Metal Donut によるUnreal Engine 5 用の無料デカールツール『Decal Champ』の紹介です。
無料デカールツール『Decal Champ』
『Decal Champ』は、Unreal Engine 5 用の無料デカールジェネレーターで、テクスチャ入力から見栄えが良く、パフォーマンスの高いデカールを作成するためツールです。
このツールにはいくつかのデカール テンプレート (プロファイル) が付属しており、数枚のテクスチャマップを使用するだけで、ほぼすべてのタイプのデカールを作成できるよう、柔軟に設計されています。
■主な特徴
- 完全無料!
- 基本および高度な(プロシージャル)デカール機能
- 非常にシンプルな使い勝手(単一のブループリントを使用)
- 必要とするテクスチャマップはごくわずか(AlbedoとNormalマップだけ)
- パフォーマンス重視 – シンプルなデカールには低コストのマテリアルを使用。
- 使い始めに役立つプロファイルがあらかじめ用意されています(水たまり(Puddles)、レンガパッチ(Brick Patches)、ひび割れ(Cracks)、血液(Blood)、汚泥(Sludge)、汚れ(Dirt)、染み(Stain)など)。
- 完全な拡張性 – 必要に応じてテクスチャマップを追加可能、ランタイムコマンドも追加可能(時間経過によるフェードなど)
さらに最新のv1.2では、Emissiveの追加、TriplanarとParallax Occlusion Mapping用のAdvanced Decal Blueprintsの追加、メモリとファイルのクリーンアップを改善するための最適化などが行われて、より多機能になりました。
チュートリアル
このツールは無料であり、公式サポートはありませんが、Decal Champの使い方を説明する動画が公開されています。
基本的な使用方法
この動画では、Decal Champの使用方法と様々な設定を説明しています。
独自のデカールを作成
この動画では、独自のデカール作成方法を説明しています。デカールは、プロファイルに保存することで、将来使用する際に簡単に読み込むことができます。
ランタイム時にデカールを変更
この動画では、ランタイム時にデカールを変更する方法を説明しています。Decal Champはマテリアルのダイナミックインスタンスを使用するため、ランタイムでパラメータを変更することができます。
ダウンロード
Decal Champ v1.2は Unreal Engine 5.1 以上で利用することができます。また、Unreal Engine 5.0 で動作するv1.1もダウンロード可能です。
また、機会があれば紹介したいと思いますが、Metal Donutは無料のエンジン内テクスチャペイントツール『Texture Paint Champ for UE5』も作成しています。
コメント