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Mocha Pro 2025.5 がリリース!AIを活用した顔の検出機能が追加!その他AIマスク、カメラソルブの強化など

プラグイン

2025年6月12日(現地時間)- BorisFX は、同社のトラッキングツール「Mocha Pro」の最新バージョン2025.5をリリースしました。

新機能ハイライト

今回のアップデートでは、AIを活用した新機能が多数搭載され、特に顔のマスキングやロトスコープ作業の効率を大幅に向上させる機能が追加されました。

Mocha Pro 2025.5 – All the New Stuff in Under 5 Minutes

AI搭載の顔検出

今回のアップデートで最も注目すべき機能の一つが、AIを活用した新しい「顔検出(Face Detection)」機能です。

この機能を使えば、ショット内の複数の顔を自動的に検出し、追跡、管理することが可能になります。これにより、これまで時間のかかっていたプライバシー保護のためのぼかし処理や、特定の顔に対するカラーコレクション、肌の補正といった作業が、数クリックで完了します。

各顔レイヤーにはイン点とアウト点が設定され、管理が非常に簡単です。また、レイヤーごとに単一のスプラインキーフレームが追加されるため、その後の微調整もシンプルかつ効率的に行えます。

Three Ways to Use Face Detect in Mocha Pro

Matte Assist MLの強化

マット(マスク)の精度をさらに高めるための新しい編集機能が追加されました。

「Matte Assist ML」が強化され、フレームごとに直接マットを修正し、不完全な部分や穴を素早く補完できるようになりました。

また、マットを編集可能なスプラインに変換し、再度マットに戻すといった操作が簡単に行えるようになり、細部のクリーンアップ作業が簡素化されています。

さらに、After Effectsでの処理速度が向上し、インターレース出力にも対応。ワンクリックで順方向と逆方向の両方をレンダリングするオプションも追加され、インターフェース操作の手間が省かれました。

Better, Faster Results with Matte Assist ML in Mocha Pro [Boris FX]

Camera Solveの強化

3Dカメラソルブモジュールが改善され、より正確な結果を得られるようになりました。

  • 新たに追加された「ロックショット(Locked Shot)」オプションにより、カメラが固定されている場合でも、ショット内で動くオブジェクトの3Dトラッキングが可能になりました。
  • 読み込んだ3Dモデルを動くオブジェクトにスナップさせることもできるように。
  • After Effectsへの3Dカメラエクスポートでは、焦点距離の精度向上。
Locked Shot and Moving Objects? Easy 3D Tracking with Mocha Pro [Boris FX]

エクスポートダイアログの改善

新しいプリセットとバッチオプションにより、エクスポートのワークフローが効率化されました。

  • よく使うエクスポート設定をプリセットとして保存し、素早くアクセスできるようになりました
  • 単一レイヤーの出力を含む複数のエクスポートを一度にバッチ処理することも可能に
  • JSONとの連携によるプリセットの外部編集
  • 新しい単一レイヤーエクスポート
  • SNIおよびFusion MultiPoly形式のサポート向上など
Mocha Pro – Working with Export Presets and Batches [Boris FX]

その他

  • 主要機能(Object Brush ML、Matte Assist ML)を含む「マスク」タブが追加された新しいEssentialsレイアウト
  • OCIO (2.4.2) と ACES (2.0) のアップデート。

価格とシステム要件

Mocha Pro 2025は、以下のOSでスタンドアロンアプリケーションまたはAdobe After Effects & Premiere Pro、Avid Media Composer、Autodesk Flame、Blackmagic Fusion、Foundry Nuke、VEGAS Proなどのプラグインとして利用可能です。

  • macOS: Intel または Apple Silicon の macOS 12.7.6 – 15.1.1。 
  • Windows: x64 の Windows 10 および Windows 11
  • Linux: Red Hat Enterprise Linux 7-9、CentOS 7-9、Rocky 7-9、または x86_64 の互換性のあるディストリビューション。

最新のシステム要件の確認はこちらから

サポートしているホストアプリケーション
  • Adobe After Effects CC
  • Adobe Premiere Pro CC
  • Avid Media Composer
  • Autodesk Flame (OFX)
  • Boris FX Silhouette (OFX)
  • Foundry NUKE (OFX)
  • Blackmagic Fusion (OFX)
  • VEGAS Pro (OFX)
  • HitFilm Pro (OFX)
  • SGO Mistika (OFX)

完全なホストアプリケーションバージョンのサポートについての詳細をみる

購入オプションには、年間/月間サブスクリプション、アップグレード&サポートプラン、および永久ライセンスがあります。

 月額サブスク年額サブスク永久ライセンスアップグレード
&サポートリニューアル
Adobe After Effects
& Premiere Pro
48.00ドル/月325.00ドル/年765.00ドル325.00ドル
Avid Media
Composer
48.00ドル/月325.00ドル/年765.00ドル325.00ドル
Nuke, Fusion, VEGAS Pro,
+ other OFX hosts
48.00ドル/月325.00ドル/年765.00ドル325.00ドル
Standalone Application
+ Multi-host Plugins
96.00ドル/月655.00ドル/年1,645.00ドル655.00ドル
All Supported Plugin Hosts64.00ドル/月435.00ドル/年1,095.00ドル435.00ドル

また、BorisFXのすべてのツールが含まれたサブスクリプションBoris FX Suite の一部としても利用できます。

より詳しいシステム要件と価格の確認はこちらから


Mocha Pro ウェブサイトへ

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