Premiere Pro 2024年2月アップデート(24.2)の新機能をチェック!「スピーチを強調」機能が追加

CGソフト

Adobe Premiere Pro 2024年2月アップデート(バージョン24.2)の新機能の紹介です。このアップデートは投稿時点では利用できませんのでご注意ください。

2024年2月アップデートの注意

AdobeのFrancis-Crossman氏によると、

Premiere Pro、After Effects、およびMedia Encoder バージョン24.2において、一部のユーザーに影響を及ぼす問題が確認されてるようです。CUDAをサポートする一部のNVIDIA GPUを搭載したWindowsシステムにおいて、起動時にクラッシュしたり、CUDAのGPUアクセラレーションを有効にできないユーザーがいるとのことです。

この問題はAdobeのコードベースにあると考えられるため、NVIDIA GPUドライバのアップデートでは解決しないと考えられています。このクラッシュの原因を追跡している間、Premiere Pro、Media Encoder、After Effectsの24.2リリースはCreative Cloud Desktopアプリケーションから削除され、この問題が修正され次第、24.2.1パッチがリリースされる予定です。

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新機能ハイライト

このアップデートには、AI を活用したスピーチを強調機能が搭載されました。その他にも、共同作業関連の更新、ソーシャルメディアへの直接公開、Sony BURANO のサポート、プロキシへの改善点などが含まれています。

スピーチを強調

「スピーチを強調」機能を使用すると、AI を使用してノイズを除去し、ダイアログの品質を向上させ、プロフェッショナルなスタジオで録音されたかのように聞こえるようにすることができます。

エッセンシャルサウンドパネルを開き、「強調」を選択して分析を開始することができます。エッセンシャルサウンドパネルに進行状況バーが表示され、選択したオーディオクリップの強調にかかる推定時間が表示されます。このタスクはバックグラウンドで実行されるので、スピーチを強調している間も編集ワークフローを続行できます。

TikTok へ直接書き出し

品質やランキングを損なうことなく、投稿とドラフトを作成し、キャプション、ハッシュタグ、キーワードを追加して、TikTok に直接書き出しできるようになりました。

要素を削除し、解像度より形式に重点を置くようにプリセットオプションを改良することで、以下のプロキシを作成ダイアログが効率化されています。

プロキシ作成の効率化

新しいフレームサイズの選択と更新されたプロキシプリセットによって、元のフレームサイズの半分または 4 分の 1 のプロキシを簡単に作成できるようになりました。

要素を削除し、解像度より形式に重点を置くようにプリセットオプションを改良することで、以下のプリセットのプロキシを作成ダイアログが効率化されています。

  • H264.mp4
  • H264.mov
  • ProRes
  • Cineform
  • DNxHR VR Monoscopic
  • DNxHR VR Stereoscopic
  • 最大限の柔軟性を実現するカスタムオプション

カラーフォントと絵文字の新しいサポート

■カラーフォントのサポート

Adobe Fonts やその他のサードパーティ製フォントの web サイトから鮮やかなカラーフォントをインストールして使用できるようになりました。これらのフォントは通常の機能だけでなく、各文字にカラーのスペクトル、グラフィック要素、テクスチャを提供します。

■Mac で絵文字をサポート

Premiere Pro では、Mac で絵文字を完全にサポートし、編集に絵文字をシームレスに統合できるようになりました。メインの編集メニューを通じて新しい絵文字と記号ピッカーにアクセスし、絵文字をテキストレイヤーに直接挿入できます。

Premiere Pro では、Mac で常にデフォルト絵文字として Apple Emoji Color フォントを使用するフォールバックシステムを使用して、選択したフォントに関係なく、絵文字がうまく表示されるように設計されています。フォールバックシステムを使用すると、Apple Emoji Color フォントは、iPhone を使用されている絵文字フォントとなります。グラフィック環境設定で別のデフォルトの絵文字フォントを定義して、絵文字エクスペリエンスをさらにカスタマイズすることができます。

その他のアップデート

  • 新しい Sony BURANO カメラのサポート:新しく Sony BURANO カメラがサポートされるようになりました。これにより、X-OCN および XAVC-H 形式を読み込んで、最新のカメラテクノロジで作業を開始できます。
  • イトルとキャプションの操作中に、テキストが段落テキストボックス内に収まらない場合は、インジケーターが表示されるようになりました。
  • ポイントテキストを段落テキストにすばやく変換します。
  • MOV コンテナで H264 をエンコードする機能を追加しました。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Premiere Pro 24.2.xは、Windows 10(64 ビット)V20H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降で利用できます。より詳しいシステム要件はこちらから

Premiere Proの単体プランは

  • 年間プラン, (月々払い) — 2,728 円/月(税込)
  • 年間プラン, (一括払い) — 28,776 円/年(税込)
  • 月々プラン — 3,828 円/月(税込)

となります。

また、6,480 /月 (税込)Creative Cloudコンプリートプランの一部としても利用できます。

詳しい価格はこちらから


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