https://cginterest.com/2023/04/05/twinmotion-2023-1-%e3%81%8c%e6%ad%a3%e5%bc%8f%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%ef%bc%81ui%e3%81%ae%e6%94%b9%e5%96%84%e3%80%81%e3%83%91%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%81%ae/#toc7
Epic Games からリリースされた Twinmotion プロジェクトをUnreal Engineにインポートすることができるブラグイン「Twinmotion Importer for Unreal Engine (Beta)」の紹介です。12月5日(現地時間)にPublic Beta 1 がリリースされています。
このプラグインはベータ版であり、2020.2以降のTwinmotionのリリースに向けて開発されているものです。
プラグインの目的
このプラグインは簡単にいうと、Twinmotionでプロジェクトを開始し、Unreal Engineで仕上げるためのものです。
Twinmotionは、従来のレンダリングエンジンと比較して、3Dモデルにマテリアルやその他の要素を追加するためのパワフルで高速なプラットフォームですが、Unreal Engineでインタラクティブな環境を作りたい場合、Twinmotionから “fbx “や “obj “ファイルをエクスポートしたり、Twinmotionファイルを直接UEにインポートしたりすることができません。
アプローチ
既存のDatasmithとDataprepのワークフローを活用し、CADモデルをインポートするのと同じようにTwinmotionファイルをUnreal Engineにインポートする機能を追加することです。
Epicのビジョン
Epicは、大まかに言えば(変更される可能性もありますが)、以下のようなステップを踏む必要があるとしています。
- TwinmotionユーザーがインポートしたデータとTwinmotionが適用したマテリアルをインポートする(エンチャントラージュ、ランドスケープ、アニメーションアクション、エフェクトは使用しない)。
- Twinmotionのアントラージュ(entourage)と風景をインポート(アニメーションアクションやエフェクトはなし)。
- Twinmotionプロジェクトをインポートし、Twinmotionと同様のアクションやエフェクトをアニメーションさせるためのツールをUE4で提供。
その他の制限事項
■Unreal EngineのアセットをTwinmotionに持ち込めるか?
Epicのビジョンは、TwinmotionからUnreal Engineにデータを持ち込むためのツールを作ることです。ここでは、Unreal EditorからTwinmotionへのデータのやり取りについては触れません。検討中ではありますが、まずはTwinmotionのデータをUnreal Engineに取り込むことを優先するということです。
■TwinmotionのシーンをUnreal Editorに入れなくても、Unrealのパッケージに持ち込むことは可能か?
現時点では、UnrealでTwinmotionファイルをインポートできるのはエディタのみです。 将来的には、カスタム パッケージのゲームで *.tmimport/re-import をサポートすることも可能になると思いますが、その機能を提供するための準備はまだできていません。
関連する取り組み
これとは別に、Unreal EngineとTwinmotionの両方でDatasmithを統一する作業が行われています。Twinmotion 2020.2では、その第一段階として、TwinmotionがuDatasmithファイルを直接インポートできるようになりました。
https://cginterest.com/2020/08/11/twinmotion-2020-2-%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%ef%bc%81%e3%82%88%e3%82%8a%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%81%aa%e6%b0%b4%e3%81%ae%e3%83%9e%e3%83%86%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%82%84/
Public Beta 1
TwinmotionはUnreal Engineで構築されていますが、TwinmotionからUnreal Engine Editorでデータをロードするのは、思ったほど簡単なことではないようです。
Public Beta 1 で機能するもの
■”インポートされた”ジオメトリ
■マテリアル
Twinmotionライブラリに収録されているマテリアルはもちろん、独自のテクスチャマップで作成されたマテリアルを100%インポートすることが目標とされています。
TwinmotionのMaterialプリセットは、Twinmotionプロジェクトをインポートしなくても利用することができます。プリセットはTwinmotionToUnrealContent Contentフォルダの下にあります。
■家具ライブラリアセット
ライブラリにあるHouseとCityの家具アセットがインポーターで機能します。スケルトンメッシュとビークルはまだ完全にはサポートされていません。
■植生
- TwinmotionファイルでDataprepを使用するとエンジンがクラッシュします。
- 低空飛行する飛行機の記号がない場合、インポート時にエラーが発生します。
- フォークリフトエンティティに材料がない場合、インポート時に警告がでます。
今後のリリース
今後のリリースでは、以下のTwinmotionの主な機能をサポートする予定です。
●Sculpted Landscape
●Daylight / Moonlight
●Vehicles
●Characters
●Cameras
●Artificial Lights
●Decals
●Water Objects and Materials
●Dynamic objects (ex: character paths)
●Animators and Objects referenced by Animators
●Section planes and cut volumes
●Measurement Tools
●Notes
●Weather System
●Reflection Volumes
●Sounds
●Particles
ダウンロードとフィードバックのリンク
■このプラグインはベータ段階にあるため、Boxドライブ上にダウンロードリンクが用意されています。大きなファイルなのでダウンロードする際は注意してください。
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