Apple、Apple Vision Pro の日本を含む新しい国での発売と visionOS 2 のプレビューを発表

PC関連

2024年6月10日(現地時間)- Apple は、Apple Vision Pro の日本を含む新しい国での発売とvisionOS 2 のプレビューを公開しました。

Apple Vision Pro が米国外で発売

Apple Vision Proが、6月28日(日本時間)より新しい国と地域で販売開始されることが発表されました。

Apple Vision Proは、、直感的な空間ユーザーインターフェイスと、ユーザーが自分の目や手、声で操作できる入力操作システムを備えvisionOSを搭載しています。visionOSは、iOS、iPadOS、macOSでの数十年にわたる技術とデザインのイノベーションを基盤とし、Appleのハードウェア、ソフトウェア、サービスのエコシステムとシームレスに連係して、ユーザーのお気に入りのApple製デバイス間で楽しい体験を実現します。詳細は以下の記事をご覧ください。

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今年の秋に無料のソフトウェアアップデートとして提供される visionOS 2 によりすべてのApple Vision Proユーザーはさらに多くの機能を使えるようになります。

価格について

Apple Vision Proは、日本、中国本土、香港、シンガポール、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国、米国のすべてのApple Store直営店とオンラインのApple Storeで599,800円(税込)からの価格で購入できます。ストレージ容量は、256GB、512GB、1TBのから選択することができます。

予約と発売時期

日本、中国本土、香港、シンガポールでは、6月14日(金)午前10時(日本時間)からApple Vision Proの予約注文の受付が開始され、6月28日(金)(日本時間)から販売が開始されます。

visionOS 2 プレビュー

メジャーアップデートである visionOS 2 には、お気に入りの写真を空間写真にする新しい方法、visionOSを操作するための新しいジェスチャー、Mac仮想ディスプレイ、トラベルモード、ゲストユーザーなどの新機能が追加されています。

空間メモリーを作成して追体験

visionOS 2では、ユーザーは写真アプリで空間写真をライブラリから直接作成して、過去の思い出を蘇らせることができるようになりました。

visionOSは、機械学習を活用して、2D画像をVision Proで真に生き生きと映し出される美しい空間写真に変換します。ユーザーは、空間写真を大切な人々と共有してVision Proで見たり、写真アプリでSharePlayを使って、それぞれの空間Personaで全員が同じ物理的空間にいるように感じながら、パノラマや空間ビデオなどを楽しむことができます。

また、写真アプリは、再設計され、ライブラリを整理し、写真や注目の空間写真をすばやく簡単に見つけられるようになっています。写真ライブラリ内のビデオは、簡単にトリミングでき、最適なスケールで実行できます。

Apple Vision ProとiPhone 15 Proでは空間ビデオを撮影することができます。年内にCanonは人気のEOS R7デジタルカメラ向けにまったく新しい空間レンズを提供し、難しい光の条件下でも美しい空間ビデオを撮影できるようになります。

また、Final Cut Proのアップデートにより、クリエイターはMacで空間ビデオを編集して、イマーシブなタイトルとエフェクトをプロジェクトに追加できるようになります。Vision Proのために設計されたVimeoアプリを使えば、ユーザーは空間ビデオをアップロードして共有し、ほかの人が見つけて楽しめるようにすることができます。

新しい手のジェスチャーと生産性を高める機能

■新しい手のジェスチャー

visionOSは、ユーザーが自分の目と手、声だけでコントロールする、空間インターフェイスを導入しました。visionOS 2では、ホームビューやコントロールセンターなどのよく使う機能にアクセスできる新しい手のジェスチャーにより、ユーザーはよりすばやく、より簡単にApple Vision Proを操作して主要な機能を使うことができます。新しいジェスチャーにより、ユーザーは現在の時刻やバッテリー残量などの重要な情報を一目で確認でき、音量の調節などのアクションを実行できます。

■生産性を高めるツール

年内には、Mac仮想ディスプレイの解像度がより高く、サイズがより大きくなり、横に並べた2台の4Kモニターに相当するウルトラワイドディスプレイが実現します。完璧なワークスペースを作るために、visionOS 2にはマウスへの対応も加わり、より多くのワークフローのオプションを利用できます。

