Twinmotion 2021.1 がリリース、Quixel Megascansとの統合や新しいアセットの追加など

CGソフト

2021年3月30日(現地時間)EpicGamesは、リアルタイム 3D 没入型建築ビジュアライゼーションソフトウェアの最新アップデート Twinmotion 2021.1 をリリースしました。

Twinmotion 2021.1 主な新機能

今回のリリースでは、ユーザーからのフィードバックに応えて、既存の機能やワークフローが強化されています。

Unreal Engine ブリッジ

Twinmotion プロジェクトを Unreal エディタへインポートすることができる新しいプラグインが作成されています。これは以前お伝えした以下の記事のプラグインですが、リリースノートやダウンロードファイルでは、アーリーアクセスまたはBeta2と表記されており、まだ完全リリースということではないようです。

Twinmotion プロジェクトをUnreal Engineにインポートすることができる「Twinmotion Importer for Unreal Engine (Beta)」
このプラグインは、Twinmotion 2023.1のリリースにより必要なくなりました。詳しくは以下の記事をご覧ください。 Epic Games から...

今回のリリースでは以下のライブラリアセットと機能に対応してないので、試す際は注意してください。

  • サポートされていないライブラリアセット:
    • キャラクター:アニメートされた人間、グループ
    • 植生と景観:景観
    • オブジェクト:粒子、水、音、ドア
    • 車両:車、バス、ボート、航空機、二輪車、トラック、建設機械
    • ツール:セクション、反射プローブ、メモ、測定、アニメーター
  • サポートされていない機能:
    • 設定:天気と天気の影響、場所と時刻、照明、カメラの効果
    • コンテキスト:パス

プラグインのダウンロードはこちらから

Presenter Cloud アーリーアクセス

新しいTwinmotion Presenter Cloudサービスのアーリーアクセスで、世界中のあらゆる関係者とプロジェクトを共有できます。基本的には Windows か macOS のデスクトップコンピューターとウェブブラウザーがあれば、ユーザーはクラウド上のハイエンドGPU上で動作するPresenterファイルを表示し、操作することができます。このサービスは、遠隔地にいるクライアントや在宅勤務中の同僚とレビュー用の作品を共有するのに最適な機能です。

注:この機能は現在、フルコマーシャルライセンス所有しているユーザーのみ提供されていますが、将来的にはすべてのユーザーが使用できるようになる予定です。

Twinmotionライブラリと Megascans の統合

Quixel Megascans の3Dアセットとサーフェース カテゴリが Twinmotion アセットライブラリに統合され、Twinmotion プロジェクト内で簡単に検索し直接アクセスできるようになりました。

3Dアセットには、建物、食品、工業用、自然物などのカテゴリーでシーンに使用できる数千もの高品質のオブジェクト含まれており、サーフェイスには、樹皮からレンガ、大理石から金属まで、忠実度の高いマテリアルが豊富に用意されています。アセットはダウンロードして使用されるまでクラウド上で保存されるため、ローカルでのストレージ要件が軽減されます。

その他の新機能

■Datasmith Direct Link

複数のソースと複数のデスティネーションへの接続を同時にサポートするため、Datasmith Direct Link のサポートが追加されました。

このリリースでは、Revit のサポートが追加され、ランドスケープ プラン、アーバン コンテキスト、ファサード、インテリアなど、プロジェクトのさまざまな段階や側面を表す複数の Revit ファイルを Direct Link アップデートで集約できるようになりました。今後のリリースでは、、そRevit や Rhino などの異なるソースからファイルを集約し、それぞれの Direct Link 機能を維持できるようになります。

■新しい樹木、キャラクター、トレーニング器具/什器備品アセット

Twinmotionアセットライブラリに、20種類の日本とアメリカの樹種、60種類のジムやアウトドア トレーニング エリア向けの器具などのアセット、60種類のポーズを取った人物を含む、140点の新しいアセットが追加されました。

■ライティングの改善

太陽、月、人工照明、パーティクル、乗物のネオン、街灯、発光マテリアルなどを含む様々なライティング機能のデフォルト設定と、最小/最大強度について、内部的にいくつかの変更がされました。自動露出とブルーム設定が調整され、昼夜間の移行がよりスムーズになっています。

■非リアルなレンダリングスタイル

隠線、隠線シェーディング、ウッドモデル、メタルモデル、ホワイトモデル(クレイレンダー)、デフォルトマテリアルなど、さまざまな非リアルなレンダリングスタイルをすばやく簡単に切り替えることができるようになりました。これにより、ライティングやフォームなど、デザインの特定の側面に焦点を当てたり、よりテクニカルな手描きスタイルを表現したりすることができます。この新しいメニューは、フルスクリーン モードと プレゼンター の両方で利用することができます。

■プレゼンターでフェーズを視覚化

プレゼンターファイルにフェーズを含めることが可能になりました。これにより、リモートでもプロジェクトの建設スケジュールを段階的に示すことができるようになります。フェーズはどのようなカメラ位置からでも再生できます。

■植物の色合い

植物の幹と葉の両方の全体的な色合いを変更する機能が追加され、シーンの他の要素との視覚的な調和を維持しやすくなりました。

■I/UXの改善

ナビゲーションヘルプを統合した新しいヘッダーパネルや、現在のプロジェクトをプレゼンタークラウドに直接エクスポートするためのボタンなど、新しいユーザーがさらに速く使いこなせるように、多くのUI/UX機能が改善されています。

■パフォーマンスの向上

ジオメトリの基礎となるデータ構造を変更し、全体的なパフォーマンスと安定性が向上しています。

すべての新機能と改善については、 こちらから確認することができます。

価格

Twinmotion 2021.1は現在、56,100円です。

期間限定オファー

Twinmotion 2021.1は現在、2021年4月1日までの期間限定で永久ライセンスが25%割引価格 370 ドル購入することができます。この導入価格には、2021年12月末までのすべてのアップグレードリリースが含まれています。

Twinmotion 2021.1 価格ページへ


Twinmotion 2021.1 がリリースされました!

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました