2025年10月30日(現地時間)- Canva は、ビジュアルツールキットを一新した「Creative OS」発表しました。
Creative OSとは
「Creative OS」は、この度の最大規模の製品アップデートで実現された、デザイン作業やブランドづくりをより効率的かつパワフルに進められる新しい統合プラットフォームです。
このOSは、以下の3つの柱で構成されています:
- Visual Suite(ビジュアルスイート):従来のCanvaツールを強化し、よりパワフルで柔軟なデザイン機能を提供
- Canva AI:世界初のデザイン特化型AIにより、創造力を加速
- Platform機能:ビジネスの成長やブランドのスケールを支援する多彩なツール群

Canvaはこの製品を「想像力の時代(Imagination Era)」の幕開けと位置づけ、テクノロジーが創造性を置き換えるのではなく、創造力を拡張するために存在すべきだとしています。Creative OSは、誰もが持つ「ひらめき」を形にする力を最大限に引き出すための新しい基盤とのことです。
主な新機能とアップデート詳細
Canvaの新しいクリエイティブOSの中核となるのは、一新された「ビジュアルツールキット」です。強力なビジュアルツールキット、世界初のデザインAI、ビジネスとブランドの拡大を支援する機能が搭載されています。
主な新機能と更新内容は以下の通りです。
Video 2.0:クリエイターのために作られたツール
クリエイターが動画編集の際、複数のタブを切り替えるうちに意欲を失い、妥協してしまうという課題がありました。
この課題に対応するため、Canvaは「動画2.0」で動画編集機能を一新。より高速で直感的なエディターに、プロ仕様のツールとCanvaのシンプルさを融合させ、最初のカットから最終エクスポートまで勢いを維持して創作活動を行えるとしています。
新しいタイムラインでは、映像の同期、トリミング、レイヤリングを数秒で行え、複雑な編集のハードルを下げています。また、AI機能「マジック動画」では、クリップをアップロードし、アイデアを説明するだけで、SNS投稿に適した洗練されたカットが自動で出来上がります。

TikTok、リール、ショート動画などで人気のスタイルを反映した最新テンプレートも用意され、イチから制作する手間を削減できます。
Canva form:情報収集と交流をよりスマートに
「Canvaフォーム」は、あらゆるデザインに強力なインタラクティブ機能を搭載できるツールです。追加のツールや統合なしでデータ収集を効率的に行えるため、特に「Canva Webサイト」での使用に適しています。

フォームをドラッグ&ドロップし、ブランドの雰囲気に合わせてスタイルをカスタマイズして公開するだけで、回答を収集可能。集まった回答は「Canvaシート」に直接保存されるため、ツールを切り替えることなくフィードバックの整理、結果の視覚化、分析が行えます。
Canva Code
以前発表された「Canvaシート」と「Canvaコーディング」が連携。これにより、データを活用したインタラクティブな体験をCanva内でより簡単に構築できるようになりました。
フォーム入力や予約リクエストなどのデータは、Canvaシートで瞬時に整理され、把握や行動が容易になります。

また、「Canvaコーディング」の作品はCanvaエディター内でカスタマイズ可能になりました。色やフォント、レイアウトを変更し、すべての素材のスタイルをブランドに合わせて調整できます。Canvaコーディングの作品は独自のWebサイトとして公開できるため、共有する準備ができたら固有のURLで即座に公開し、埋め込み不要ですぐに使用できます。
Canva Email Design
ビジュアルツールキットで最も要望の多かった機能の一つ、「Canvaメール」が実現しました。ブランドに合った魅力的なキャンペーンメールを、ビジュアルツールキット内でより簡単かつスピーディーに作成できます。

CanvaのAIツールを使い、画像の生成やコピーの洗練が可能なほか、「@Canva AI」をタグ付けして共同でデザインを改善したり、セカンドオピニオンをもらったりすることもできます。完成したデザインは、プレビューとテスト送信を経た後、クリーンなHTMLとしてエクスポートし、あらゆるプラットフォームで使用できます。
世界初のデザインAI
Canvaはここ数年、強力で直感的に使える、創造力のための専用AIを構築してきたとしています。今回、そのビジョンが現実のものとなりました。
デザインの複雑さを丸ごと理解するために訓練された世界初のAIモデル、「Canvaデザインモデル」が発表されました。このモデルは、静止画像を生成するモデルとは異なり、構造、レイヤリング、階層、ブランディング、視覚的論理まで、デザインのあらゆる側面を理解し、編集可能なコンテンツをわずか数秒で作成できるとしています。
このモデルは、ビジュアルツールキット全体のCanva AI機能の次世代版に導入され、アイデアからデザイン完成までの時間を短縮します。また、ChatGPT、Claude、Geminiなどのプラットフォーム内でも利用可能になり、Web上のデザイン生成ツールの水準を高めるとしています。
働く場所にAIを:AIデザインとAI素材
「AIデザイン」機能により、編集可能なデザイン(SNS投稿、プレゼン、Webサイト、動画など)をエディター内で最初から最後まで生成できます。
さらに、「AI素材」を使えば、ビジュアル要素の創造性が広がります。エディターの [素材] タブから、写真、動画、カスタムコード、アイコン、図形、さらには3Dまで、デザインに必要なものを何でも生成できます。
新しい「3Dコンテンツジェネレーター」は、あらゆるプロジェクトに奥行きと立体感を加えるツールです。また、「シェイプジェネレーター」では、ユニークな形状を自由に作成でき、豊富な既成オプションライブラリも併せて利用できます。