また、ユーザーが環境やアプリで完全にイマーシブな状態の時でも、Vision Proにユーザーの物理的なMagic Keyboardが表示されるようになります。

■その他

他にもvisionOS 2では、主要なApple Vision Proの体験が強化されています。

  • 対応するiPhoneおよびiPadアプリを含め、ユーザーがアプリを並べ替えて好きな場所に配置することによって、ホームビューをパーソナライズできるようになります。
  • トラベルモードに電車への対応が加わり、旅行者は外出先でもお気に入りのアプリを体験することができ、ボラボラなどの環境に設定して物理的な周囲の環境を一変させることもできます。
  • ユーザーがVision Proを共有したい場合は、家族や同僚をゲストユーザーとして追加でき、ゲストユーザーの目と手のデータは30日間保存されます。

開発者向けツール

デベロッパはすでに幅広いカテゴリにわたって、空間コンピューティングの独自の機能を活用する驚異的なアプリ体験をApple Vision Proのために構築してきました。visionOS 2には、よりボリュメトリックで、新しい共有可能な体験を導入するアプリやゲームの作成をより簡単にすることで、デベロッパがアプリをさらに進化させるために役立つ、新しいAPIとフレームワークが組み込まれています。さらに、HealthKitもVision Proで利用できるようになり、visionOSの無限のキャンバスを最大限に活かした革新的なヘルスケアとフィットネスの体験を生み出す新しい方法が可能になりました。

TabletopKitなどの新しいツールにより、デベロッパは、ボードゲームや製作用のワークステーションなど、テーブルを囲んだ共有や共同作業のアプリの体験をすばやく構築できるようになりました。GRL Gamesは、TabletopKitを使ってHaunted Chessを作成しました。。この殺人ミステリーボードゲームでは、プレイヤーは3Dのチェスの駒とホログラフィックカードを使ってミステリーを解決します。これらのアプリは空間Personaと素晴らしく連係し、これまで不可能だった共有体験を作り出します。

エンタープライズのデベロッパはすでに、トレーニングやシミュレーションからプロジェクトの設計や管理まで、あらゆることのために世界トップクラスのvisionOSアプリを構築しています。visionOS 2の新しいツールにより、デベロッパはヘルスケア、製造、航空宇宙、自動車などの業界向けに機能を拡大できます。Scandit AG、TeamViewerなどのデベロッパは、Barcode ScanningやObject Trackingなどの新しいAPIを使って、組織の日常業務をさらに改善できるようにしています。

クリエイター向けツール

Apple Immersive Videoは、180度の視野角と空間オーディオを備えた3Dの8Kビデオを活用して視聴者にアクションの真っ只中にいるかのような感覚を与える、ストーリーを表現するためのフォーマットです。Apple TVアプリでは、Apple TV+の「Adventure」や「アリシア・キーズ:リハーサル・ルーム」など、増え続けるApple Immersiveの映画とシリーズを視聴することが可能です。

年内には、Apple Immersive Videoに対応するために、Blackmagic Designが史上初の一般向けカメラシステムを発売し、ポストプロダクションソフトウェアのDaVinci Resolve Studioのアップデートを公開する予定です。これにより、イマーシブなストーリーを表現するためのフォーマットでストーリーを作るためのツールが世界中のプロの映画制作者に提供されます。

その他

  • Safariでは、ユーザーは環境の中で、YouTube、Netflix、Amazonなどの人気サイトのものを含むビデオを視聴できます。ウェブページをスクロールする際に、ユーザーがパノラマ写真をタップすると、画像がユーザーを取り囲み、イマーシブな体験が得られます。ユーザーがマルチタスクを行っている間に、Siriにウェブページのコンテンツを読み上げてもらうこともできます。
  • Apple TVアプリでは、Apple Vision Proがマルチビューに対応し、究極のスポーツ観戦体験が実現します。年内には、ファンの方たちは最大5本のストリームを同時に視聴できるようになるので、お気に入りのスポーツとチームをすべて観ることができます。
  • ユーザーが落ち着きと集中を得られるように、マインドフルネスアプリには、ユーザーの呼吸パターンに反応するダイナミックな視覚的アニメーションとサウンドを提供する、「呼吸に合わせる」と呼ばれる新機能が加わります。
  • システム全体のライブキャプションは、聴覚に障がいのあるユーザーを含むあらゆる人が、対面での会話やアプリのオーディオにおいて話された言葉を目で追って理解するのに役立ちます。(英語(米国)で利用可能になります)
  • ユーザーは、iPhone、iPad、MacのAirPlayを使って、Vision Proでコンテンツを見ることができます。

visionOS 2 プレビュー のより詳しい情報はこちらから

提供について

visionOS 2のデベロッパ向けプレビューはこちらからApple Developer Programのメンバーに提供されます。

visionOS 2の正式版は、今秋に提供予定となっています。


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