CES 2025 Nvidia の発表まとめ – NVIDIA Cosmos, Blackwell RTX 50 シリーズGPU, Project DIGITSなど

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CES 2025 においてNvidia は幅広い分野で大量の発表を行いました。まだ紹介してない部分を含めてその内容をまとめたいと思います。

CES 2025 の始めに行われたNVIDIA の創業者/ CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) 氏の90 分間の基調講演では、ゲーミング、自動運転車、ロボティクス、そしてエージェント型 AI を進化させる新製品の数々が紹介されました。

6,000 人を超える聴衆を前にフアン氏は、AI が「驚異的なペース」で進歩している述べ、「画像、言葉、音を理解する知覚 AI に始まり、次にテキスト、画像、音を作成する生成 AI となりました。そして今、私たちは「フィジカル AI、つまり、進行、推論、計画、行動ができる AI」の時代を迎えています。この変革の中心NVIDIA の GPU とプラットフォームであり、ゲーミング、ロボティクス、自動運転車 (AV) を含むさまざまな産業でのブレイクスルーを実現している」と語りました。

次の動画でハイライトを確認することができます。

NVIDIA CES 2025 Highlights

主な発表内容は以下の通りです。

NVIDIA Blackwell ベースの GeForce RTX 50 シリーズ GPU

これまでで最もパワフルな GeForce RTX GPU である NVIDIA GeForce RTX 5090 GPU が発表されました。この GPU は 920 億のトランジスタを搭載し、毎秒 3,352 兆回の AI 演算 (TOPS) を実現します。

この GPU シリーズには、今後さらに多くのバリエーションが登場します。デスクトップ GPU である GeForce RTX 5090 と GeForce RTX 5080 が 1 月 30 日に、GeForce RTX 5070 Ti と GeForce RTX 5070 は 2 月に発売予定です。また、ノート PC 用の GPU は 3 月に発売予定です。

さらに、マルチフレーム生成が導入されたDLSS 4と PC の遅延を最大 75% 削減できる NVIDIA Reflex 2 の2つのアップデートに加えて、生成 AI を使用してリアルタイムのゲームプレイ中のテクスチャ、マテリアル、ライティングを向上させる新しいニューラルレンダリングテクノロジーの発表など、ソフトウェア面での進化も発表されています。

新たに発表された NVIDIA Cosmos プラットフォーム

グラフィックスの進化に加え、 NVIDIA Cosmos 世界基盤モデル プラットフォームが発表されました。フアン氏は、これをロボティクスと産業用 AI のゲームチェンジャーであると説明し、「一般的なロボティクスに 『ChatGPT の瞬間』がすぐそこまで来ています」と述べました。

大規模言語モデルと同様に、世界基盤モデルはロボットや AV 開発の発展に不可欠であるものの、すべての開発者が独自のモデルをトレーニングするための専門知識とリソースを持っているわけではありません。Cosmos により、生成モデル、トークナイザー、ビデオ処理パイプラインを統合して、AV やロボットなどのフィジカル AI システムの稼働が可能になります。

その目指すところは、AI モデルに予測やマルチバース シミュレーションの機能をもたらすことであり、これが実現すればあらゆる可能性のある未来をシミュレートして最適なアクションを選択できるようになります。

Cosmos モデルを利用することで、テキスト、画像、ビデオのプロンプトを処理し、ロボティクスや AV シミュレーションのための、細部まで凝ったバーチャルな環境を構築することができます。

Cosmos を最初に導入する企業としては、1X、Agile Robots、Agility、Figure AI、Foretellix、Fourier、GalbotHillbotIntBotNeura Robotics、Skild AI、Virtual Incision、Waabi、XPENG などの主要なロボティクス企業や主要な自動車会社、ライドシェアリング界の大企業の Uber が挙げられます。

Cosmos はオープンライセンスであり、GitHub から入手可能です。

また、NVIDIA Cosmos は、 NVIDIA Researchによって開発されました。

モデル開発とベンチマークの詳細については、研究論文「Cosmos World Foundation Model Platform for Physical AI 」 をお読みください。

追加情報を提供するモデル カードはHugging Faceで入手できます。

RTX PC 向けの AI 基盤モデル

デジタルヒューマン、コンテンツ制作、生産性、開発を強化し、NVIDIA RTX AI PC上でローカルで実行できるAI 基盤モデルが発表されました。

基盤(Foundation) モデル (膨大な量の生データでトレーニングされたニューラル ネットワーク) は生成 AI の構成要素で、今回次のような発表が行われました。

