2023年10月5日 – Blender developer ブログで共有されたBlender 4.0 の新機能ノードツールについての記事内容の紹介です。
ノードツール(Node Tools)とは
次期 Blender 4.0(現在ベータ版)では、ノードツールが利用可能になりました。
ノードツールとは、Pythonを使わずにBlenderを拡張したりツールをカスタマイズしたりするための利用しやすい方法で、他のツールと同じように、カスタムショートカットやメニューからアクセスできるツールです。
作成、使用、共有について
新しいノードツールを作成するには、ジオメトリノードエディタを開き、コンテキストをTool(ツール)に切り替えます。ツールは、ノードベースのアセットと対話するための基本的なインターフェイスです。
ここでは、ノードモディファイアで使用可能だったほとんどのジオメトリノードが使用でき、さらにいくつかの新しいツール専用ノードも追加されています。
例えば、以下は選択した面をランダムに削除するツールの例です。
ノードツールは3Dビューポートのメニューからすぐにアクセスでき、そこで実行したり、ショートカットを割り当てて素早く実行することができます。次の動画では、上記で紹介されているノードツールを使用してみました。
ツールは、アセットとしてマークすることで、共有することができます。アセットライブラリのカタログは、ツールをどのメニューに表示するかを決定するために使用されます。カタログ名が既存のメニューと一致する場合、ツールはそのメニューの最後に追加されます。
上の例では、Mesh → Deleteカタログが3Dビューポートのメニューと一致しています。
ツール固有のノード
現在、以下のノードツール専用のノードが実装されています。
- Selection / Set Selection
- Face Set / Set Face Set
- 3D Cursor
既知の制限
Blender 4.0で対応予定:
- オブジェクト情報 (Object Info) ノードのサポート。
- 最後の操作パネルのアトリビュート検索をサポート。
当面対応予定のない制限:
- アクティブアトリビュートへの読み書き(read/write)をサポート。
- シードベースのランダム化をサポート。
- モーダル操作の実装
ダウンロード
以上で紹介したノードツールは、現在 Blender 4.0 のベータ版で利用できます。
Blender 4.0 ベータ版のダウンロードはこちらから
その他の新機能は次の記事で少し紹介しています。
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