Adobeは、グラフィックデザイナー向けの3Dレンダリング、合成ソフトウェアの最新アップデート「Dimension 3.2」をリリースしました。
このリリースでは、3Dテキストやカスタマイズ可能なシェイプ作成機能などが追加されました。これにより、テキストや図形をさまざまな方法で使用して、グラフィックデザイン、タイポグラフィ、アートから看板や道案内まで、シーンや複雑なフォームを作成する際の機能が強化されたことになります。
新機能
●3Dテキスト
新しい 3D テキストシステムを使用すると、3D タイポグラフィの生成、ベベルやエッジ処理の追加、さまざまな領域へのマテリアルの適用を簡単に行うことができます。テキストは非破壊的なので、スタイル、ベベル設定、およびマテリアルを保持しながらテキストプロパティを編集できます。
将来的には、スタック可能なテキスト レイヤー、ランダム化されたテキスト、ベンドのようなエフェクトを追加する計画があるということです。
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カスタマイズ可能な基本シェイプ
カスタマイズ可能な新しい円錐、立方体、円柱、トーラス、平面および球のシェイプを半径、角丸コーナー、辺の数などの機能(各シェイプに固有)で変更できます。これによって、バリエーションやより複雑なオブジェクトを作成することができます。
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その他の機能強化
- ライトの色温度:ライトのカラーを選択するとき、カラーピッカーが、暖色および寒色のトーンなど自然な色温度にデフォルト設定されるようになりました。カラーピッカーには、一般的な光源タイプのプリセットが含まれます。
- 追加のカメラコントロール:カメラの新しいサブツール(ロール、視野、三脚、ドリーズームツール)が追加されました。
- カメラのナビゲーションプリセット:他の 3D アプリケーションと同じカメラコントロールを使用するように Dimension を自動設定する環境設定が追加されました。
- 「標準モデルに変換」アクション:テキストなどパラメーターモデルを標準的なメッシュモデルに変換する新しいアクションが追加されました。
- USD モデルの読み込み:Dimension で、USD 形式のモデルの読み込みがサポートされるようになりました。
- 読み込み画像の形式を拡張:新しい画像形式 TGA、GIF、EPS、BMP、JPEG、JPE、PSB、TIF、TIFF、SVGZ、JP2、J2K、JJPF、JPX、IFF および PCX のサポートが追加されました。
Dimension の 2020 年 4 月リリース(バージョン 3.2)リリースノートはこちらから
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