2023年5月10日(現地時間)- Adobeは、モーショングラフィックスとVFXソフトウェアの最新アップデート After Effects 23.4 (2023年5月リリース) をリリースしました。
新機能ハイライト
このアップデートでは、ワークフローを容易にするプロパティパネルなどのより効率的に作業為の新機能やユーザーが要求するワークフローの機能強化および重要な修正が行われています。
テキストレイヤーとシェイプレイヤーのプロパティパネル
プロパティパネルを使用して、タイムラインで内の選択したテキストおよびシェイプレイヤーの重要なプロパティにすばやくアクセスすることができます。このパネルにより複数のレイヤーを開いたり、別のパネルを開いたりする必要がなくなり、すばやくアニメーションを作成できます。
次の動画では、プロパティパネルを使用してアニメーションワークフローを高速化する方法が説明されています。
より詳しい使用方法はこちらのページで確認できます。
エフェクトマネージャー
After Effects は、プロジェクトのワークフローに干渉し、アプリケーションを強制的にクラッシュさせる可能性のあるエフェクトを識別しようとするようになりました。
次の起動時にエフェクトマネージャーの通知を使用して識別されたエフェクトを無効にしてから作業を開始することが可能です。問題のあるエフェクトによって発生する問題に継続的に対処する必要がなくなり、多くの時間を節約できます。
より詳しい使用方法はこちらのページで確認できます。
環境設定での起動と修復
環境設定の下にある起動と修復パネルを使用して、環境設定を変更または削除したり、最初からやり直したりせずに、After Effects で設定した環境設定をトラブルシューティングできるようになりました。
- セーフモードで開始:デフォルトの After Effects 環境設定と無効にしたサードパーティのプラグインのみを使用して、After Effects を 1 回起動します。現在設定している環境設定のいずれかが破損しており、リセットが必要かどうかを識別するのに役立ちます。
- すべてのキャッシュを空にする:すべての After Effects キャッシュフォルダーを空にします。このアクションにより、特定の起動時の問題が解決されるだけでなく、追加のストレージスペースをクリアすることができます。
- すべての環境設定をデフォルトにリセット:すべての環境設定をデフォルトに永続的にリセットします。
- Finder で環境設定を表示:ローカルに保存した After Effects 環境設定ファイルに直接移動します。
- 以前のバージョンの設定を移行:After Effects の以前のバージョンから現在のバージョンにすべての環境設定を移行します。
ベータ版で提供中の機能
3D モデルからのライトとカメラの抽出
コンポジションで、GLB と GLTF モデルのカメラやライトを抽出することができるようになります。After Effects でカメラとライトを抽出すると、3D モデリングアプリケーションを使用して作成したシーンをすばやく再現できます。
カメラおよびライトのデータが含まれている3D シーンを読み込む場合、After Effects では新しいカメラおよびライトレイヤーが自動的に作成されます。カメラまたはライトがアニメーション化されている場合は、キーフレームも作成されます。
より詳しい情報はこちらから
その他
- プロジェクトパネルでのファイルの並べ替えの強化:数値を含む名前の並べ替えがより自然になりました。
- 3D ギズモ位置スナップ:3D ギズモの制約付き X、Y、Z 位置ハンドルをドラッグしながら、3D スペースでレイヤーをスナップできるようになりました。これには、3D 位置ギズモの XY、XZ および YZ コンボハンドルが含まれます。After Effects の 3D ワークフローに対するこの新しい強化により、3D モデルレイヤーの操作中に、制約付きと制約なしの両方でスナップを使用できます。
- トラックマットのピックウイップアイコンの改良:新しいトラックマットのピックウイップアイコンは、親とリンクのアイコンと簡単に区別できるように改良されました。新しいアイコンは、ピックウイップの形状に、透明なグリッドを組み合わせたもので、ワークフローでの作業中でも簡単に識別できます。
- 新しい形式のサポート:After Effects では、Sony VENICE 2 V2.00 および iPhone のシネマティックモードでのフッテージ撮影がサポートされるようになりました。サポートされているすべての形式の確認はこちらから
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
After Effects 23.4は、Windows 10(64 ビット)日本語版 V20H2 以降、macOS Big Sur v11.0 以降で利用できます。Apple シリコンコンピュータを使用の際はこちらのリンクもご参考に。
より詳しいシステム要件はこちらから
After Effectsの単体プランは
- 年間プラン, (月々払い) — 2,728 円/月(税込)
- 年間プラン, (一括払い) — 28,776 円/年(税込)
- 月々プラン — 3,828 円/月(税込)
となります。
また、After Effectsは、6,248 円/月 (税込) のCreative Cloud コンプリートプランの一部としても利用できます。
詳しい価格はこちらから
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