2021年2月25日、Pixologic はライブストリーム配信を行い、デジタルスカルプティングソフトウェアの最新アップデート ZBrush 2021.6 の情報を公開しました。
ZBrush 2021.6は、2021年3月2日に利用可能になる予定で、今回もZBrushをすでに所有している方は、無料でアップデートすることができるようです。
いくつか配信で公開された新機能を紹介したいと思います。
新機能
Curve Alpha
このブラシはカーブを描くように使用するもので、選択したアルファの断面のメッシュを作成することができます。動画ではライオンの毛を作成するのに使用しており、スタイライズドキャラクターの髪の毛などを作成する際に役立ちそうです。
他にも、ピッカーの深度やストロークのカーブに新しい設定オプションが追加されているようです。
この機能は16:06から確認できます。
Mesh Balloon
このブラシは、2Dスケッチから3Dメッシュを作成するものです。モデリング初期段階に、大まかな形状を作成するのに使用できそうな機能です。
当サイトでは紹介し損ねましたが、MonsterMashのメッシュ作成方法なんかと近い機能ではないかと思います。
この機能は47:14から確認することができます。
MeshProject
MeshProjectは、Extract(抽出)機能と似た機能で、サーフェスの形状に沿った押し出しメッシュを作成することができます。
ライブブーリアン機能といっしょに使用することで、ハードサーフェスモデリングに役立つ機能です。Zintensityでは厚みを、Brush>Depthでは表面からの距離を調節することが可能です。
他にもMeshExtrudeやMeshProfileなど機能が紹介されていました。これらの機能の確認は52:22から確認できます。
Snake Curve
SnakeCurveは、メッシュ表面にカーブを描き、その部分を押し出すことができるブラシです。押し出し方が5種類ぐらいあり、ヒダのようにぐにゃぐにゃした形状を作成するこもできます。
この機能は 1:16:20 から確認することができます。
配信では、他にもAmbient Occlusion (Ray Tracing)の改善やMeshSplatなどが公開されていました。また正式リリース時に正確な新機能をまとめたいと思います。
現時点でのより詳しい情報は以下の動画から確認してください。
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