AXYZ Design は12月17日（現地時間）群集アニメーションソフトウェアの最新アップデートであるAnima 4.1 をリリースしました。
今回のアップデートでは、互換性のあるNVIDIA GPUを使用している人のためのGPUビデオデコードが追加され、パフォーマンスが向上しています。
Anima 4.1 新機能
■anima®
- このアップデートには、4D再生に関連する多数の新機能が含まれており、以前よりもはるかに多くの4Dアクターを処理するための改善が行われました。最大の改善点は、互換性のあるNVIDIA GPUを使用している人のためのGPUビデオデコードの追加です。サポートされているシステムでは、環境設定パネルからCPUまたはGPUビデオデコーディングを選択するための新しいオプションが表示されます。GPUデコードを選択すると、アニマビューポートで4Dアクターを再生する際のパフォーマンスが大幅に向上し、CPUの使用量を全体的に減らすことができます。また、ビューポート内の4Dアクターをボックス化することなく、より多くの量の4Dアクターを同時に処理するために、他の多くの微調整が実装されています。これを試してみたい場合は、ビューポートのグラフィックパネルに表示される4Dアクターの数を以前よりも増やすようにしてください。また、非常に遠くからの再生を改善するために新しいLODが実装され、4Dアセットを新しいバージョンに更新する際に自動的に適用されます。
- 背景が大きいシーンでのシミュレーションパフォーマンスが向上しました。内部衝突ツリーもより効率的になり、どのanimaプロジェクトでも速度の向上とファイルサイズの縮小の両方が実現しました。
■metropoly
4Dアクターのコレクション全体が再処理され、より高く、より一貫した品質レベルになりました。これらのアセットは、以前のバージョンのanimaとの下位互換性があり、animaを4.1.0にアップデートすると、パフォーマンスが改善されます。最も大きな変更点は、これらのアクターが anima プラグインでレンダリングされる際のテクスチャ品質が現行バージョンよりも高くなることです。
■3DSMAX、Maya、Cinema4Dプラグイン
- カラーやテクスチャの4Dアクターを使用するための新しいビューポート設定が追加されました。色付きのアクターは更新がはるかに速く、タイムバーを移動するときのビューポートの応答性が向上し、レンダリングでは完全にテクスチャ化された状態で表示されます。
- 3DSMaxで4Dアクターを使用してモーションブラーサンプルを生成する際のメモリ使用量の削減とパフォーマンスの向上。
■UnrealEngine4®プラグイン
- Unreal Engine4.26のサポートが追加されました。
- このアップデートには、Unreal Engine 4プラグインに対する多くの最適化も含まれており、アニマプロジェクトのリアルタイム再生がはるかに実行可能になります。まず、LODがすべてのキャラクターに対して生成されるようになり、遠くからキャラクターの大群衆を見るときのパフォーマンスが大幅に向上しました。次に、4Dアクターの再生にGPUデコード を使用するときに直接転送機能を追加しました。これにより、リアルタイムパフォーマンスが大幅に向上します。たとえば、内部ベンチマークでは、最大20人の4Dアクターがいるシーンは、単一のGTX1080を使用するシステムで約20FPSから160FPSになる可能性があることが示されています。、これらのプロジェクトを、高いリフレッシュレートを必要とするプロジェクトではるかに実行可能にします。これらのパフォーマンスの向上は、D3D11またはD3D12RHIを使用する場合に利用できます。Vulkan RHIでもパフォーマンスが向上しますが、現時点では直接転送は利用できません。リアルタイムのシナリオで4Dアクターを使用することに興味がある場合は、このアップデートを試してみてください。
■Cinema4D®プラグイン
- Cinema4DR23のサポートが追加されました。
価格とシステム要件
animaは、Microsoft Windows 7 64ビット以降で利用できます。
anima PROライセンスは 279ユーロ(約35000円)、1つのワークステーションと
3レンダーノードを含む永続ライセンスです。さらに1年間無料のアップグレードの権利がついています。 それ以降のアップグレードは79ユーロ(約10000円)。パイプラインを増やし、レンダリング速度を向上させるレンダリングノードは39ユーロ(約5000円)で追加できます。
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