今回のリリースはAdobe Premiere Pro、Adobe After Effects、Frame.ioそれぞれのベータ版となります。ベータ版では、AI搭載の新機能によって時間のかかる作業を自動化し、映像編集者やモーションデザイナーが想像力そのままのスピードでアイデアを具現化することが可能になったほか、ユーザーから要望の多かったワークフローの強化が施され、生産性が向上しています。
Adobe After Effects(ベータ版)では、次世代のAIを搭載したロトスコープ機能により、After Effectsのワークフローが合理化され、オブジェクトの切り抜きをより速く正確に行えるようになりました。また、新しい真の3Dワークスペースにより、映像に3Dモデルを統合することが可能になっています。
3Dワークスペース
Adobe After Effectsに新たに導入された真の3Dワークスペースでは、コンポジションに3Dモデルをネイティブに読み込み、統合された空間上で操作しながら奥行きと深みを加えることが可能になりました。
Frame.io を使用すると、ビデオプロジェクトを確認する必要があるユーザーやフィードバックを提供する必要があるユーザーと動画プロジェクトを共有することができます。 あらゆるデータが一元化され、コメントやレビュアーのメモはすべて、Premiere Pro または After Effects のプロジェクトと連携しているため、レビューと承認を簡単に追跡できます。
膨大な統合の組み合わせによって200以上のカメラシステムをサポートするCamera to Cloudが拡張されます。制作現場からのクラウド接続をFrame.ioとCreative Cloudのユーザーに提供されているこのソリューションに、新たに5つの統合が加わりました。
Atomosの新製品Ninja/Ninja UltraがCamera to Cloudに対応しました。それぞれ、Atomos CONNECTモジュールとの組み合わせにより、撮影チームは高品質の10bit 4K H.265の映像素材をテイクごとにFrame.ioに送出できます。また、Ninja Ultraの場合はProRes RAWとHDプロキシ(Camera to Cloud用)を同時収録できるため、より高度なオンライン・オフラインワークフローを実現できます。
富士フイルムの新しい大判ミラーレス GFX100 II は、対角55mm CMOS II HSセンサー(11,648 x 8,736ピクセル)で102MPのRAW写真と最大10bitの8Kビデオクリップを撮影し、Frame.ioにリモートアップロードすることができます。アップロード機能はFUJIFILM GFX-100 IIにネイティブ統合されているため、Camera to Cloudと接続するためにハードウェアを追加する必要はありません。
Accsoonが発表したSeeMo/SeeMo Proも、新たにCamera to Cloudファミリーに加わりました。どちらも、Atmos、Blackmagic Design、SmallHDの製品と同等の機能を備えたプロ仕様のビデオモニタリングデバイスとしてiPhoneやiPadを使えるようにする、ビデオグラファーからジャーナリストや報道チームまで活用できる製品です。
HDMI経由でカメラに接続するSeeMoはミラーレスカメラに最適で、HDMIまたはSDI経由のSeeMo Proは、ENGやミッドレンジのシネマカメラに最適です。どちらも、接続したiPhoneやiPadでモニター・録画しながら新しいCamera to Connect接続で軽量なHD H.254ビデオクリップをFrame.ioに直接アップロードすることができます。
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