NIM マイクロサービス

  • Black Forest Labs、Meta、Mistral、Stability AI などのトップ モデル開発者による RTX AI PC 向けの NIM マイクロサービスのパイプラインをリリース。ユースケースは、大規模言語モデル (LLM)、ビジョン言語モデル、画像生成、音声、検索拡張生成 (RAG) 用の埋め込みモデル、PDF 抽出、コンピューター ビジョンなど多岐にわたります。
  • 幅広いエージェントタスクで高い精度を実現するオープン モデルのLlama Nemotronファミリが追加。Llama Nemotron Nano モデルは、RTX AI PC およびワークステーション向けの NIM マイクロサービスとして提供され、命令の追跡、関数の呼び出し、チャット、コーディング、計算などのエージェント AI タスクに優れています。

これらのモデルは、NVIDIA NIM マイクロサービスとして提供されます。NIM マイクロサービスには、PC 上で AI を実行するための主要コンポーネントが含まれており、RTX PC やワークステーション、クラウドなど、NVIDIA GPU 全体に展開できるように最適化されています。

これにより、開発者や愛好家は、Windows Subsystem for Linux (WSL) を搭載した Windows 11 PC 上でこれらの NIM マイクロサービスをすばやくダウンロード、セットアップ、実行できるようになります。

RTX AI PC 上で実行される NIM マイクロサービスは、AI Toolkit for VSCode、AnythingLLM、ComfyUI、CrewAI、Flowise AI、LangChain、Langflow、LM Studio など、主要な AI 開発およびエージェント フレームワークと互換性があります。

開発者は、これらのフレームワーク上に構築されたアプリケーションとワークフローを、業界標準のエンドポイントを介して NIM マイクロサービスを実行する AI モデルに接続できるため、クラウド、データ センター、ワークステーション、PC 全体で統一されたインターフェイスを備えた最新のテクノロジを利用することができます。

また、近日リリース予定の NVIDIA ChatRTX 技術デモを使用して、さまざまな NIM マイクロサービスを体験することできるようになるとのことです。

エージェント AI に顔をつける

愛好家や開発者が NIM を使用して AI エージェントやアシスタントを構築する方法を示すために、NVIDIA は、Project R2X をプレビューしました。

これは、情報をユーザーの指先に表示したり、デスクトップ アプリやビデオ会議通話を支援したり、ドキュメントの読み取りや要約などを実行したりできる視覚対応の PC アバターです。

Introducing Project R2X | A Preview of a RTX-Powered Digital Human Interface

アバターは、完全に生成されたピクセルで従来のラスタライズを拡張する新しい生成 AI アルゴリズムであるNVIDIA RTX Neural Facesを使用してレンダリングされ、顔は、唇と舌の動きを改善する新しい拡散ベースのNVIDIA Audio2Face™-3D モデルによってアニメーション化されます。

R2X は、CrewAI、Flowise AI、Langflow などの開発者フレームワークを介して、OpenAI の GPT4o や xAI の Grok などのクラウド AI サービス、NIM マイクロサービス、PDF リトリーバーや代替 LLM などの AI ブループリントに接続できます。

■AI ブループリントが PC に登場

NIM マイクロサービスは、AI ブループリントを通じて PC ユーザーに提供されます。AI ブループリントは、RTX PC 上でローカルに実行できるリファレンス AI ワークフローです。これらのブループリントを使用すると、開発者は PDF ドキュメントからポッドキャストを作成したり、3D シーンに基づいて魅力的な画像を生成したりできます。

関連する情報の一部は以下の記事でも紹介しています。

NVIDIA NIM マイクロサービスと AI ブループリントは、GeForce RTX 50 シリーズ、GeForce RTX 4090 および 4080、NVIDIA RTX 6000 および 5000 プロフェッショナル GPU の初期ハードウェア サポートとともに 2 月から利用可能になります。今後、追加の GPU がサポートされる予定です。

