開発中の次期バージョン Corona Renderer 7 の情報が公開

プラグイン

Chaos Czechは9月30日(現地時間)、開発中の次期バージョン Corona Renderer 7 の情報を公開しました。主に3ds Max と Cinema 4D版の開発中の機能が紹介されています。

Corona Renderer 7は2021年の第2四半期にリリースされる予定のようですが、早い段階で機能をテストしたい人のためにデイリービルドが用意されます。すでにCinema 4D用にはデイリービルドが用意されています。

開発中の新機能

■The Corona Volume Grid (Cinema 4D)

この機能は、リリースには反映されませんでしたがCorona Renderer 6の間に初期準備と開発が行われました。

Corona Volume Gridを使用すると、OpenVDBファイルをインポートしてレンダリングすることができます。これらのファイルは通常、雲や火、煙などのシミュレーションです。上の図のサンプルファイルはこちらから(embergenのフリーVDB)ダウンロードすることができます。

■Grounds-Up PBR Material (3ds Max と Cinema 4D)

こちらはまだコーディングの段階ではありませんが、進行中です。最初にやっていることは業界全体で提供されている多くのソリューションへの深堀りで、現在、新しいPBRマテリアルがどのようになるかを決めている段階ということです。

■Multi-Instances (Cinema 4D)

Cinema 4Dには、インスタンスを扱う独自の方法があり、Corona Rendererをこれらにうまく対応させることは、ユーザーの皆様からよく報告される問題の一つであるため、現在、開発の「やるべきこと」リストの中で最も優先度の高い項目の一つとなっています。

■トーンマッピングのリワーク(3ds Max と Cinema 4D)

現在、Corona VFBでは、必要なトーンマッピングの多くを行うことができますが、ポストプロセスアプリケーションで処理を完了する必要がある場合があります。トーンマッピングはレンダリングを高速化するものではありませんが、マシンの時間よりも重要なこともあり、速く、より効率的で、より柔軟性のあるものにすることで、時間を節約することができます。

トーンマッピングにより、同じレンダリングでも、既存のトーンマッピングを使用している場合のように、全く違った見え方をすることもあります。奥が深い問題ですが、ユーザーからの意見を参考にしながら、Coronaのトーンマッピングを一から作り直し、最も良いものを新たなデフォルトとして選んでいく予定ということです。また、トーンマッピングをノードベースのものにすることも考えられています。

■マテリアルライブラリー (Cinema 4D)

Corona Renderer 6の重要なステップの一つは、3ds MaxとCinema 4D間でのCoronaマテリアルの互換性を高めるための設定でした。

3ds Max のマテリアル ライブラリ

Corona 6のリリースでこのステップが完了したので、マテリアルライブラリの変換は比較的簡単にできるようになりました。


今後も定期的に最新情報についての情報が公開される予定です。関連情報は以下のリンクから:


Behind the scenes: An early look at Corona Renderer 7

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