2024年8月22日(現地時間)- オープンソースのゲームエンジン PlayCanvas Engine 2.0 がリリースされました。
PlayCanvas について
PlayCanvasは、オープンソースのJavaScriptゲームエンジンで構築されたインタラクティブなWebコンテンツのビジュアル開発プラットフォームです。
使用するツールも構築するWebアプリも、いずれもHTML5によって動作します。プラットフォームはWeb上にホストされているため、何もインストールする必要なく、サポートされているWebブラウザを実行するどんなデバイスからでも作業にアクセスできます。
また、PlayCanvas は、ワンクリックで WebGL アプリケーションのホスティングが可能です。自分の Web サーバーでホストできるように、プロジェクト全体をすぐにダウンロードすることも可能です。
■エンジンについて
このゲームエンジンはHTML5とWebGLを使用し、モバイルやデスクトップのブラウザでゲームやその他のインタラクティブな3Dコンテンツを実行できます。PlayCanvas はフル機能を備えたゲームエンジンで、以下の機能を備えています。
- グラフィックス:WebGL2 と WebGPU 上に構築された高度な 2D + 3D グラフィックス エンジン。
- アニメーション:キャラクターや任意のシーンプロパティに対する強力な状態ベースのアニメーション。
- 物理:3D 剛体物理エンジンammo.jsとの完全な統合。
- 入力:マウス、キーボード、タッチ、ゲームパッド、VR コントローラー API。
- サウンド:Web Audio API 上に構築された 3D 位置サウンド。
- アセット:glTF 2.0、Draco、Basis圧縮に基づいて構築された非同期ストリーミング システム。
- スクリプト:Typescript または JavaScript でゲームの動作を記述します。
■エディタについて
PlayCanvasエディターは、シーン、アプリケーション、ゲームを素早く構築できるビジュアルエディターです。エディターを使ってプロジェクトのアセットを管理し、インタラクティブ要素を追加し、チームとのコミュニケーションや作業を行うことができます。エディターはリアルタイムで協同作業が可能で、チームの作業による変更を即座に確認、アプリケーションをすべてのデバイスで即時に作成し、テストすることができます。
PlayCanvas Engine 2.0 がリリース
不要なコードの削除
1.0.0以来、数え切れないほどのパッチリリースとともに73のマイナーバージョンが行われましたが、その過程でエンジンはかなりの量の 「不要なもの(cruft)」 が蓄積し、コードベースの一部がエンジンの機能向上の妨げになるところまで来ていました。そこで、このリリースでは大規模な大掃除が行われました。以下は削除されたもののハイライトです。
WebGL 1のサポート:WebGL 1をサポートし、WebGL 2をサポートしないデバイスは2%未満で、この数字は小さくなる一方です。そして、WebGL 1をサポートすることで、WebGPUをサポートするために必要な基盤を構築することが非常に難しくなっていました。
Scripts 1.0 のサポート:一番最初の ScriptComponent の実装は、2016 年の Scripts 2.0 の導入とともに非推奨となりました。非推奨となってから8年が経ちました。現在は、新しいESMベースのスクリプトシステムを提供することに集中しています。
AudioSourceComponent:AudioSourceComponentは何年も前から非推奨となっていたので、そろそろ役目を終える時が来ました。
他にも、いくつかのパブリックAPIシンボルがあります。すべての変更の確認はこちらから
これにより、将来に向けてよりクリーンでタイトなコードベースが完成したとのことです。。
プロジェクトの更新について
この度のリリースは、NPMからエンジンを取り込んでいる「Engine-only」ユーザーに関連するものです。これらの開発者は、好きなタイミングで2.0.0にアップグレードして試すことができます。大半のプロジェクトは修正なしでアップデートされます。
Editorユーザーは数週間以内にEngine 2.0.0にアクセスできるようになる予定です。その時点で、2.0.0への移行は既存のプロジェクトにオプトインされます。新しいプロジェクトは自動的に2.0.0を使用することになります。
また、開発者が移行するため、Engine 2が利用可能になってから少なくとも1年間、Engine 1.xの最終リリースがエディターでサポート予定です。
エディターユーザー向けの移行に関する詳細情報は、今後数週間のうちに公開される予定です。
新機能
2.0.0リリースは、単に変更を加えるだけでなく、新しいEngineのサンプルで新機能が紹介されています。

次のリンクからチェックしてみてください。
- カスタムシェーダー: クロスハッチング
- カスタムシェーダー: スキニングとインスタンス化で使用
- スクリーンスペースアンビエントオクルージョン
- ハードウェアインスタンス化
- glTF ハードウェアインスタンス化拡張
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
サポートされているブラウザの確認はこちらから
PlayCanvasは、無料で全機能へのアクセス、無制限の公開プロジェクト、無料アプリホスティングが可能ですが、追加のストレージ、プライベートプロジェクト、チーム管理の機能を備えた有料プランも用意されています。価格と機能は以下の通りです。

コードにはこちらからアクセスできます。(github / NPM)

























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