自動運転車両のイノベーション

さらに、NVIDIA は安全性とインテリジェンスが最も重要である自動車業界でも AI 主導のソリューションを推進しています。

NVIDIA DRIVE Hyperion AV プラットフォーム

生成 AI モデル向けに設計され、高度な安全機能と自動運転機能を提供する新しい NVIDIA AGX Thor システムオンチップ (SoC) 上に構築された NVIDIA DRIVE Hyperion AV プラットフォームが発表されました。

初のエンドツーエンド AV プラットフォームである DRIVE Hyperion では、高度な SoC、センサー、安全システムを統合した包括的なスイートを提供します。Mercedes-Benz、JLR、Volvo Cars といった自動車会社が、すでに DRIVE Hyperion を採用しています。

フアン氏は、「自動運転車の革命がここで起きています。すべてのロボットと同様に、自動運転車の構築には 3 つのコンピューターが必要です。AI モデルをトレーニングするための NVIDIA DGX、テスト走行と合成データ生成のための Omniverse、そして車内のスーパーコンピューターである DRIVE AGX です」と述べ、自動運転車両の進化において合成データが重要な役割を果たしていることを強調しました。そして、現実世界のデータには限りがあるため、自動運転車両のデータ ファクトリーのトレーニングには合成データが不可欠であると説明しました。

NVIDIA がトヨタ自動車と提携

トヨタ、Aurora、Continental が、NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI を活用して消費者向けおよび商用車のフリートを開発、構築する世界的なモビリティリーダーのリストに加わったことが発表されました。

世界最大の自動車メーカーであるトヨタ自動車は、安全認証を受けた NVIDIA DriveOS オペレーティング システムを実行する NVIDIA DRIVE AGX Orin をベースに、次世代車両を製造する予定です。

今日の自動車メーカー、トラックメーカー、ロボタクシー、自律配送車両メーカー、ティア 1 サプライヤー、モビリティ スタートアップの大半は、NVIDIA DRIVE AGX™ プラットフォームとテクノロジで開発を行っています。クラウドでのトレーニングからシミュレーション、車内での計算までをカバーする最先端のプラットフォームにより、NVIDIA の自動車垂直ビジネスは 2026 年度に約 50 億ドルに成長すると予想されています。

エージェント型 AI とデジタル製造

エージェント型 AI 向けの AI ブループリント

NVIDIA とパートナーは、エージェント型 AI 向けの AI ブループリント を発表しました。

ブループリントを使用すると、開発者はカスタム AI エージェントを構築して展開できるようになります。これらの AI エージェントは、推論、計画、アクションを実行して大量のデータを迅速に分析し、ビデオ、PDF、その他の画像からリアルタイムの洞察を要約して抽出できる「知識ロボット」のように機能します。

エージェントAIオーケストレーションツール

CrewAI、Daily、LangChain、LlamaIndex、Weights & Biases は、エージェント AI オーケストレーションおよび管理ツールの大手プロバイダーであり、NVIDIA と連携して、 NVIDIA NIMマイクロサービスや NVIDIA NeMoなどのNVIDIA AI Enterpriseソフトウェア プラットフォームを自社のプラットフォームに統合するブループリントを構築してきました。

エージェント AI オーケストレーションは、連携して動作する複数の AI エージェントを管理、監視、調整するように設計された高度なシステムであり、信頼性の高いエンタープライズ エージェント AI システムを開発するための鍵となります。エージェント AI 向けのパートナー ブループリントの新しいカテゴリを構成するこれら 5 つのブループリントは、次世代の AI アプリケーションを開発者が作成するための基盤を提供します。

