PSOFTは、3DCG でセル画のような表現を実現する ノンフォト リアリスティック レンダリング プラグインの最新バージョンである「 PSOFT Pencil+ 4 for 3ds Max 」 4.2.0 のリリースを発表しました。
Pencil+ 4
2017年に最初にリリースされたPencil+
4 for 3ds Max は、ペン画や色鉛筆のような描画やセル画のような表現を可能にするノンフォト リアリスティック レンダリング プラグインです。
【主な特徴】
・表現力豊かなマテリアル機能
セル画調(トゥーンシェーディング)のようにフラットな表現や、鉛筆画のような質感を表現できます。 細かなシェーディングのコントロールや、特定のマテリアルのみを前面に描画する特殊な表現を可能にします。
・高速で美しいライン描画
機械的に均一な線やオブジェクトからはみ出したラフスケッチのような線、漫画のように「入り」「抜き」の抑揚のある線など表現力豊かなラインを表現できます。
・ユニークなモディファイヤ
手描きのような誇張したパース表現や、形状の異なったオブジェクトを使用したシェーディング計算ができます。
パース変形機能は、カメラからの距離でパースを変化させ、手描きのようなパースを表現することができます。
コンポジット向けにマテリアルやラインを個別にファイル出力することが出来ます。ラインを編集しやすいベクターイメージである EPS 形式で出力することも可能です。
以下は、Pencil+ 4 for 3ds Maxの紹介動画です
4.2.0 新機能
この最新リリースでは、3ds Max 2021 への対応、いくつかの修正と以下の機能追加があります。このアップデートは、Pencil+ 4 の登録ユーザーは無償アップデートすることができます。
カーブのレンダリング
スプラインや NURBS カーブを[ アウトライン ]として描画する機能が追加。これによって、カーブを使用して 3D モデルに線を追加することが容易になります。
ラインの Z 深度
[Pencil+ 4 ライン レンダーエレメント ]に[Z 深度 ]を出力する機能が追加。コンポジットソフトを使用して後処理で被写界深度を追加する場合などに活用できます。
ファイル出力する効果を選択可能に
これまで[Pencil+ 4 ファイル出力 ]はシーン内の全ての効果をまとめて出力していましたが、 4.2.0 では[Pencil+ 4 ファイル出力 ]に効果単位で出力対象を指定する[ 出力する効果 ]機能が追加されています。
この機能追加によって、 EPS 形式では効果ごとにファイルを分けて出力することができるようになります。 PLD 形式ではシーンに複数の効果がある場合に自動的にサフィックスを追加していましたが、出力する効果を 1 つにすることで指定したファイル名で出力することができるようになります。
すべてのアップデートの確認はリリースノートから確認できます。
価格とシステム要件
Pencil+ 4 for 3ds Max は Autodesk 3ds Max 2018 / 2019 / 2020 / 2021 のスキャンラインレンダラーで動作します。
価格は、以下の表のようになります。
スタンドアロンライセンス | 販売価格 ( 税込 ) |
---|---|
ダウンロード版 | 61,600 円 |
パッケージ版 | 66,000 円 |
ネットワークライセンス | 販売価格 ( 税込 ) |
パッケージ版 | 92,400 円 |
また、Pencil+ 4 のユーティリティプラグイン「 Pencil+ 4 Bridge」、「 Pencil+ 4 Converter」、「 Pencil+ 4 Spreadsheet 」 も更新され、 3ds Max 2021 に対応しています。
最新の「 Pencil+ 4 」「 Pencil+4 Bridge 」「 Pencil+ 4 Spreadsheet 」のダウンロードはこちらから
「 Pencil+ 4 Converter 」のダウンロードはこちらから
無償体験版のダウンロードはこちらから
3ds Max 2021 対応版「 PSOFT Pencil+ 4 for 3ds Max 」 4.2.0 リリース
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