2021年6月15日(現地時間)U-RENDER visual technology は、Cinema4D用のリアルタイムレンダラーの最新アップデート U-RENDER 2021.6 をリリースしました。
U-RENDER 2021.6 新機能
リリース2021.6では、被写界深度が大幅に改善され、「ボケ」がサポートされました。また、Cinema4Dプラグインでは、HDR環境のプリセットが追加され、イメージベースの照明を使って素早く照明を設定するための選択肢が増えています。
レンダラー
■被写界深度(DOF)の向上
被写界深度とは、ハイライトしたいシーンの最も重要な部分に視聴者のフォーカスを向けることができるものです。画像の一部をシャープにしたり、ピンボケにしたりすることが可能です。
■ボケ(Bokeh)のサポート
ボケ効果では、レンズがさまざまな方法で異なる色を屈折させ、色の変位を引き起こします。円やポリゴンなどの形状や、色付きのボケテクスチャとして使用することで、レンダリングの全体的な印象を変えることができます。
以下の動画で、強化されたDOFを使用している様子を確認することができます。
Cinema4Dプラグイン
■HDR環境プリセットの追加
3つの新しいHDR環境プリセットが追加されました。このプリセットは、render settings > environment tab > global map > presets のビューポートで確認できます。
追加されたのは、「Autumn Woods」、「Cold and Warm Areas」、「Colored Bubbles」の3つとなり、以下が比較画像となります。
■DirectXビューポートの統合(β)
U-RENDER 2021.6では、Cinema 4D S24をサポートし、Cinema 4D S24の新しいDirectXビューポートで高品質なリアルタイムレンダリングを可能にする新しいDirectXビューポートの統合を提供しています。
DirectXビューポートの統合は、多くの異なるグラフィックスカードとドライバのバージョンでテストする必要があるため、まだベータ版ですが、これまでの広範なテストでは、以前のOpenGLビューポート統合と同じレベルのパフォーマンスが得られているとのことです。
価格とシステム要件
64ビットWindows10(バージョン1607以降)、Cinema 4D R16以降で動作します。より詳しいシステム要件はこちらから
価格は、299ユーロ(約40,000円(税抜き))です。
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