2025年9月18日(現地時間)- Luma AI は、物語を語るために設計された最新のインテリジェント動画生成モデル「Ray3」を発表しました。
「Ray3」とは
新モデル「Ray3」は、視覚的な思考と推論能力と、最先端の物理法則と一貫性を備えた初の動画生成モデルです。
世界で初めて16ビットHDR(ハイダイナミックレンジ)カラーでのビデオ生成を実現し、クリエイティブワークフローでの迅速な反復作業を実現する新機能「ドラフトモード」を搭載しています。
主な特徴
最先端の忠実度(SOTA Fidelity)
「Ray3」は、最先端のリアリズム、物理演算、キャラクターの一貫性、そしてはるかに優れた指示追従性を実現します。旧モデルと比較して同じ解像度でもはるかに多くのディテールを表現し、鮮明で忠実度の高い出力が可能とされています。
これにより、激しいアクションシーンから、キャラクターの自然な表情、光の反射やレンズの光学特性に至るまで、幅広いシナリオで高品質な映像制作が可能です。
Ray3 offers production-ready fidelity, high octane motion, preserved anatomy, physics simulations, world exploration, complex crowds, interactive lighting, caustics, motion blur, photorealism, and detail nuance, delivering visuals ready for high-end creative production pipelines. pic.twitter.com/4mc31bjSlk
— Luma AI (@LumaLabsAI) September 18, 2025
視覚的な思考と高度な推論能力
Ray3 は、高度な「思考」と「推論」能力を備えており、単にテキストの指示に従うだけでなく、制作者の意図を深く理解し、視覚的なコンセプトを自ら生成・評価します。これにより、より複雑なシーンや複数のステップからなる難解な動きの表現が可能となり、試行錯誤の回数を減らしながら高品質な結果を得ることができます。
連鎖的思考
クリエイティブな作業は非常に知的な活動であり、クリエイター向けのAIも同様にインテリジェントであるべきです。
「Ray3」の推論能力は、プロンプトをニュアンス豊かに解釈し、初期ドラフトを自己評価し、品質基準を満たすまで再試行する「連鎖的思考(Chain of Thought)」を可能にします。
Reasoning enables Ray3 to understand nuanced directions, think in visuals and language tokens, and judge its generations to give you reliably better results. With Ray3 you can create more complex scenes, intricate multi-step motion, and do it all faster. pic.twitter.com/GeapvFxx0T
— Luma AI (@LumaLabsAI) September 18, 2025
視覚的な注釈
さらに、Ray3 はクリエイティブパートナーのように視覚的な注釈(アノテーション)を解釈することができます。クリエイターは画像に描画や落書きをすることで、パフォーマンス、ブロッキング、カメラワークを指示できます。
With reasoning, Ray3 can interpret visual annotations enabling creatives to now draw or scribble on images to direct performance, blocking, and camera movement. Refine motion, objects, and composition for precise visual control, all without prompting. pic.twitter.com/ani67yAAiy
— Luma AI (@LumaLabsAI) September 18, 2025
世界初の16ビットHDRカラー対応
「Ray3」は、生成ビデオの分野において世界で初めてスタジオグレードの忠実度を持つHDR映像のネイティブ生成に対応しました。
10、12、そして16ビットのハイダイナミックレンジでのビデオ生成が可能で、これによりシャドウ部分の階調やハイライトの鮮やかな色彩を詳細に表現できます。従来のSDR映像をHDRに変換する機能も備えており、テキストプロンプトやSDRの素材からでも驚くほど美しいHDRビデオを生成可能です。
生成されたビデオは、プロフェッショナルな編集、カラーグレーディング、合成作業のためにEXR形式でエクスポートでき、ポストプロダクションのワークフローにおいて前例のないコントロールとシームレスな統合を実現します。
Ray3’s native HDR delivers studio-grade fidelity. It generates video in 10, 12 & 16-bit high dynamic range with details in shadows and highlights in vivid color. Convert SDR to HDR, export EXR for seamless integration and unprecedented control in post-production workflows. pic.twitter.com/bK2ahUkpVH
— Luma AI (@LumaLabsAI) September 18, 2025
制作フローを加速する「ドラフトモード」
今回、全く新しい「ドラフトモード」が導入されました。これは、ビデオのアイデアを高速で試作するための新機能で、クリエイターは思考を中断することなくフロー状態でアイデアを探求し、完璧なショットにたどり着くことができます。
公式によれば、このモードは5倍速く、5倍安価であり、ビデオ制作の楽しさを飛躍的に向上させるとされています。そして、ドラフトモードで選ばれた最高のショットは、「Ray3」に搭載された新しい「Hi-Fi Diffusionパス」を使用して、プロダクショングレードの高忠実度な4K HDR映像へと仕上げることが可能です。
