2022年3月30日 – PSOFTは、漫画/イラストレーション向け 3D作画ソフトウェア「PSOFT ShotBooth for Windows」の発売開始を発表しました。
ShotBooth がリリース
PSOFT ShotBooth for Windowsは、漫画やイラストレーション向けの作画支援ソフトウェアです。3Dモデルを読み込んで配置し、高品質な線画を出力できます。
ShotBoothは、劇場/TVアニメーション作品で実績のある「PSOFT Pencil+ 4」のラインエンジンを搭載し、高品質な線画が出力できます。また、3Dシーンを用いた特長的な作画支援機能を多数持っています。
機能については、ベータ版のときに紹介した上記の記事の内容に加えて以下のような機能があります。
主な機能
漫画のような入り抜きのあるラインを設定できます。
カメラからの距離に応じてラインの太さを変化させることができます。
[減衰設定] を使用するとアイテムからの距離を使用してラインの太さを変更できます。
ブラシ詳細設定の [はみ出し] や [ゆがみ] を使用すると、ラフなゆらぎのある線を表現できます。
ブラシ詳細設定の [最小ライン長] を使用すると、短いラインを描画しないように設定できます。
アイテムの背面に隠れたラインを描画できます。
■レンダリング
[マテリアルID] はアイテムに含まれるマテリアルをランダムな色で描画します。[オブジェクトID] はオブジェクトごとにランダムな色で描画します。
[入射角度] や [Z深度] は面の傾きやカメラからの距離に応じた彩色に使用できます。
複数のカメラをまとめてレンダリングできます。様々なアングル、カメラごとに異なる解像度のレンダリング画像を一度に作成できます。
[スペキュラ] や [発光] によって明るくなった部分に輝く効果を追加します。
実際のカメラのような「ボケ」を表現できます。
三分割法、中心線、対角線、アイレベルなど構図を決めるためのガイドを表示できます。
プロジェクションタイプの [球面展開] を使用するとパノラマのような画像をレンダリングできます。
カメラフレームにイラストや写真を下絵として読み込み、構図やレイアウトを決めることができます
ビューポートをトゥーンシェーディングに切り替えることができます。トゥーンシェーディングは色や塗りの幅を指定できます。
■配置機能
配置ツール
アイテムを面に沿って配置できます。
物理シミュレーションを使用した複雑な配置ができます。
メッシュアイテムを簡単に複製して並べることができます。
他にも多くの機能があり、こちらのページから確認することができます。
アップデート情報
バージョン1.1.0
このアップデートでは安定性の向上と、クリップボード経由で画像を読み込む機能の追加やドラッグ・アンド・ドロップによるファイル読み込みの対応など、日々の作業を快適にする機能強化や改善が行われています。詳細は以下のページをご覧ください。
https://cginterest.com/2022/07/26/psoft-shotbooth-1-1-0-%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%80%81%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%89%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e7%94%bb%e5%83%8f%e8%b2%bc/
バージョン1.5.0
このアップデートでは、2D 画像とパースを合わせる「パースマッチツール」、カメラとライトの「読み込みと書き出し対応」、「パストレーシング」と「レイトレーシング」によるレンダリング機能の強化、そしてゲームコントローラーによる「ビュー操作性の向上」など、作画や他のソフトとの連携を考慮した数多くの機能追加が行われています。
更新履歴の確認はこちらから
価格とシステム要件
PSOFT ShotBooth for Windowsは、Windows 10 / 11 (※64bit(x64)専用)で利用できます。
価格は通常版スタンドアロンライセンスが、36,300 円、年収/年商が1000万円未満の個人が利用できる個人向け特別版スタンドアロンライセンスが12980円となります。
購入はPSOFTストアか販売代理店(株)Tooから可能です。
全ての機能を30日間無料で利用することができる体験版も利用可能です。
無償体験版のダウンロードはこちらから
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