  • CrewAI は、ソフトウェア開発のコード ドキュメントのブループリントとして、新しい Llama 3.3 70B NVIDIA NIM マイクロサービスと、NIM マイクロサービスを組み込んだ NVIDIA NeMo Retriever を使用しています。このブループリントにより、コード リポジトリが包括的でナビゲートしやすい状態が維持されます。
  • Daily の音声エージェント ブループリントは、同社のオープンソース Pipecat フレームワークを活用しており、NVIDIA Riva自動音声認識およびテキスト読み上げ NIM マイクロサービスと、Llama 3.3 70B NIM マイクロサービスを使用して、リアルタイムの会話型 AI を実現します。
  • LangChain は、構造化レポート生成ブループリントに Llama 3.3 70B NVIDIA NIM マイクロサービスを追加します。LangGraph 上に構築されたブループリントでは、ユーザーがトピックを定義し、アウトラインを指定してエージェントが Web で関連情報を検索するようにガイドし、要求された形式でレポートを返すことができます。
  • LlamaIndex のブログ作成用ドキュメント リサーチ アシスタント ブループリントは、NVIDIA NIM マイクロサービスと NeMo Retriever を活用して、コンテンツ作成者が高品質のブログを作成できるようにします。NeMo Retriever によるエージェント主導の検索拡張生成を利用して、ソース属性付きの魅力的なコンテンツを自動的にリサーチ、アウトライン、生成できます。
  • Weights & Biases は、Llama 3.1 70B NIM マイクロサービスを備えた AI 仮想アシスタントの AI ブループリントに、W&B Weave 機能を追加します。このブループリントは、デバッグ、評価、反復、および運用パフォーマンスの追跡、および人間からのフィードバックの収集のプロセスを合理化し、エージェント AI アプリケーションの構築と展開のためのシームレスな統合とより迅速な反復をサポートします。

PDF からポッドキャストへの AI ブループリント

財務レポートから技術研究論文まで、毎年何兆もの PDF ファイルが生成されるため、情報を常に最新の状態に保つことは常に困難です。

NVIDIA のPDF からポッドキャストへの AI ブループリントは、開発者が複数の長くて複雑な PDF を AI 生成の読み出しに変換するために使用できるレシピを提供します。これにより、専門家、学生、研究者は、事実上あらゆるトピックについて効率的に学習し、重要なポイントをすばやく理解できるようになります。

NIM マイクロサービスと音声合成モデルに基づいて構築されたこのブループリントにより、開発者は、データを安全に保ちながら、PDF から画像、表、テキストを抽出し、そのデータを簡単に理解できる音声コンテンツに変換するアプリケーションを構築できます。

ワンクリックでエージェント AI ブループリントをテスト、プロトタイプ作成、実行

開発者は、たった 1 回のクリックで、新しいエージェント AI ブループリントをNVIDIA Launchablesとして構築し、実行できるようになりました。これらの Launchables は、事前定義された構成を持つ開発者環境へのオンデマンド アクセスを提供し、迅速なワークフローのセットアップを可能にします。

Launchables は開発に必要なすべてのコンポーネントを備えているため、手動構成やオーバーヘッドを必要とせずに一貫性のある再現可能なセットアップをサポートし、プロトタイプ作成から展開までの開発プロセス全体を合理化します。

企業は、 Dell Technologies、Hewlett Packard Enterprise、Lenovo、Supermicro などのデータセンター プラットフォーム上のNVIDIA AI Enterpriseソフトウェア プラットフォームを使用してブループリントを本番環境に展開したり、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure の高速クラウド プラットフォームでブループリントを実行したりすることもできます。

合成モーション生成用の NVIDIA Isaac GR00T Blueprint

製造業では、合成モーション生成用の NVIDIA Isaac GR00T Blueprint により、開発者は指数関数的に多くの大規模な合成モーション データを生成して、模倣学習を使用してヒューマノイドをトレーニングできるようになります。

フアン氏は、NVIDIA の Omniverse を使用してヒューマノイド トレーニング用の何百万もの合成モーションを生成し、ロボットを効率的にトレーニングすることの重要性を強調しました。

Mega ブループリントは、Accenture や KION といったリーダー企業が倉庫自動化に採用しているロボット フリートの大規模なシミュレーションを可能にします。

Streamline Data Collection With NVIDIA Isaac GR00T

NVIDIA Project DIGITS 

世界中の AI 研究者、データ サイエンティスト、学生に NVIDIA Grace Blackwell プラットフォームのパワーへのアクセスを提供するパーソナル AI スーパーコンピューター NVIDIA Project DIGITS が発表されました。

Project DIGITS には、新しい NVIDIA GB10 Grace Blackwell スーパーチップが搭載されており、大規模な AI モデルのプロトタイピング、微調整、実行にペタフロップスの AI コンピューティング パフォーマンスを提供します。Project DIGITS を使用すると、ユーザーは独自のデスクトップ システムを使用してモデルの推論を開発および実行し、その後、高速化されたクラウドまたはデータ センター インフラストラクチャにモデルをシームレスに展開できます。