Draft Mode is a new way to iterate video ideas, fast. Explore ideas in a state of flow and get to your perfect shot. With Ray3's new Hi-Fi diffusion pass, master your best shots into production-ready high-fidelity 4K HDR footage. 5x faster. 5x cheaper. 100x more fun. pic.twitter.com/I7hSQ3Xcfa
— Luma AI (@LumaLabsAI) September 18, 2025
既存機能の強化
「Ray3」は、既存の主要なビデオ生成機能も以下のように大幅に強化しています。
- テキストからビデオへ: より高い精度と時間的一貫性を実現し、主題が徐々に変化してしまう「ドリフト」現象を低減しました。
- 画像からビデオへ: トランジションがより滑らかになり、アーティファクト(ノイズなど)が減少したことで、映画のような動きの生成が可能になりました。
- キーフレーム: フレーム間の補間が改善され、被写体のアイデンティティ維持と物理演算の精度が向上しました。
- 延長&ループ: 生成したビデオの物語性をシームレスに拡張したり、滑らかな無限再生ループを作成したりする能力が向上しました。
作例
「Ray3」は単なるツールではなく、物語を語るために設計されています。その能力を示すため、複数のクリエイターと協力し、魅力的な短編映像が制作されました。
Wasted
バイク乗りが間違った車に傷をつけた後、執念深いドライバーが些細な復讐を街全体を巻き込む「ホイール上の戦争」へとエスカレートさせ、手に汗握るハイオクタンな追跡劇に巻き込まれます。
Subway
物語は地下鉄から始まり、巨大な生物や遊び心あふれるアイデア、ありえない不思議が交差する幻想的で音楽的な旅へと展開します。この多様性を表現するため、10人のアーティストがそれぞれの最もワイルドなコンセプトを持ち寄り、それらが共存できる統一された世界観が創り上げられました。
利用について
Ray3は全ての有料アカウントで利用可能です。
無料アカウントでも、ドラフトモードを通じてRay3でのビデオ生成が利用できます。ドラフトモードは最大[約20倍]高速で動作し、軽量なプレビューを生成することで、アイデアの探求、コンセプトのテスト、方向性のスケッチを数秒で行うのに役立ちます。望むルックが見つかったら、アップグレードすることで、HDR、EXRエクスポート、およびすべてのプロ機能を含む完全なRay3の忠実度を解放できます。
価格プランとRay3 クレジット消費量は以下の通りです。
価格プラン
- Webプラン
- iOSプラン
| プラン | 価格 | 月間クレジット | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 500 | 限定利用, 720p, ドラフト解像度, 低優先処理, 非商用利用, ウォーターマーク |
| Lite | $9.99 / 月年間契約: $7.99/月 ($95.90/年) | 3,200 | フルRay3アクセス, 4Kアップスケーリング, 高優先処理, 非商用利用, ウォーターマーク |
| Plus | $29.99 / 月年間契約: $23.99/月 ($287.99/年) | 10,000 | フルRay3アクセス, 4Kアップスケーリング+HDR, 高優先処理, 商用利用可, ウォーターマークなし |
| Unlimited | $94.99 / 月年間契約: $75.99/月 ($911.90/年) | 10,000 (Fast Mode) + 無制限 (Relaxed Mode) | フルRay3アクセス, 4Kアップスケーリング+HDR, 高優先処理, 商用利用可, ウォーターマークなし |
| Enterprise | 要問い合わせ | 20,000 | フルRay3アクセス, 4Kアップスケーリング+HDR, 最高優先処理, 商用利用可, ウォーターマークなし, トレーニングデータとして利用しない |
| プラン | 価格 | 月間クレジット | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 250 | 限定利用, ドラフト解像度, 低優先処理, 非商用利用, ウォーターマーク |
| Lite | $12.99 / 月年間契約: $10.39/月 ($124.70/年) | 3,200 | フルRay3アクセス, 4Kアップスケーリング, ウォーターマーク |
| Plus | $37.99 / 月年間契約: $30.39/月 ($364.70/年) | 10,000 | フルRay3アクセス, 4Kアップスケーリング+HDR, ウォーターマークなし |
| Unlimited | $119.99 / 月年間契約: $95.99/月 ($1151.70/年) | 10,000 (Fast Mode) + 無制限 (Relaxed Mode) | フルRay3アクセス, 4Kアップスケーリング+HDR, 商用利用可, ウォーターマークなし |
Ray3 クレジット消費量
| モデル / 解像度 | 品質 | 5秒 | 10秒 | 15秒 | 20秒 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ray3 Draft | SDR | 60 | 120 | 180 | 240 |
| Ray3 540p | SDR | 160 | 320 | 480 | 640 |
| HDR | 640 | 1,280 | – | ||
| HDR + EXR | 1,120 | 2,240 | – | ||
| Ray3 720p | SDR | 320 | 640 | 960 | 1,280 |
| HDR | 1,280 | 2,560 | – | ||
| HDR + EXR | 2,240 | 4,480 | – | ||
| Ray3 1080p | SDR | 330 | 660 | 990 | 1,320 |
HiFi (アップスケーリング) クレジット
| アップスケール元 → 先 | クレジット消費 (1秒あたり) |
|---|---|
| Draft → 720p | SDR: 40, HDR: 160, HDR + EXR: 280 |
| 540p → 720p | SDR: 40, HDR: 160, HDR + EXR: 180 |
| 720p → 1080p | HDR: 40, HDR + EXR: 60 |
※クレジットの更新:未使用のクレジットは翌月に繰り越されません。
※Top-upクレジット:月間クレジットを使い切った場合、追加でクレジットを購入できます。Top-upクレジットの有効期限は購入日から1年間です。

























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