2023年8月31日(現地時間) – stable diffusion webui AUTOMATIC1111v1.6.0 がリリースされました。
新機能ハイライト
このリリースでは、SDXL refiner をネイティブサポートしました。他にも新しいサンプラーの追加、UIの改善、多くのSDXLに関連したアップデートなどが行われています。
■主な新機能
・SDXL refiner をサポート。
SDXLは、Baseモデルと refiner を使用して2段階のプロセスで完全体になるように設計されています。(詳細はこちらをご覧ください。)v1.6では refinerがA1111でネイティブサポートされました。
この初期のrefinerサポートでは、2 つの設定:Refiner checkpoint
とRefiner switch at
があります。1つ目はモデルを指定、2つ目は比率を選択します。
サンプリング中にステップ数がRefiner switch at
設定で指定された量を超えると、webui は別のモデル ( Refiner checkpoint
) に切り替わります。例えば、20 ステップでサンプリングし、Refiner switch at
= 0.25 の場合、切り替えは 5 サンプリング ステップ後に発生します。
次の画像はrefinerがオフの時と0.2、デフォルトの0.8で切り替えた時の比較となります。
・乱数ジェネレーターのソース設定にNVオプションが追加され、CPU/AMD/MacとNVidiaビデオカードで同じ画像を生成できるように。
・スタイルエディターダイアログを追加。
・hires fix: セカンドパスに別のチェックポイントを使用するオプションが追加。
・複数のロードされたモデルをメモリに保持するオプションが追加。
・新しいサンプラーの追加:Restart, DPM++ 2M SDE Exponential, DPM++ 2M SDE Heun, DPM++ 2M SDE Heun Karras, DPM++ 2M SDE Heun Exponential, DPM++ 3M SDE, DPM++ 3M SDE Karras, DPM++ 3M SDE Exponential が追加されました。
・DDIM、PLMS、UniPCをk-diffusionサンプラーと同じCFGノイズ除去を使用するように修正。
- これらすべてがimg2imgで動作するように。
- プロンプト合成を可能に。
- SDXLで使用可能。
・UIに追加のネットワーク(extra networks)タブを常に表示。
・モデル作成時のRAM使用量を削減。
・SDXLでtextual inversion推論をサポート。
・extra networks UI: SDチェックポイントのメタデータを表示。
・checkpoint merger:メタデータのサポートを追加。
・プロンプトの編集と注意: 数値の後に空白を入れても大丈夫に(例 – [ red : green : 0.5 ])
・VAE:各チェックポイントで独自の VAE を選択できるように ( ユーザーメタデータエディターで )
・VAE:選択したVAEをインフォテキストに追加
・メインUIのオプション:txt2imgとimg2imgに別々の設定を追加、貼り付けられたインフォテキストから値を正しく読み込むようにし、列数の設定が追加
・txt2imgとimg2imgのタブにリサイズハンドルを追加し、生成パラメータと結果のイメージギャラリーに与える水平方向のスペースを変更できるように
・バッチcond/uncondのデフォルトの動作を変更 — デフォルトではオンになっており、UI設定(Optimizatios -> Batch cond/uncond)で無効にできるように
・キュー内の現在位置を表示し、リクエストが到着順に処理されるように
・SDXLモデルに対してのみ-medvramを有効にする --medvram-sdxl
フラグを追加。
・プロンプト編集のタイムラインが、ファーストパスとhires-fixパスで別々の範囲になるように
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