Redshift 3.5.17 がリリース、新しいマテリアルのランダム化機能、MatCap Shaderノードの追加など

プラグイン

2023年7月19日(現地時間) – Maxon は、Maxon Oneサブスクリプション製品に含まれる製品のアップデートを発表しました。ここではRedshiftのアップデートについて紹介したいと思います。

新機能ハイライト

このリリース(Version 3.5.17)では、新しいJitter Nodeによるランダム化機能、スタイライズされたマテリアルを作成するための新しいMatCap Shader Nodeが導入されました。さらに、Redshift CPUモード使用時のパフォーマンスが向上し、DCCサポートの拡張が継続されています。

新しいJitterノード

新しいJitterノードを使用すると、同じマテリアルを適用した多数のオブジェクトに自動的にカラーバリエーションを適用できます。葉っぱ、岩、ガムの詰まった瓶、熟し具合の異なる美味しいアボカドの木箱などを作成するのに最適な機能とのことです。

Jitter Nodeは現在、ほとんどのDCC(Cinema 4D、ZBrush、3dsmax、Maya、Houdini、Katana)で利用可能です。

新しい MatCap Shader ノード

新しいMatCap Shaderノードは、レンダリングカメラに対して相対的にメッシュ上に画像をマッピングすることで、シンプルなスタイライズされたマテリアルを素早く作成することができます。

これは、Redshiftのノンフォトリアルマテリアルの基礎となるとされています。

Redshift RT のディスプレイスメントテクスチャの制限が緩和

バージョン 3.5.16 で追加されたRedshift RT のディスプレイスメントテクスチャの制限が 1kx1k から 8kx8k に引き上げられてました。

Blender&Maya2024 MacOSサポート

Redshift は、macOS システムのMaya 2024 とBlender で使用できるようになりました。

その他

  • Redshift CPU のレンダリング パフォーマンスは、CPU コアを追加したり、1 つのシステムに複数の CPU を追加したりすることでより適切に拡張できるようになり、結果として Redshift CPU のユーザーのレンダリング時間が短縮できるようになりました。
  • テクスチャメモリの最適化により、Redshiftでテクスチャを処理する際の全体的なパフォーマンスが向上しました。
  • [C4D] cloners のマルチスレッド拡張の実験的サポートを追加しました
  • [Houdini] RS Strands の設定に、”width” ポイント属性のサポートと、「”pscale”および”struct_scale”のサポートを追加
  • [RenderView]F値とシャッター時間比の対数スライダーをサポート
  • [RT]SSSの収束速度を大幅に改善

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

動作環境の確認はこちらから

Redshift の価格は、6,050円/月 または39,600円/年 です。

また、Cinema 4D 、Redshift 、RedGiant Complete などMaxonの製品が全て利用できる178,200円/年のサブスクリプション『MAXON ONE』の一部としても利用できます。

その他詳しい価格の確認はこちらから


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