート
Plugin サポート
CLI サポート
商用ライセンス*
カスタム ICC プロファイル
シート管理-
API サポート
オフラインアクティベーション

*商用利用:年間売上が100万ドルを超える企業によるメディアの出版または配布には商用ライセンスが必要です。

シード再生成

RecoveryのAIモデルを用いて、アップスケーリングから生成された「シード」を確認できるようになりました。

シード再生成にアクセスするには、まずRecoveryを実行して処理します。画像の処理が完了したら、再生成ボタンをもう一度押してください。一度再生成を行うと、以前の出力結果にはアクセスできなくなりますのでご注意ください。

リサイズモードの更新

印刷と全体的なアップスケーリングワークフローを改善するために、リサイズモードが調整されました。

スケールを調整し、寸法が自動的に変更されるのを確認できるだけでなく、個々の高さと幅を調整できるようになりました。

コマンドラインインターフェイス

GigapixelにCLIを導入してほしいという要望が以前からありましたが、ついにこの特別な機能をアプリケーションに実装されました。この機能は、Gigapixel PROライセンスユーザーが利用できます。

CLIに関する詳しい情報は、サポートドキュメントをご覧ください。

クロップツールのアップデート

Recovery AI Modelを使用する場合、画像をトリミングし、画像全体の代わりにトリミングされたバージョンを処理することで、処理時間を大幅に短縮できるようになりました。画像を再度トリミングする場合は、再処理が必要になりますのでご注意ください。

また、シフトボタンを押したまま、15度単位でクロップ回転をスナップできるようになりました。

その他

■カスタムICCプロファイルの追加

書き出しパネルのカスタムICCプロファイルのユーザー機能が増えました。

エクスポートしたファイルのカラースペースを変更できるだけでなく、独自のICCプロファイルをインポートして、ドロップダウンメニューのデフォルト選択肢の一部にすることもできます。

また、特定のICCプロファイルディレクトリを開いて、いつでもプロファイルを追加または削除できます。

ライトモード

UIをより明るく設定できるようになりました!ライトモードを搭載することで、明るい環境や夜間の長時間の使用など、さまざまな照明条件下での目の疲れを軽減し、読みやすさを向上させるのに役立ちます。

このモードは、GigapixelのメインメニューにあるPreferencesパネルを使っていつでも変更できます。

システム配色を設定すると、アプリケーションのモードがデフォルトになり、お使いのコンピュータの環境設定に表示されるものと同じになります。

価格とシステム要件

Gigapixel AI  は、MacOS Big Sur 11.0以降、Windows 10, 11 (64 bit only)の、スタンドアロンアプリケーションまたは、Adobe LightroomClassic、Photoshopプラグインとして利用できます。よ

り詳しいシステム要件はこちらのページから。

通常版の価格は99.99ドルです。新規購入には、MacまたはWindows用と2シートのライフタイムライセンス、および1年間の定期アップグレードが含まれます。

プロライセンスはサブスクリプションとなっており499ドルからです。

アップグレードについて

  • 1年以上前にGigapixel AIを購入された方は、アップグレードライセンスを購入し、Gigapixel 7と1年間の継続的なアップグレードを入手することができます。
  • 過去1年以内にGigapixel AIを購入された方は、アップグレードライセンスにこの最新リリースが含まれています。Gigapixel 7はこちらからダウンロードできます。

Gigapixel AI ウェブサイトへ

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