フアン氏は、「すべてのソフトウェア エンジニア、すべてのエンジニア、すべてのクリエイティブ アーティスト、つまり、今日コンピューターをツールとして使用しているすべての人が、AI スーパーコンピューターを必要とするようになるでしょう」と述べ、GB10 Grace Blackwell Superchip を搭載した Project DIGITS が、NVIDIA の最小かつ最もパワフルな AI スーパーコンピューターであることをは明らかにしました。

ペタフロップスの電力効率に優れた AI パフォーマンスを提供するGB10スーパーチップ

GB10 スーパーチップは、NVIDIA Grace Blackwell アーキテクチャに基づくシステムオンチップ (SoC) であり、FP4 精度で最大 1 ペタフロップスの AI パフォーマンスを提供します。

GB10は、最新世代の CUDA® コアと第 5 世代Tensor コアを搭載したNVIDIA Blackwell GPU を搭載し、NVLink® -C2Cチップ間相互接続を介して、Arm アーキテクチャで構築された 20 個の電力効率に優れたコアを含む高性能 NVIDIA Grace™ CPU に接続されています。Arm ベースの SoC 設計の市場リーダーである MediaTek は、GB10 の設計に協力し、クラス最高の電力効率、パフォーマンス、接続性に貢献しました。

GB10 スーパーチップにより、Project DIGITS は標準の電源コンセントのみを使用して強力なパフォーマンスを発揮できます。各 Project DIGITS には、128 GB の統合コヒーレント メモリと最大 4 TB の NVMe ストレージが搭載されています。

このスーパーコンピューターにより、開発者は最大 2,000 億パラメータの大規模言語モデルを実行することがでます。さらに、NVIDIA ConnectX ®ネットワーキングを使用することで、2 台の Project DIGITS AI スーパーコンピューターをリンクし、最大 4,050 億パラメータのモデルを実行できるようになります。

NVIDIA Grace Blackwell をすべての AI 開発者の手元に

Grace Blackwell アーキテクチャにより、企業や研究者は、Linux ベースの NVIDIA DGX OS を実行するローカル Project DIGITS システムでモデルのプロトタイプ作成、微調整、テストを行い、その後、NVIDIA DGX Cloud ™、高速クラウド インスタンス、またはデータ センター インフラストラクチャにシームレスに展開できます。

これにより、開発者は Project DIGITS で AI のプロトタイプを作成し、同じ Grace Blackwell アーキテクチャとNVIDIA AI Enterpriseソフトウェア プラットフォームを使用して、クラウドまたはデータ センター インフラストラクチャ上で拡張できるようになります。

Project DIGITS ユーザーは、NVIDIA NGC カタログおよび NVIDIA 開発者ポータルで入手可能なソフトウェア開発キット、オーケストレーション ツール、フレームワーク、モデルなど、実験およびプロトタイピング用の広範な NVIDIA AI ソフトウェア ライブラリにアクセスできます。開発者は、NVIDIA NeMo ™ フレームワークを使用してモデルを微調整し、 NVIDIA RAPIDS ™ ライブラリを使用してデータ サイエンスを加速し、PyTorch、Python、Jupyter ノートブックなどの一般的なフレームワークを実行できます。

エージェント AI アプリケーションを構築する場合には、 NVIDIA 開発者プログラムを通じて研究、開発、テストに利用できるNVIDIA BlueprintsとNVIDIA NIM ™ マイクロサービスも利用できます。AI アプリケーションを実験環境から実稼働環境に移行する準備ができたら、NVIDIA AI Enterprise ライセンスによって、エンタープライズ グレードのセキュリティ、サポート、NVIDIA AI ソフトウェアの製品リリースが提供されます。 

提供開始時期

Project DIGITS は、NVIDIA および主要パートナーから 5 月に提供開始予定で、価格は 3,000 ドルからとなります。

詳細はこちらから

さいごに

フアン氏は「素晴らしい年でした」と述べ、NVIDIA の大きな成果である Blackwell システム、フィジカル AI 基盤モデル、そしてエージェント型 AI とロボティクスにおける数々のブレイスルーを強調し、最後に「皆様のパートナーシップに感謝します」と基調講演を締めくくりました。

講演全体を見たい方は以下の動画をご覧ください。

NVIDIA CEO Jensen Huang Keynote at CES 2025

CES 2025: AI Advancing at ‘Incredible Pace,’ NVIDIA CEO Says

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