デザインのまとめ作業には、「スタイルマッチ」と「マジック背景」が役立ちます。「スタイルマッチ」は、他の素材の外観に合わせてデザインを即座に統一。「マジック背景」は、配置されている被写体やレイアウト、スタイルにフィットする背景を生成し、レイアウトを仕上げます。

Ask @Canva:コメント1つで創作の新たなチームメイトに
デザイン作業中、レイアウトや配色に迷った際、デザイン画面を離れることなくサポートを得られる機能が「Canva AIに聞く」です。コメントに「@Canva」をタグ付けするだけで、作業画面で直接リアルタイムのデザインサポートを受けることができます。
この機能はデザインを考慮して設計されており、追加の指示なしに、文脈に応じたフォントや色、トーンを作品に適用できるとしています。
Canva AIホームページがさらに強化
Canva AIは、デザイン作業中だけでなく、作業開始時にも役立ちます。ホームページから「プレゼンテーションガイド」が使えるようになりました。これは会話形式の作業フローで、目標設定、ストーリー構築、スライド構造の決定を、レイアウト選択前に行うことができます。
Canvaエンタープライズのチーム向けには、「チームナレッジ」機能により、Canvaファイル内のブランド関連コンテンツが表示されます。また、Google Drive、Dropbox、OneDriveなどとの統合機能も強化され、より多くの背景情報を参照してスマートにデザインを行えます。

Canva Grow:強力なクリエイティブマーケティングエンジン
成長中のチームやグローバルブランドにとって、スピードや一貫性を維持しつつ創作活動の規模を拡大することは課題です。Canvaは、ブランド管理、キャンペーン作成、パフォーマンス追跡のツールを備えた完全統合型マーケティングプラットフォームへと進化しました。
マーケティングチームが複数のツールやタブを切り替えて作業してきた課題に対し、プロセスを一体化する「Canvaマーケティング」が登場。Canvaを離れることなく、ブランドイメージを維持したキャンペーンの作成、Metaなどへの直接公開、AIによるパフォーマン追跡が可能になります。

まず、業界のハイパフォーマンス広告ライブラリを閲覧し、インスピレーションを得られます。次に、CanvaマーケティングがビジネスのWebサイトをスキャンしてブランド(色、トーン、メッセージ)を学習し、AIが複数の広告案を自動生成します。

その後、Metaにコンテンツを直接公開(対応プラットフォームは近日追加予定)。最後に、広告アカウントを連携すれば、リアルタイムの洞察とAIによる推奨事項を得て、パフォーマンスを把握し、次の広告を改善できます。
ブランドシステム:妥協せずに一貫性を確保
組織の成長に伴うブランドの一貫性確保の難しさに対応するため、新しい「Canvaブランドシステム」は、よりスマートで柔軟なブランド管理を提供するとしています。
新しい「ブランドキットのホームページ」は、チームの創作活動のハブとなります。ロゴ、テンプレート、色、ガイドラインを、チームの働き方に合わせて視覚的に整理できます。エディターには文脈に応じたブランドガイダンスも表示されます。
Canva AIもブランド情報を考慮してデザインが可能。ブランドキットを連携すると、Canvaは自動的に色、フォント、トーン、スタイルを反映したデザインを生成します。
一新されたAffinity:誰でも無料で使える強力な創作ツール
プロ仕様の写真編集、ベクターデザイン、ページレイアウトツールを統合した「Affinity」が、一新されました。応答性に優れた高速なプラットフォームで、高い正確性とスピード、自由なカスタマイズを実現したとしています。
AffinityとCanvaの連携も可能になり、Affinityでデザインや微調整を行ったデータをCanvaに直接取り込み、共同作業、公開、規模拡大が行えます。また、Canvaのプレミアムアカウント保有者は、新しい「Canva AIスタジオ」を通じて、Affinity内で直接Canva AIツールを利用できるようになります。
さらに、Affinityは今後、どなたでも「ずっと完全無料」で利用できることが発表されました。これは、プロ仕様のツールを誰もが利用できるようにしたいというCanvaの思いを反映したものだとしています。
最後に
以上が、最大規模となるCanvaのアップデート内容でした。
Canvaは、クリエイティブのきっかけとなるひらめきはすべての人の中に秘められているとし、今回発表された機能はすべて、そのアイデアを形にするために設計されていると説明
これは新しい章の始まりに過ぎず、これからも想像力とテクノロジーを融合させ、誰もがより手軽に創造力を発揮できる製品づくりを進めていくとしています。
次の動画ではこれらの発表が行われた際の生の発表内容を確認できます。
最新の機能は Canva ウェブサイトで利用可能です。


























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