Substance 3D Sampler 4.2 がリリース!画像からマテリアル変換の新しいAI、新しいAIアップスケール機能の追加など

CGソフト

2023年9月5日(現地時間) –  Adobe は、マテリアルオーサリングソフトウェアの最新アップデートSubstance 3D Sampler 4.2 をリリースしました。このバージョンのコードネームは ” DORAYAKI(どら焼き)” となっています。

新機能ハイライト

このリリースでは、画像からマテリアル変換する新しいAIバージョン、新しいAIアップスケール機能の導入、レイヤーごとの解像度を完全にコントロールできる機能といった新機能があります。

画像からマテリアルの新しいバAIージョン

画像からマテリアル(Image to Material)は、1枚の画像からマテリアルチャンネル(ベースカラー、粗さ、法線、変位、メタリック)を生成することができるAIを使用したフィルターです。

画像からマテリアルのアップデートでは、マテリアル生成とサポートされるマテリアルの範囲が改善されました。現在、すべてのマテリアルタイプで学習され、布、プラスチック、木材などに対してより良い結果を生成することが可能となっています。

また、アップデートされたバージョンには、すべてのチャンネルを正確に生成し、自動的に範囲を調整するために、マテリアルの種類を選択する新しいパラメータがあります。

AIアップスケール

新しいアップスケールレイヤーにより、Samplerはアセット(素材または画像)の解像度を2倍または4倍にすることで、画像の特徴を向上させることができるようになりました。低解像度のテクスチャの品質と詳細レベルを向上させることができ、テクスチャの拡大時にマップ間の特徴の一貫性を維持できます。

アップスケールフィルタは、マテリアルのベースカラー、法線、高さ、粗さ、メタリックチャンネルを強化します。

結果の品質を最大化するためには、このフィルターを元の解像度のデータ(マテリアルとイメージ)に対して、解像度を変更せずに使用する必要があります。

レイヤー解像度

レイヤー解像度の新しいシステムでは、各レイヤーの解像度を完全にコントロールできるようになりました。レイヤーの解像度は、ドキュメントサイズまたは下のレイヤーの解像度を使用できます。

解像度は各レイヤーに表示され、作業がマテリアルの解像度に与える影響を簡単に視覚化できます。
これにより、マテリアルの品質だけでなく、アセットでの作業中のパフォーマンスも向上させることができます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Substance 3D Sampler は、Windows 10 (64bit, version 1909)以降、Mac OS  11 (Big Sur)、Linux CentOS 7.0、Ubuntu 20.04 LTS (Steam only)で利用できます。

より詳しいシステム要件はこちらから

Substance 3D Sampler は、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれており、プランと価格は次のようになっています。

Adobe Substance 3D Texturing プランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、月に最大30の3​​Dアセット(マテリアルのみ)が含まれ、価格は2,398 /月(税込)です。

Adobe Substance 3D Collection プランには、Modeler、Painter、Designer、Sampler、Stagerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット(マテリアル、モデル、およびライト)が含まれ、6,028円/月(税込)です。

チーム向けAdobe Substance 3D Collectionプランには、4つのアプリ、100の3Dアセット、1TBのストレージ、と簡単なライセンス管理が含まれ、12,188円/月(税込)となります。

価格ページへ

また、Steam で2023年末まで無料アップデートが可能なModelerPainterDesignerSamplerStagerの永久ライセンスの購入が可能です。(Substance 3D アセットプラットフォーム(以前の Substance Source)へのアクセス権限は含まれていません。)価格はそれぞれ16,500円です。


Substance 3D Sampler ウェブサイトへ

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